アルティメットバトルベルトその22(能勢あんなVS左藤江梨子)
- 2024/05/04
- 20:26
Kー1ベルトとの二冠女王の能勢あんながアルティメットバトルベルトの初防衛戦に挑む。
対戦相手はレジェンドグラドルの左藤江梨子で久しぶりの地下リング登場となるが、実績は十分だ。
あんなは表舞台から姿を見せなくなってからはトレーニングに専念しており、この試合にもバッチリコンディションを合わせてきた。
『赤コーナー 166cm 能勢あんな~』
あんなは黒髪を靡かせながらゴールドのネイルをして登場してきた。
抜群のプロポーションを披露して観客の声援を浴びている。
『青コーナー 173cm 左藤江梨子~』
江梨子は黒髪ロングヘアーでブルーのネイルをして出てきた。
あんなには無い巨乳をブルンと揺らすと視線を集めている。
両者は華やかに入場してきたが、漆黒の檻の中に入ると緊張感が増している。
『カーン』
ゴングが鳴ると静かに檻の中を旋回するあんなと江梨子。足の裏から鉄板のひんやりとした冷たさが伝わってくる。
緊張感のあるタイトルマッチとなるが、先にあんなが思いきってハイキックを打ってきた。
江梨子はガードして防いでいるが、あんなのハイキックの威力に押し込まれている。
突破口を開いたあんなは続けてパンチを江梨子の顔面に打っていった。
バキィ、
場内に鈍い音が鳴り響くと殴られた江梨子は顔を背けているが、逆に闘志に火が着いたのかあんなの顔にパンチを打ち返していった。
バキッ、
顔を殴られたあんなは険しい表情をしている。
互いに顔を殴られてヒートアップすると打撃戦になっていった。
江梨子とあんなは左右のパンチを繰り出しながら時折キックも織り混ぜて華やかな打撃戦を展開している。
バシィ、バキィ、バキィ、バシィ、
スリリングな打撃戦で両者は頬を紅潮させている。
バキィ
あんな:んん~、
江梨子の拳があんなの顔にめり込むとあんなは思わず顔を抑えている。
江梨子は狙いを定めるとハイキックであんなの側頭部を撃ち抜いた。
バキィ、
立て続けに頭に打撃を喰らったあんなは倒れ込んだ。
江梨子は一気に勝負を決めようとマウントポジションを奪うとあんなの顔にハンマーパンチを浴びせていく。
バキッ、バキィ、
場内に鈍い音が鳴り響くとあんなは苦しそうな表情を浮かべているが、腹筋で下からバランスを崩して逃れると立ち上がろうとしている江梨子の左脚を掴まえると逆に引き倒してそのまま極めていった。
江梨子:んあぁ、
左脚を極められて悶絶する江梨子。
絶体絶命のピンチを切り抜けたあんなは見事に形勢逆転させている。
あんなの逆転勝利かと思われたが、江梨子は右脚であんなを蹴って振り払うと何とか逃れた。
江梨子は左脚を抑えて中々動けない。あんなもすぐに攻撃したいところだが、顔のダメージが大きく一息ついている。
互いに傷を負った2頭の女豹は再び向かい合うとファイティングポーズをとった。
江梨子はあんなの顔に狙いを定めてパンチを打っていくが、あんなも先程極めた江梨子の左脚の太ももにローキックを打っていった。
パァン、
乾いた音が鳴り響くと江梨子はバランスを崩しかけている。
あんなは続けて前蹴りで江梨子のバストに足の裏をスタンプして突き飛ばした。
仰向けに倒れる江梨子。
あんなは馬乗りになると江梨子の顔にパンチを浴びせていく。
バキッ、バキィ、
顔に拳を振り落とされた江梨子は鼻血を吹き出している。
江梨子は下からあんなの腕を掴んでパンチを防ごうとするが、あんなは強引に振り払うとパンチを打ち続けていく。
バキィ、バキッ、
江梨子:んああぁぁ、
顔を殴られ続けて鼻血も酷くなり江梨子は辛くなってきた。
あんなはこのままパンチで江梨子を殴り倒そうと拳に力を込めるが、江梨子が避けると拳を鉄板に叩きつけてしまった。
ガァン、
あんな:ああぁぁ~、
激痛に思わず悲鳴をあげるあんな。
江梨子はこの間に何とか難を逃れた。
右の拳を抱えて痛がるあんな。江梨子も顔を殴られ続けて、左脚もダメージを負っているとあって四つん這いになっている。
あんなが先に立ち上がると起き上がりかけている江梨子を掴まえてブレーンバスターの体勢に入った。
江梨子も投げ返そうとあんなの体を掴み返している。
檻の中央でブレーンバスターの投げ合いになる江梨子とあんな。
ここが勝負所と2頭の女豹は残っている力を全て出し切って勝負を賭けると江梨子の体が宙に浮いた。
踏ん張ろうとする江梨子だが、リフトアップされて悲壮な表情を浮かべている。
あんなは江梨子を高々と持ち上げると勢いよく鉄板に叩きつけていった。
バァァーーン、
鉄板の上でバウンドする程の威力で、叩きつけられた江梨子はぐったりとしている。
場外のレフリーも江梨子の状態を確認しようとするが、あんなが再びマウントポジションを奪ってきた。
江梨子の上に馬乗りになったあんなが拳を江梨子の顔面に振り落としていくと江梨子は抵抗も出来ずに殴られるだけになっている。
バキィ、バキッ、バキィ、
あんなが拳を顔に振り落とす度に江梨子は体を震わせながら顔面崩壊させられていく。
『カーンカーンカーン』
ここで試合続行は危険だと判断したレフリーがゴングを要請して試合を止めた。
『勝者:能勢あんな』
レジェンドグラドルの江梨子を下して初防衛を果たしたあんなは鉄格子の檻の中で喜びを爆発させている。
一方、敗れた江梨子は意識を取り戻したものの顔面を崩壊させられて涙を浮かべていて、担架に乗せられて医務室へと向かった。
江梨子はタオルで顔を覆われており、却って巨乳が強調されていて観客の視線を集めている。
あんなは江梨子を見送ると主催者から受け取ったベルトを腰に巻くと誇らしげにポージングを決めてから控室へと引き揚げると観客から歓声を浴びている。