《地下リング・主催者の部屋》
地下リングの大会の開催や対戦カードを決定する主催者の部屋に蒼野楓が押し入ってきた。
何やらマッチメイクについて不満があるようだ。
バン、
楓:何で香理奈だけアメリカで試合が出来るのよ、私も行かせなさいよ。
机を叩きながら訴える楓。
主催者:香理奈はアメリカの主催者から誘われて行ってるからの。仕方あるまい。
あくまでシラを切る主催者に苛立つ楓。
ガチャン、
そこに誰かが入ってきた。
《数時間前、神戸市内のホテル》
香理奈が滞在するホテルにアメリカの地下リングの主催者であるミズティブルーがやって来た。
香理奈:何の用ですか?またアメリカのリングの誘いですか?
ブルー:違うわ、スカウトしようと思ってきたのよ。日本で活躍している蒼野楓は香理奈の目から見てどうかしら?
少し考える香理奈。
香理奈:分からないわね、本人次第じゃないかしら。
香理奈の答えにブルーも少し考えている。
ブルー:OK、分かったわ。それじゃあ楓のファイトを生で見てみたいわ。私は2週間滞在しているから香理奈とのアルティメットバトルで実力を測りたいんだけど、付き合ってくれるかしら?
香理奈:いいわよ、面白そうだわ。
《地下リング主催者の部屋》
部屋に入ったブルーと香理奈。
ブルー:アララ、丁度メンバーが揃っているわね。短刀直入に話していいかしら。そこにいる楓をアメリカに連れて行こうと思うんだけど、どのくらい実力があるのか確かめたいから私がよく知る香理奈とのアルティメットバトルで測りたいんだけど、どうかしら?
楓:勿論受けるわ。私の実力を証明して見せるわ。
ブルーの提案を歓迎する楓。
ブルー:試合は2週間後、しっかり調整しなさい。良かったらそのままアメリカに一緒に帰って試合に出て貰うわ。
楓:分かったわ。香理奈を踏み台にしてアメリカに行ってやるわ。
香理奈:何よ、その物言いわ。私があんたのテストに付き合ってあげるんだから感謝しなさい。
睨み合う両者。
地下リングの2強とも言える香理奈と楓がアルティメットバトルでぶつかり合う。
《試合当日》
会場には香理奈と楓のアルティメットバトルとあってワンマッチでも大勢の観客が場内を早くも盛り上げている。
楓は第5代アルティメットバトル女王であるが、楓のアメリカ挑戦を賭けたチャレンジマッチという事でノンタイトルマッチとなっている。
試合前にこの試合が組まれる経緯をオーロラビジョンで流されると俄然盛り上がる場内。
香理奈も楓もこの試合に向けて相当体を鍛え上げてきた様で、場内中央に鎮座する漆黒の鉄格子のリングで激しい戦いが予想される。
『赤コーナー 165cm 80-58-88 香理奈~』
先に登場してきたのは香理奈でブルーのネイルをして金髪を靡かせて登場してきた。
『青コーナー 169cm 82-58-86 蒼野楓~』
楓はブルーのネイルに黒髪で出てきた。
両者は漆黒の鉄格子の檻に入ると睨み合っている。
2週間の準備期間でコンディションが万全の香理奈と楓は気合充分だ。
現在32歳とピークを迎えている香理奈に対して新進気鋭の23歳の楓の対決。
香理奈は地下リングの世代交代を狙う楓を生意気に感じている様で、叩き潰してやろうと考えているが、楓も宣言通り香理奈を踏み台にして地下リングナンバー1の座を狙っている。
『カーン』
両者の思惑が入り乱れる中、ゴングが鳴った。
香理奈はパワーで捩じ伏せて先輩としての威厳を示そうと力比べを誘うと楓も逆に力で香理奈を組み伏せてやろうと応じるとガッチリと組み合っていく両者。
共にブルーのネイルをした指を絡み合わせて押し合う楓と香理奈。
するとリング中央で力が拮抗して全く動かない。
早くも白熱した力比べに盛り上がる場内。
香理奈:フルパワーの私と張り合うなんてやるじゃない。
楓:いつまでも自分が上だと思ってるんじゃないわよ。
上から目線で挑発する香理奈に対して堂々と言い返す楓。
渾身の力を込めて押し合う両者は脚を震わせて体勢が崩れそうになるが、ここは香理奈が意地を見せて楓を押し込んでいく。
香理奈は楓の背中を鉄格子に押し付けていく。
香理奈:ハアハア、どうかしら私のパワーは。
楓:息が上がってるんじゃない。
パワーを誇示する香理奈に対して楓は力比べで香理奈がパワーを使い過ぎたのを冷静に読み取って足元を刈って倒していった。
バランスを崩して仰向けに倒れる香理奈の上に乗る楓。
楓は香理奈の顔面に拳を振り落とそうとするが、香理奈も防ごうと楓の手を抑えていく。
振り払おうとする楓だが、必死にしがみつく香理奈。
動きがなくなっていくが、レフリーもいないので、そのままもつれ合う香理奈と楓。
すると徐々に下になっている香理奈のスタミナが切れてきたのか楓の手を離してしまった。
楓は両手がフリーになると香理奈の顔面をコンパクトな振りで殴っていく。
バシ、バシィ、
楓のパンチに顔を歪ませる香理奈だが、すぐに下からバランスを崩して楓を自らの体の上からはね除けた。
素早く起き上がる香理奈と楓。
互いにKー1ビューティーマックスで優勝した経験を持っているとあって自然とファイティングポーズをとった。
楓は空手を長く習っているが、香理奈も護身用にキックボクシングをしているので、白熱した打撃戦になりそうだ。
構えをとって慎重に間合いを測る楓と香理奈。
香理奈が細かくジャブを打ってタイミングを計っているのに対して楓は静かにガードを固めながら一撃を放つ準備をしている。
互いに強力な打撃を持つだけにじっくりと相手の出方を伺っている。
バシ、バシ、
一瞬距離が詰まると呼応してパンチを打ち合う香理奈と楓だが、再び距離をとった。
緊張感が場内を包むと観客は固唾を飲んで試合を見守っている。
楓は徐々に香理奈のリズムを掴んできたのかミドルキックを香理奈のボディーに打っていった。
バシィ、
耐える香理奈だが、表情は歪んでいる。
楓はもう一発打とうとするが、先に香理奈がミドルキックを打っていった。
バシィ、
香理奈の強力なミドルキックに苦悶の表情を浮かべる楓。
互いに強烈なミドルキックを打ち合ってこれが合図になったのか一気にオープンな打ち合いになっていく。
バシ、バシィ、バキィ、バキ、
パンチやキックを打ち合うとヒートアップする場内。
楓が香理奈の顔面に鋭いパンチを打っていくと香理奈もハイキックを楓の側頭部にヒットさせていく。
頭部への強打にふらつく香理奈と楓。
しかし、互いに得意な打撃で負けるわけにはいかないと体に鞭を打って前に出る両者。
バシ、バシィ、バシ、
顔面狙いでパンチを打っていく楓と香理奈。
楓は口唇を切っているが、香理奈も頬を紅潮させている。
自分が倒れる前に相手を倒そうと打撃を打つ両者。
楓は香理奈の側頭部にハイキックを打っていくが、これは避ける香理奈。
すると香理奈はカウンターのパンチを楓の顔面に打っていく。
バキィ、
鈍い音がすると楓はふらついている。
香理奈は狙いを定めるとハイキックで楓の側頭部を強打していった。
バキィ、
よろめきながら倒れる楓。
香理奈は勝ち誇って楓の顔面を踏みつけた。
香理奈:フン、あんたなんてこんなもんよ。最近タイトル獲ってるからって調子に乗るんじゃないわよ。
しかし、楓は香理奈の足を頭からはね除けた。
頭を抱えながらも立ち上がる楓。
楓:余裕かましてるんじゃ無いわよ、まだ終わって無いわよ。
香理奈:何時でも倒せるから盛り上げる為に待ってあげてるのよ。
香理奈は起き上がってきた楓の髪の毛を掴むと鉄格子に投げつけていった。
ガン、
背中から鉄格子にぶつけられた楓。
香理奈は助走をとると飛び蹴りで楓の顔面を狙っていくが、楓が避けると香理奈は自爆して右脚を鉄格子にぶつけてしまった。
ガン、
痛がる香理奈。
楓はそれを見て自らもまだ苦しいものの香理奈に組み付いていく。
香理奈も起き上がって応戦していくが、右脚の踏ん張りが効かず、押し倒されてしまった。
上にのしかかる楓だが、マウントポジションは取らせまいと抵抗する香理奈。
もつれ合う楓と香理奈。
楓は馬乗りにはなれなかったが体勢を敢えて入れ替えると香理奈の右脚を掴んでいった。
楓は香理奈の右脚を掴んだまま起き上がるとそのまま極めていく。
香理奈:ああぁぁ、
鉄格子にぶつけた右脚を極められて悶絶する香理奈。
楓:調子に乗って油断するからよ。武道は油断大敵なのを教えてあげるわ。
香理奈の右脚を力強く極めていく楓。
香理奈はあまりの激痛に泣きそうな表情になっているが、逃れる術が無い。
鉄板の上に這いつくばる香理奈は極められている右脚を震わせて悶えている。
楓:ギブアップしないと右脚が使い物にならなくなっちゃうわよ。あっ、アルティメットバトルはギブアップはないんだっけ。
香理奈:あああぁぁ、
年下の楓だが、冷酷にも香理奈の右脚を痛めつけると香理奈は涙を流しながら絶叫している。
楓:泣いてるの?情けないわね。
香理奈:ああぁ~~、ヤメテ~、
煽る楓だが、香理奈は余裕が無くなって泣き叫んでいる。
楓は勝負を決めようと一旦解放すると起き上がった。
解放された香理奈は尚も激痛に倒れたままだ。
楓:いつまで寝てるのよ、情けないわね。
楓は香理奈の髪の毛を掴んで無理矢理起き上がらせた。
必死にファイティングポーズをとる香理奈。
楓も応じると再び打撃戦になっていく。
香理奈は楓の顔面を狙っていくが、楓は堅実に香理奈の太ももにキックを打っていく。
バシ、バシィ、バシ、
香理奈の弱点の右脚と左脚を交互に打っていく楓。
香理奈は楓のローキックを受けて苦悶の表情を浮かべている。
バシィ、
香理奈:んん~、
右脚に加えて右脚を庇っていた左脚も打たれて立てなくなった香理奈は座り込んでしまった。
楓:普段はキックボクシングのスタイルで戦わされているけど、本来は空手なのよ。今日は見せてあげるわ。
楓は重心を低くして空手のポーズをとると香理奈の鳩尾に重たいパンチを打っていった。
ドス、
香理奈:うっ、
胸を押さえて呼吸が止まりそうになる香理奈。
楓は脚が動かない香理奈の髪の毛を掴んで逃げられない様にすると更にもう一発狙い澄ましたパンチを鳩尾に打っていった。
ドス、
香理奈:んん~、
呻き声と共に白目を剥いて泡を吐いて失神する香理奈。
『カーンカーンカーン』
楓は香理奈の失神した顔を見せつける為に髪の毛を掴んだまま観客に見せつけていく。
『勝者:蒼野楓』
楓は勝者のコールを聞くと香理奈の髪の毛を離すと香理奈は力無く鉄板の上にうつ伏せに倒れた。
楓は力を見せ付けて香理奈の頭を踏みつけてガッツポーズをしてアピールすると試合を見ているブルーに話しかけた。
楓:さあ、香理奈に勝ったわよ。アメリカに連れて行きなさい。
ブルー:ええ、勿論よ。後はこれで罰ゲームも見てみたいわね。
ブルーはそう言うと極太ペ○パンを檻に投げ入れた。
楓は投げ入れられたペ○パンを装着すると香理奈の髪の毛を掴んで跪かせるとペ○スに顔を近づけさせた。
楓:ホラホラ咥えなさい。
楓は強引にペ〇スを香理奈の口の中に入れていく。
香理奈は口の中一杯に頬張らせている。
楓:ホラ、もっといつもみたいに美味しそうに舐めなさいよ。そうしないとこうなるわよ。
香理奈:ああぁぁ~、
楓が座り込んでいる香理奈の右脚を踏みつけると香理奈は悲鳴をあげている。
香理奈はやむなく楓のペ○スを喉の奥まで突っ込むと首を振っていく。
普段はSな香理奈が年下の楓に力で屈服させられてフ○ラをする姿に興奮する観客。
ジュ~、ジュ~、チュッパ、チュッパ、チュッパ、ジュ~、
涙を流しながら極上のフ○ラを見せる香理奈は大量の唾液を滴り落としている。
楓は一段落すると一旦解放して今度はバックで突き始めた。
ズボ、
香理奈:あぁん~~、
楓:凄いわね~、こんな太いのも入るんだ~。
楓が豪快に腰を振っていくと香理奈は鉄格子にしがみつきながら犯さている。
香理奈:あん、あっ、あっ~、脚が、
香理奈は痛めている脚が悲鳴を上げていて崩れそうになっているが、意地で踏ん張っている。
ズボ、ズボ、パァン、パァン、
香理奈:あっ、あっ、あっ、あっ、私がバックで突かれるなんて、
いつもなら騎乗位で男を逝かせまくっている香理奈が責められる屈辱に喘いでいる。
楓:逝っちゃいなさい。試合前は散々デカイ口叩いてたけど、大したこと無かったわね。
楓が力を込めて腰を振ると表情を歪める香理奈。
香理奈の鍛えられた穴といえども無尽蔵のスタミナの極太ペ〇スをガンガン振られては逝かされるしかない。
香理奈:あん、あん、奥まで入って、あ~ん、
体を震わせながら崩れ落ちる香理奈。
香理奈も穴から極太ペ〇スが抜かれるが、穴から白い液体が大量に吐き出している。
楓は崩れ落ちた香理奈の髪の毛を掴んで話しかけた。
楓:いっぱい出しちゃっていやらしいわね。試合前は「私のテストに付き合ってやる」とか言ってたけど、負けた気分はどう?私はこれからアメリカに行くんだけど、帰ってきたら試合してあげようか?私が怖いんならやめとくけど、
挑発する楓。
香理奈:やってやるわよ、1回勝ったくらいで調子に乗るんじゃないわよ。
怒りに奮えながら楓を睨みつける香理奈。
楓は笑みを浮かべると香理奈の顔面をそのまま鉄板に叩きつけて檻から出た。
すると待ち受けていたのはブルーだった。
ブルー:改めて見事な試合だったわ、楓。明日からアメリカに発つわよ。
楓:分かりました。アメリカでも暴れてやるわ。それから帰ったらもう1回香理奈をボコボコにしないとね。
ブルー:期待してるわよ。香理奈もアメリカに連れて行こうと思ったけど、今回は無理そうね。でも、帰ってから楓との試合は楽しみね。私も見に行こうかしら。
その後、翌日言葉通りブルーは楓を連れてアメリカへと飛び立った。