第3回チーム別対抗戦『神戸美女VS名古屋美女』(藍武紗季VS能勢あんな)
- 2021/10/31
- 10:31
1勝1敗1分の五分で迎えた第4試合はどちらが抜け出すのか大事なカードとなった。
起用されたのは神戸美女が藍武紗季、名古屋美女が能勢あんなとなった。
どちらも勝利して勝ち越した状態で最終戦に繋ぎたいと意気込んでいる。
『赤コーナー 165cm 藍武紗季~』
『青コーナー 166cm 能勢あんな~』
サイズも似通った紗季とあんなはアルティメットバトルの為、共に全裸で出てきた。
長身美女の全裸での登場に場内は盛り上がっている。
鉄格子の檻の中で睨み合うあんなと紗季。
既に表の世界から退いたあんなとしては未だ華やかな世界の住人である紗季に一泡吹かせようと気合いが入っている。
一方の紗季は表ではるかに格下だったあんなに地下リングでも負けるはずは無いと自信を持ってリングに上がっている。
『カーン』
ゴングが鳴るとファイティングポーズをとって構える紗季とあんな。
両者共に先ずは打撃で試合を組み立てようと考えており、時折ジャブやローキックを繰り出している。
バシッ、
あんなが鋭いローキックを紗季の太ももにヒットさせていった。
表情を歪める紗季だが、すぐにあんなの顔面を殴り返してきた。
バキッ、
素手でのパンチを喰らってふらつくあんな。
紗季はもう1発パンチを打っていくが、あんなはガードして防ぐとカウンターのパンチを紗季の顔面に打ち返していった。
バキィ、
紗季も顔を殴られてふらついている。
序盤から激しく頭部への打撃を仕掛けるあんなと紗季。
更にあんなはハイキックで紗季の側頭部を狙っていくが、紗季は避けるとあんながバランスを崩したところでタックルで倒していった。
バァン、
あんなは踏ん張れずに背中を鉄板に叩きつけて仰向けに倒れてしまった。
サイドポジションを奪った紗季はあんなのわき腹に膝蹴りを打ち込んでいく。
ドス、
あんな:ううぅぅ、
鍛えようが無い筋肉が無いところを蹴られて悶絶するあんな。
紗季は動きが止まったあんなからマウントポジションを奪うとハンマーパンチをあんなの顔面に浴びせていく。
バキ、バシッ、バキィ、
懸命にガードを固めるあんなだが、上から浴びせられるパンチを防ぎきれず、顔に拳を受けるとこの度に苦しそうな表情をしている。
既に鼻血を吹き出しているあんなだが、両脚で紗季の体を掴まえると体の上から退かせた。
あんなの脚の力で退かされた紗季はバランスを崩して倒れているとその間にあんなが起き上がってきた。
紗季も立ち上がると両者は向かい合っている。
再びファイティングポーズをとって構えるあんなと紗季。
あんなは巻き返そうとパンチを打って仕掛けるが、紗季はガードして防ぐとカウンターのパンチをあんなの顔面に打ち返していった。
バキッ、
顔を殴られて鼻血を酷くさせるあんなだが、ミドルキックを紗季のボディにヒットさせた。
バシィ、
紗季:うぐぅぅ、
あんなの強烈なミドルキックを喰らって呻き声をあげる紗季。
あんなは距離を詰めると顔面にパンチを打っていった。
バキッ、
鈍い音が場内に響くと紗季も鼻血を吹き出して体を仰け反らせている。
あんなは無防備になった紗季をタックルで押し込んでいくと紗季の背中を鉄格子に押し込んでいった。
ガァン、
紗季は背中に激痛が走ると苦しそうな表情をしている。
あんなは鉄格子際で紗季を崩すと馬乗りになった。
マウントポジションを奪ったあんなはやり返そうと拳を紗季の顔面に打ち込んでいく。
バシィ、バキッ、バキィ、
あんなの拳が紗季の顔面に振り落とされると紗季は後頭部を鉄板にバウンドさせてダメージを負っている。
あんなはこのまま紗季をノックアウトしようとパンチを打っていくが、紗季は何とかあんなの手を掴まえるとパンチを防いでいる。
紗季はこれ以上パンチを顔面に打たれると表での活動にも支障が出るからと振り払おうとするあんなに懸命にすがりついている。
あんなは紗季が手を離さないからと切り替えて体を浮かせると紗季のボディに右膝を押しつけていった。
紗季:ああぁ、ああぁぁ~~、
重力に従ってあんなの体重が紗季のボディにめり込むと紗季は呻き声を上げると口をパクパクとさせている。
内臓が潰される感覚に襲われながら激痛に苦しむ紗季。
バランスを保てなくなったあんなが紗季の上から退いて紗季はようやく解放されるとぐったりと倒れている。
あんなは紗季の髪の毛を掴んで起き上がらせると鉄格子に据え付けると両腕を鉄格子に絡ませて羽交い締めにして体を固定させるとボディにパンチを打ち込んでいく。
ボシュ、ドス、
紗季:ああっ、おええぇ~~、
女優として日々体を鍛えている紗季だが、無防備な体勢でボディにパンチを喰らって情けない顔になっている。
あんなに虐められたボディは青紫色に変色して痛々しい姿になっている。
あんなは紗季の両肩を掴むとボディに膝蹴りを打ち込んでいった。
ボシュュ~、
紗季:おえええぇぇぇ~~~、
紗季は黄色い胃液のような液体を吐き出すと両脚を震わせて立っているのが精一杯になっている。
あんな:チッ、しぶとい女ね。これならどうかしら?
あんなは少し間合いをとって右脚を伸縮させると喧嘩キックを紗季のボディに打ち込んでいった。
あんなの足の裏が紗季のボディに食い込んでいく。
ボシュュ~~、
紗季:あああぁぁ~、、んっ、
あんなの喧嘩キックが炸裂すると紗季は悲痛な叫び声をあげて力無く倒れ込んだ。
再三のあんなの強力な攻撃に耐えてきた紗季だが、遂に耐えきれなくなり、泡を吹いて失神している。
『カーンカーンカーン』
檻の外にいるレフリーは紗季が失神した事を確認するとゴングが鳴らされた。
『勝者:能勢あんな』
勝利したあんなは紗季の顔を踏みつけてアピールしている。
攻撃力の高さを見せたあんなは漆黒の檻の中央に立つと自慢の美脚を高々と振り上げて観客にサービスして場内を盛り上げている。
一方、失神KOとなった紗季は担架に乗せられると医務室へと運ばれた。
あんなは紗季が運ばれたのを見送ると自らは悠々と漆黒の檻から去っていった。
これで名古屋美女は2勝1敗1分と先行して最終戦を迎える事となった。