第1回チーム別対抗戦『女VS男』(香理奈&能勢あんなVS黒服C&黒服E)
- 2021/08/07
- 16:15
2勝2敗で迎えた第1回チーム別対抗戦『女VS男』の第5試合。
まさに最終決戦と呼ぶに相応しい試合に登場するのは香理奈の姉の能勢あんな。表舞台からは退いているが、トレーニングに専念してきており、準備万端だ。
ルールはプロレスタッグマッチで、パートナーは前の試合を戦った4人の中から自由に指名出来る為、あんなは妹の香理奈を選択した。
香理奈は中1試合しかないので、疲労は懸念されるが、エースであり、姉妹という事で気心が知れてるとあり、あんなは香理奈を指名した。
『赤コーナー 185cm100kg 黒服C~&175cm80Kg 黒服E~』
黒服2人組は黒のパンツで出てきた。
黒服Eがパートナーに選んだのは第3試合で青樹愛を力で捩じ伏せた黒服Cで、黒服No.1の実力者だ。
『青コーナー 165cm 香理奈~&166cm 能勢あんな~』
香理奈とあんなは青のビキニで登場してきた。
意外にも初の姉妹タッグとなり、気合いが入る香理奈とあんな。
もう最終試合という事で、他のメンバーもセコンドに入って応援に入っている。
『カーン』
あんなと黒服Cが先発を名乗り出ると試合が始まった。
リングを旋回しながら様子を見合う両者。
あんなとしては香理奈をパートナーに指名したものの中1試合での試合となる為、負担を減らそうと出来るだけ長い時間を戦おうと考えている。
黒服Cは組み合おうとするが、あんなはローキックで距離をとりながら試合を進めようとしている。
それでも黒服Cは強引に掴みかかると青樹愛を撃破した持ち前のパワーで投げようとするが、あんなは膝蹴りを黒服Cのボディに打ち込んでいった。
ボシュ、
黒服C:おうぅぅ、
黒服Cは手痛い一撃を喰らうと踞っている。
先制に成功したあんなは主導権を握ろうと更に黒服Cの側頭部にキックを浴びせていった。
バキッ、
あんなの強烈なキックに黒服Cは目を虚ろにさせてふらついている。
あんなは相手陣に走っていくとコーナーで待っている黒服Eを蹴り飛ばしていった。
ガシャーン、
黒服Eは場外に落ちると勢い余って背中を鉄柵に叩きつけた。
あんなの活躍に場内からは歓声が沸き起こっている。女チームのセコンドも盛り上がっている。
勢いに乗るあんなはロープに走って反動をつけるとドロップキックを浴びせようとするが、黒服Cのラリアットがあんなの胸元に炸裂した。
バシィ、
交通事故のような衝突にあんなは大の字に倒れた。
場内は黒服Cの一撃に静まり返っている。
黒服Cはあんなの髪の毛を掴んで、起き上がらせるとバックドロップの体勢に入った。
あんなもエルボーを打ったりして抵抗するが、黒服Cは力ずくで投げていった。
バターン、
あんなはリングに背中から叩きつけられた。
自陣コーナー側に投げつけられたあんなはぐったりと倒れている。
すると黒服Cは香理奈に手招きをして出てくるようにアピールしている。
黒服C:そいつじゃ俺の相手は無理だ。香理奈、早くお前が出て来い。
香理奈:お姉ちゃんを馬鹿にするんじゃないわよ!
香理奈はそう言うとあんなを気遣う素振りを見せてから体にタッチしてリングに入ってきた。
あんな:(ごめん、香理奈。私が不甲斐ないから出番が早く来てしまったわ。)
交代したあんなはリング下にぐったりと倒れ込んだ。
リング上には香理奈と黒服Cが立っている。
香理奈はあんなと同じようにキックを中心に組み立てようとローキックを打っていく。
バシ、バシ、
香理奈は着実に黒服Cの太ももにローキックをヒットさせてダメージを蓄積させていく。
香理奈の鋭いローキックで中々距離を詰めれない黒服Cは業を煮やしたのかタックルを仕掛けていった。
しかし、待ち構えていた香理奈はキックで迎え撃つと黒服Cの顔面を捉えた。
バキィィ、
顔面に香理奈の強烈なキックがクリーンヒットした黒服Cはバタリと倒れ込んだ。
すると香理奈は姉・あんなの仕返しとばかりにコーナーに立つ黒服Eに指差してアピールしている。
香理奈:こいつはもう使い物にならないわよ。あんた、ずっとそこに立ってないで出てきなさい。
屈辱を浴びせられた黒服Cは這って自陣コーナーに向かうと黒服Eとタッチした。
黒服Eは出てくると香理奈にラリアットを打っていくが、香理奈は身を屈めて避けると背後に回り込んで、バックをとった。
香理奈がバックドロップの体勢に入ると黒服Eは踏ん張ろうとするが、香理奈に投げられてしまった。
バターン、
仰向けに倒れる黒服E。
観客から躍動する香理奈に声援が送られている。
香理奈は更にギロチンドロップを黒服Eの喉元に落としていった。
バシィ。
黒服E:うげぇぇ、
喉元を押さえて苦しむ黒服E。
香理奈は自陣を見るとあんながコーナーに登っているのが見えた。
あんなは香理奈を呼ぶとタッチして交代するや否やフライングボディプレスを放った。
バァーン、
あんなはフライングボディプレスを炸裂させるとそのままフォールに入った。
『ワン、ツー、スリ、、』
黒服Eはギリギリのところで肩を上げて返した。
決まったかと思われただけにあんなは悔しそうな表情を見せている。
あんなは立ち上がって黒服Eの髪の毛を掴んで、起き上がらせるとブレーンバスターの体勢に入った。
男相手に大技を繰り出そうとするあんなだが、黒服Eも踏ん張るとあんなのボディに拳を入れて逃れた。
一旦離れる両者。あんなはボディを気にしているが、黒服Eも先程迄のダメージで膝に手を着いている。
両者は再び向かい合うとあんなはミドルキックを打っていった。
バシィ、
ボディにヒットして黒服Eは表情を歪めているが、すぐにミドルキックを打ち返してきた。
バシィ、
あんな:あうぅぅ、
男の重たいキックを喰らったあんなは呻き声をあげているが、ハイキックで黒服Eの側頭部を狙っていった。
しかし、黒服Eはガードして防ぐとあんなのボディに膝蹴りを打ち込んでいった。
ボシュ、
あんな:うげぇぇ、
ボディを抑えて悶絶するあんな。
黒服Eは崩れ落ちそうになっているあんなを掴まえるとスープレックスで投げていった。
バタン、
背中から叩きつけられて仰向けに倒れるあんな。
すると黒服Eはコーナーに登ると観客にアピールしてからあんなのボディにフットスタンプを打ち込んでいった。
ドス、
あんな:ああああぁぁぁ~~、
あんなも腹筋を入れて備えていたのだが、黒服Eのフットスタンプはそれ以上で、あんなの腹筋を突き破ると断末魔のような悲鳴をあげている。
黒服Eはニヤリとしながらフォールに入った。
『ワン、ツー、』
カウント2で香理奈はカットに入るとあんなを励ましてから自陣に戻った。
黒服Eはあんなを起き上がらせると勝負を決めようとブレーンバスターの体勢に入るが、あんなも"姉の意地"を見せて踏ん張っている。
あんなが粘ると膠着状態が続くが、黒服Eの力が緩むとあんなは隙を突いて黒服Eのボディに膝蹴りを打ち込んでいった。
ボシュ、
あんなの膝蹴りを喰らって、黒服Eは思わずあんなを離してしまった。
するとあんなは右脚を振り上げると踵落としを黒服Eの頭に打っていった。
ガァン、
あんなの渾身の踵落としを喰らった黒服Eは頭を抱えて倒れた。
あんなはダメージが大きく自陣に戻って香理奈とタッチするとほぼ同時に黒服Eも転がりながら自陣に向かうと黒服Cと交代した。
同時に出てくる香理奈と黒服C。
香理奈は走ってドロップキックを浴びせると黒服Cは仰向けに倒れた。
続けて香理奈は助走をつけて黒服Cの頭にスライディングキックを浴びせていった。
バキ、
頭を抱える黒服C。
香理奈はコーナーに登って黒服Cの名前を呼ぶとよろよろと起き上がった黒服Cは香理奈が登るコーナーの方を振り向いた。
すると香理奈はドロップキックを放つが、黒服Cにキャッチされるとリングに叩きつけられてしまった。
バターン、
香理奈:ぐはぁぁ~~、
攻撃に自信を持っていた香理奈としては予想外の切り返しに受け身も取れずに叩きつけられてしまった。
黒服Cは蹴られた頭を気にしながらも香理奈の髪の毛を掴んで、起き上がらせるとパワーボムの体勢に入った。
香理奈は踏ん張る事は出来ずにリフトアップされると黒服Cの物凄い力でリングに叩きつけられた。
バターーン、
ぐったりと倒れる香理奈。
女チームのセコンドもリングを叩きながら必死に呼び掛けるが、香理奈の反応は無い。
黒服Cはフォールに入らずに香理奈の体を起こすとベアバックをかけていった。
2本の太い腕で香理奈のスレンダーボディを締め上げていくと香理奈は抵抗出来ずに体をくの字に折り曲げられている。
香理奈:んあああぁぁぁぁ~~~、
黒服Cの怪力で体を締め上げられて香理奈は悲鳴を上げている。
パワフルな攻撃を見せる黒服C。
しかし、香理奈はつま先で黒服Cの股間を蹴り上げると黒服Cが怯んだ隙に逃れた。
香理奈:ハア、ハア、ハア、
呼吸を荒くさせる香理奈だが、転がりながら自陣に戻るとあんなとタッチした。
あんなも万全とは言い難いが、勢いよくリングに入るとドロップキックを浴びせて黒服Cを倒していった。
黒服Cはまだ股間のダメージがあるのかあっさりと仰向けに倒されてしまった。
あんな:私じゃ、あんたには敵わないけど、時間くらいは稼げるわ。
あんなはそう言うと自らの股間を黒服Cに押し当てながら変形のレッグスリーパーをかけていった。
渾身の力を込めて黒服Cを締め上げるあんな。
黒服Cは顔を美女に股間を押し当てられる官能的な時間となるが、その間にもあんなの鍛え上げられた両脚で締め上げられている。
意識が遠退く黒服Cだが、ようやく両腕の怪力を発揮してあんなのレッグスリーパーを外した。
あんなはもう1度掴まえようとするが、黒服Cは強引に振り払うと立ち上がってラリアットを振り抜くとあんなは倒れ込んだ。
バシィ、
再びラリアットに沈むあんな。
あんな:(たった1発で倒されるなんて、、これが男の力、、)
黒服Cはあんなの体をうつ伏せにさせると逆エビ固めをかけていった。
大柄なパワーファイターながらも関節技も器用に使いこなしている。
体を折り曲げられて苦悶の表情を浮かべるあんな。
黒服C:ハッ、ハッ、ハッ、そろそろギブアップしたらどうなんだ。
あんな:んあぁぁ、でも、こうしてる間にも香理奈が休めるなら・・・
黒服C:ハッ、ハッ、ハッ、それはいい。俺はまだまだ美女と遊べるという訳か。
悲壮な覚悟を決めたあんなに対して、黒服Cは余裕の高笑いを見せている。
香理奈はあんなの姿を見て水を飲んで、ペットボトルを投げ捨てるといつでも代われるとアピールしている。
黒服E:おい、そろそろ代われよ。
黒服C:馬鹿か、こんな楽しい時間を渡せるか。それに俺の方が確実に勝てる。
セコンドに入る青樹愛は自分と戦った後でも、まだまだ体力を残している事に悔しがっている。
黒服Cが体重を落として圧力をかけていくと遂にあんなのスレンダーボディが悲鳴を上げた。
バキバキバキッッ、
あんな:ああああああぁぁぁぁぁぁ~~~、
あんなは体をへし折られて絶叫すると口から泡を吹いて体をビクンと震わせている。
勝負あったと思われたが、香理奈と黒服Cの目が合った。
香理奈:私はまだ戦えるわよ。
黒服C:面白い、俺はまだ遊べるのか。
香理奈が眼光鋭く睨みつけると黒服Cは香理奈の前にあんなを投げつけた。
あんな:ハア、ハア、ハア、ごめん香理奈。私、もう戦えないみたい。
香理奈:あんな、後は私に任せてゆっくり休んで。
香理奈はあんなの肩にタッチするとリングに入った。
睨み合う香理奈と黒服C。
黒服C:流石は香理奈、地下リングNo.1にして極上の美女だな。これは楽しみだ。
香理奈:あんながくれた時間は無駄にはしない。それに私はあんなみたいに優しくないわよ。
黒服Cは香理奈に組み付こうとするが、香理奈は応じずにファイティングポーズをとるとキックを織り交ぜながら距離をとって打撃で勝負しようとしている。
バシ、バシィ、
左右のミドルキックを打っていく香理奈だが、黒服Cはヒットしてもそれほど動じない。
黒服Cは打撃には付き合わず、あくまでレスリングスタイルで構えている。
香理奈は多彩なキックを放つが、遂に黒服Cは香理奈が蹴ってきた左脚を掴まえると押し倒していった。
黒服Cは香理奈に馬乗りになっていく。
香理奈:くっ、
黒服C:美女が見せるその反抗的な目付きはいいね。
体格差がある相手に上に乗られて焦る香理奈。
黒服Cは香理奈の顔に張り手を連打していく。
バシィ、バシッ、バシィ、
香理奈は顔を叩かれて頬を腫らしている。あんなからインターバルを貰ったものの完全に回復した訳ではなく、男相手に連戦という事もあり、香理奈の体力は限界に近づいている。
大柄な男に美女が顔に張り手を浴びせられる光景に場内からはブーイングが飛んでいるが、黒服Cが香理奈のビキニを剥ぎ取って、香理奈の美乳が露になると歓声に変わった。
黒服Cは立ち上がると香理奈のビキニを振り回してから観客席に投げ入れると観客は香理奈のビキニを手に入れようと大挙して群がっている。
香理奈はバストをグイッと摘まんで、自らに気合いを入れながら立ち上がった。
汗をびっしょりとかいてトップレスになった香理奈は妖艶な色香を醸し出している。
黒服C:もっと良い女になったじゃねえか。
香理奈:ハア、ハア、まだまだここからよ。
手を膝に着きながら肩で息をする香理奈に対して、黒服Cは余裕の表情で立ちはだかっている。
ファイティングポーズをとる香理奈。黒服Cは変わらずレスリングスタイルで間合いを詰めてきた。
香理奈はキックを打っていくが、黒服Cに悉く捌かれてジリジリと後退を余儀無くされてきた。
コーナーを背にして焦る香理奈。すると黒服Cは喧嘩キックを香理奈のボディに打ち込んでいった。
ドス、
香理奈:ぐええぇぇ~~
ボディをスタンプされた香理奈は嗚咽を漏らして悶絶している。
香理奈はロープにしがみついて何とか堪えようとしていると黒服Cは香理奈のバストを鷲掴みにしてきた。
バストクローに表情を歪める香理奈に対して、黒服Cは香理奈の美乳を握り締めて恍惚な表情をして、下半身の竿も膨らんできている。
黒服C:最高の時間だぜ。
香理奈:私のバストに手を出すなんて良い度胸してるわね。
香理奈はそう言うと自ら黒服Cの顔をバストに押し込んでいった。
黒服Cはブラックホールに吸い込まれるかのように香理奈のバストに顔を埋めている。
香理奈の美乳に試合を忘れて夢見心地になる黒服C。
すると香理奈は膝蹴りを黒服Cのボディに打ち込んでいった。
ボシュ、
黒服C:おううぅ、
黒服Cはボディを蹴り上げられて踞りながら後退している。
香理奈は背後のコーナーに素早く登ると黒服Cにドロップキックを放っていった。
バシィ、
香理奈のドロップキックを喰らって黒服Cは仰向けに倒れた。
黒服Cも自覚はしていなかったものの青樹愛との熱戦に加え、この試合の激闘で体にダメージが蓄積されてたようだ。
香理奈はニヤリと笑みを浮かべると自らのパンツの股間の部分をヒップにずらすと露になった股間を黒服Cの顔に押し付けて変形のレッグスリーパーをかけていった。
あんなと同じ技で黒服Cを攻める香理奈。
香理奈:あんなの技、私も使わせて貰うわ。
但し、香理奈のレッグスリーパーは股間がダイレクトにヒットしており、"破壊力"が増している。
苦しくなってきた黒服Cは外そうと藻操いているが、香理奈の"筋肉美脚"は容易には外れない。
必死の形相で締め上げる香理奈。黒服Cが香理奈のレッグスリーパーを外した時には目を虚ろにさせていた。
ふらつきながらも立ち上がる黒服C。
香理奈もすぐに立ち上がると黒服Cに鋭いキックを浴びせていく。
香理奈:ハアアアアァァァァ~~~
バシィ、バシッ、バキィ、
香理奈はここが勝負所と気迫のこもったキックを披露すると場内のボルテージも上がってきた。
香理奈がパンツを直さないままキックを繰り出すので、キックを打つ度に穴が見えて観客の興奮度が増している。
黒服Cは香理奈のキックの連打に耐えきれず、遂に倒れ込むと転がりながら自陣に戻ろうとするが、
香理奈:逃がさないわよ。
香理奈はそう言うと黒服Cを踏みつけて動きを止めると顔に跨がって、再びレッグスリーパーをかけていった。
香理奈は強靭な"筋肉美脚"で黒服Cを締め落とした。
香理奈:そのくらいで女を散々馬鹿にしてきた事を許さないわよ。
香理奈は確かな手応えはあって後はヒップを上げれば、レフリーが黒服Cの失神を確認して試合終了となるのだが、香理奈は更に攻撃しようとレッグスリーパーを解かない。
香理奈は穴を黒服Cの顔に激しく擦りつけていく。
勝敗は決した事は観客も分かっているが、香理奈の演舞を楽しんでいる。
香理奈はトップレスになった自らのバストを揉みながらピッチを上げるとどうやら演舞は完結したようだ。
香理奈は悪戯っぽい笑みを浮かべながら、ヒップを上げると敗者の黒服Cの顔にはネットリとした濃い聖液に塗れていた。
『カーンカーンカーン』
ゴングが鳴ると香理奈はポージングをとりながら自らに祝砲を上げるかのように勢いよく噴水を発射して見せた。
アルティメットバトルのようなフィニッシュに観客からは大歓声が沸き起こっている。
『勝者:香理奈&能勢あんな、よって第1回チーム別対抗戦『女VS男』は女チームの勝利!』
コールされると女チームは満身創痍のあんなを引き連れて殊勲の勝利を上げた香理奈を祝福している。
一方の男チームの黒服達はとぼとぼと控室へと帰っていった。
女チームは美女5人が華やかにリングを彩るとMVPの香理奈が主催者からトロフィーを受け取ると高々と掲げて見せた。
蒼野楓や朝日奈彩等の若手からの突き上げもある中、男相手に本領を発揮した香理奈は笑顔を見せてあんなと抱き合って互いを讃えている。
第1回チーム別対抗戦『女VS男』は劇的な幕切れとなり、大会は大いに盛り上がった事で、今後も『女VS男』シリーズは新たな大会が組まれそうだ。
まさに最終決戦と呼ぶに相応しい試合に登場するのは香理奈の姉の能勢あんな。表舞台からは退いているが、トレーニングに専念してきており、準備万端だ。
ルールはプロレスタッグマッチで、パートナーは前の試合を戦った4人の中から自由に指名出来る為、あんなは妹の香理奈を選択した。
香理奈は中1試合しかないので、疲労は懸念されるが、エースであり、姉妹という事で気心が知れてるとあり、あんなは香理奈を指名した。
『赤コーナー 185cm100kg 黒服C~&175cm80Kg 黒服E~』
黒服2人組は黒のパンツで出てきた。
黒服Eがパートナーに選んだのは第3試合で青樹愛を力で捩じ伏せた黒服Cで、黒服No.1の実力者だ。
『青コーナー 165cm 香理奈~&166cm 能勢あんな~』
香理奈とあんなは青のビキニで登場してきた。
意外にも初の姉妹タッグとなり、気合いが入る香理奈とあんな。
もう最終試合という事で、他のメンバーもセコンドに入って応援に入っている。
『カーン』
あんなと黒服Cが先発を名乗り出ると試合が始まった。
リングを旋回しながら様子を見合う両者。
あんなとしては香理奈をパートナーに指名したものの中1試合での試合となる為、負担を減らそうと出来るだけ長い時間を戦おうと考えている。
黒服Cは組み合おうとするが、あんなはローキックで距離をとりながら試合を進めようとしている。
それでも黒服Cは強引に掴みかかると青樹愛を撃破した持ち前のパワーで投げようとするが、あんなは膝蹴りを黒服Cのボディに打ち込んでいった。
ボシュ、
黒服C:おうぅぅ、
黒服Cは手痛い一撃を喰らうと踞っている。
先制に成功したあんなは主導権を握ろうと更に黒服Cの側頭部にキックを浴びせていった。
バキッ、
あんなの強烈なキックに黒服Cは目を虚ろにさせてふらついている。
あんなは相手陣に走っていくとコーナーで待っている黒服Eを蹴り飛ばしていった。
ガシャーン、
黒服Eは場外に落ちると勢い余って背中を鉄柵に叩きつけた。
あんなの活躍に場内からは歓声が沸き起こっている。女チームのセコンドも盛り上がっている。
勢いに乗るあんなはロープに走って反動をつけるとドロップキックを浴びせようとするが、黒服Cのラリアットがあんなの胸元に炸裂した。
バシィ、
交通事故のような衝突にあんなは大の字に倒れた。
場内は黒服Cの一撃に静まり返っている。
黒服Cはあんなの髪の毛を掴んで、起き上がらせるとバックドロップの体勢に入った。
あんなもエルボーを打ったりして抵抗するが、黒服Cは力ずくで投げていった。
バターン、
あんなはリングに背中から叩きつけられた。
自陣コーナー側に投げつけられたあんなはぐったりと倒れている。
すると黒服Cは香理奈に手招きをして出てくるようにアピールしている。
黒服C:そいつじゃ俺の相手は無理だ。香理奈、早くお前が出て来い。
香理奈:お姉ちゃんを馬鹿にするんじゃないわよ!
香理奈はそう言うとあんなを気遣う素振りを見せてから体にタッチしてリングに入ってきた。
あんな:(ごめん、香理奈。私が不甲斐ないから出番が早く来てしまったわ。)
交代したあんなはリング下にぐったりと倒れ込んだ。
リング上には香理奈と黒服Cが立っている。
香理奈はあんなと同じようにキックを中心に組み立てようとローキックを打っていく。
バシ、バシ、
香理奈は着実に黒服Cの太ももにローキックをヒットさせてダメージを蓄積させていく。
香理奈の鋭いローキックで中々距離を詰めれない黒服Cは業を煮やしたのかタックルを仕掛けていった。
しかし、待ち構えていた香理奈はキックで迎え撃つと黒服Cの顔面を捉えた。
バキィィ、
顔面に香理奈の強烈なキックがクリーンヒットした黒服Cはバタリと倒れ込んだ。
すると香理奈は姉・あんなの仕返しとばかりにコーナーに立つ黒服Eに指差してアピールしている。
香理奈:こいつはもう使い物にならないわよ。あんた、ずっとそこに立ってないで出てきなさい。
屈辱を浴びせられた黒服Cは這って自陣コーナーに向かうと黒服Eとタッチした。
黒服Eは出てくると香理奈にラリアットを打っていくが、香理奈は身を屈めて避けると背後に回り込んで、バックをとった。
香理奈がバックドロップの体勢に入ると黒服Eは踏ん張ろうとするが、香理奈に投げられてしまった。
バターン、
仰向けに倒れる黒服E。
観客から躍動する香理奈に声援が送られている。
香理奈は更にギロチンドロップを黒服Eの喉元に落としていった。
バシィ。
黒服E:うげぇぇ、
喉元を押さえて苦しむ黒服E。
香理奈は自陣を見るとあんながコーナーに登っているのが見えた。
あんなは香理奈を呼ぶとタッチして交代するや否やフライングボディプレスを放った。
バァーン、
あんなはフライングボディプレスを炸裂させるとそのままフォールに入った。
『ワン、ツー、スリ、、』
黒服Eはギリギリのところで肩を上げて返した。
決まったかと思われただけにあんなは悔しそうな表情を見せている。
あんなは立ち上がって黒服Eの髪の毛を掴んで、起き上がらせるとブレーンバスターの体勢に入った。
男相手に大技を繰り出そうとするあんなだが、黒服Eも踏ん張るとあんなのボディに拳を入れて逃れた。
一旦離れる両者。あんなはボディを気にしているが、黒服Eも先程迄のダメージで膝に手を着いている。
両者は再び向かい合うとあんなはミドルキックを打っていった。
バシィ、
ボディにヒットして黒服Eは表情を歪めているが、すぐにミドルキックを打ち返してきた。
バシィ、
あんな:あうぅぅ、
男の重たいキックを喰らったあんなは呻き声をあげているが、ハイキックで黒服Eの側頭部を狙っていった。
しかし、黒服Eはガードして防ぐとあんなのボディに膝蹴りを打ち込んでいった。
ボシュ、
あんな:うげぇぇ、
ボディを抑えて悶絶するあんな。
黒服Eは崩れ落ちそうになっているあんなを掴まえるとスープレックスで投げていった。
バタン、
背中から叩きつけられて仰向けに倒れるあんな。
すると黒服Eはコーナーに登ると観客にアピールしてからあんなのボディにフットスタンプを打ち込んでいった。
ドス、
あんな:ああああぁぁぁ~~、
あんなも腹筋を入れて備えていたのだが、黒服Eのフットスタンプはそれ以上で、あんなの腹筋を突き破ると断末魔のような悲鳴をあげている。
黒服Eはニヤリとしながらフォールに入った。
『ワン、ツー、』
カウント2で香理奈はカットに入るとあんなを励ましてから自陣に戻った。
黒服Eはあんなを起き上がらせると勝負を決めようとブレーンバスターの体勢に入るが、あんなも"姉の意地"を見せて踏ん張っている。
あんなが粘ると膠着状態が続くが、黒服Eの力が緩むとあんなは隙を突いて黒服Eのボディに膝蹴りを打ち込んでいった。
ボシュ、
あんなの膝蹴りを喰らって、黒服Eは思わずあんなを離してしまった。
するとあんなは右脚を振り上げると踵落としを黒服Eの頭に打っていった。
ガァン、
あんなの渾身の踵落としを喰らった黒服Eは頭を抱えて倒れた。
あんなはダメージが大きく自陣に戻って香理奈とタッチするとほぼ同時に黒服Eも転がりながら自陣に向かうと黒服Cと交代した。
同時に出てくる香理奈と黒服C。
香理奈は走ってドロップキックを浴びせると黒服Cは仰向けに倒れた。
続けて香理奈は助走をつけて黒服Cの頭にスライディングキックを浴びせていった。
バキ、
頭を抱える黒服C。
香理奈はコーナーに登って黒服Cの名前を呼ぶとよろよろと起き上がった黒服Cは香理奈が登るコーナーの方を振り向いた。
すると香理奈はドロップキックを放つが、黒服Cにキャッチされるとリングに叩きつけられてしまった。
バターン、
香理奈:ぐはぁぁ~~、
攻撃に自信を持っていた香理奈としては予想外の切り返しに受け身も取れずに叩きつけられてしまった。
黒服Cは蹴られた頭を気にしながらも香理奈の髪の毛を掴んで、起き上がらせるとパワーボムの体勢に入った。
香理奈は踏ん張る事は出来ずにリフトアップされると黒服Cの物凄い力でリングに叩きつけられた。
バターーン、
ぐったりと倒れる香理奈。
女チームのセコンドもリングを叩きながら必死に呼び掛けるが、香理奈の反応は無い。
黒服Cはフォールに入らずに香理奈の体を起こすとベアバックをかけていった。
2本の太い腕で香理奈のスレンダーボディを締め上げていくと香理奈は抵抗出来ずに体をくの字に折り曲げられている。
香理奈:んあああぁぁぁぁ~~~、
黒服Cの怪力で体を締め上げられて香理奈は悲鳴を上げている。
パワフルな攻撃を見せる黒服C。
しかし、香理奈はつま先で黒服Cの股間を蹴り上げると黒服Cが怯んだ隙に逃れた。
香理奈:ハア、ハア、ハア、
呼吸を荒くさせる香理奈だが、転がりながら自陣に戻るとあんなとタッチした。
あんなも万全とは言い難いが、勢いよくリングに入るとドロップキックを浴びせて黒服Cを倒していった。
黒服Cはまだ股間のダメージがあるのかあっさりと仰向けに倒されてしまった。
あんな:私じゃ、あんたには敵わないけど、時間くらいは稼げるわ。
あんなはそう言うと自らの股間を黒服Cに押し当てながら変形のレッグスリーパーをかけていった。
渾身の力を込めて黒服Cを締め上げるあんな。
黒服Cは顔を美女に股間を押し当てられる官能的な時間となるが、その間にもあんなの鍛え上げられた両脚で締め上げられている。
意識が遠退く黒服Cだが、ようやく両腕の怪力を発揮してあんなのレッグスリーパーを外した。
あんなはもう1度掴まえようとするが、黒服Cは強引に振り払うと立ち上がってラリアットを振り抜くとあんなは倒れ込んだ。
バシィ、
再びラリアットに沈むあんな。
あんな:(たった1発で倒されるなんて、、これが男の力、、)
黒服Cはあんなの体をうつ伏せにさせると逆エビ固めをかけていった。
大柄なパワーファイターながらも関節技も器用に使いこなしている。
体を折り曲げられて苦悶の表情を浮かべるあんな。
黒服C:ハッ、ハッ、ハッ、そろそろギブアップしたらどうなんだ。
あんな:んあぁぁ、でも、こうしてる間にも香理奈が休めるなら・・・
黒服C:ハッ、ハッ、ハッ、それはいい。俺はまだまだ美女と遊べるという訳か。
悲壮な覚悟を決めたあんなに対して、黒服Cは余裕の高笑いを見せている。
香理奈はあんなの姿を見て水を飲んで、ペットボトルを投げ捨てるといつでも代われるとアピールしている。
黒服E:おい、そろそろ代われよ。
黒服C:馬鹿か、こんな楽しい時間を渡せるか。それに俺の方が確実に勝てる。
セコンドに入る青樹愛は自分と戦った後でも、まだまだ体力を残している事に悔しがっている。
黒服Cが体重を落として圧力をかけていくと遂にあんなのスレンダーボディが悲鳴を上げた。
バキバキバキッッ、
あんな:ああああああぁぁぁぁぁぁ~~~、
あんなは体をへし折られて絶叫すると口から泡を吹いて体をビクンと震わせている。
勝負あったと思われたが、香理奈と黒服Cの目が合った。
香理奈:私はまだ戦えるわよ。
黒服C:面白い、俺はまだ遊べるのか。
香理奈が眼光鋭く睨みつけると黒服Cは香理奈の前にあんなを投げつけた。
あんな:ハア、ハア、ハア、ごめん香理奈。私、もう戦えないみたい。
香理奈:あんな、後は私に任せてゆっくり休んで。
香理奈はあんなの肩にタッチするとリングに入った。
睨み合う香理奈と黒服C。
黒服C:流石は香理奈、地下リングNo.1にして極上の美女だな。これは楽しみだ。
香理奈:あんながくれた時間は無駄にはしない。それに私はあんなみたいに優しくないわよ。
黒服Cは香理奈に組み付こうとするが、香理奈は応じずにファイティングポーズをとるとキックを織り交ぜながら距離をとって打撃で勝負しようとしている。
バシ、バシィ、
左右のミドルキックを打っていく香理奈だが、黒服Cはヒットしてもそれほど動じない。
黒服Cは打撃には付き合わず、あくまでレスリングスタイルで構えている。
香理奈は多彩なキックを放つが、遂に黒服Cは香理奈が蹴ってきた左脚を掴まえると押し倒していった。
黒服Cは香理奈に馬乗りになっていく。
香理奈:くっ、
黒服C:美女が見せるその反抗的な目付きはいいね。
体格差がある相手に上に乗られて焦る香理奈。
黒服Cは香理奈の顔に張り手を連打していく。
バシィ、バシッ、バシィ、
香理奈は顔を叩かれて頬を腫らしている。あんなからインターバルを貰ったものの完全に回復した訳ではなく、男相手に連戦という事もあり、香理奈の体力は限界に近づいている。
大柄な男に美女が顔に張り手を浴びせられる光景に場内からはブーイングが飛んでいるが、黒服Cが香理奈のビキニを剥ぎ取って、香理奈の美乳が露になると歓声に変わった。
黒服Cは立ち上がると香理奈のビキニを振り回してから観客席に投げ入れると観客は香理奈のビキニを手に入れようと大挙して群がっている。
香理奈はバストをグイッと摘まんで、自らに気合いを入れながら立ち上がった。
汗をびっしょりとかいてトップレスになった香理奈は妖艶な色香を醸し出している。
黒服C:もっと良い女になったじゃねえか。
香理奈:ハア、ハア、まだまだここからよ。
手を膝に着きながら肩で息をする香理奈に対して、黒服Cは余裕の表情で立ちはだかっている。
ファイティングポーズをとる香理奈。黒服Cは変わらずレスリングスタイルで間合いを詰めてきた。
香理奈はキックを打っていくが、黒服Cに悉く捌かれてジリジリと後退を余儀無くされてきた。
コーナーを背にして焦る香理奈。すると黒服Cは喧嘩キックを香理奈のボディに打ち込んでいった。
ドス、
香理奈:ぐええぇぇ~~
ボディをスタンプされた香理奈は嗚咽を漏らして悶絶している。
香理奈はロープにしがみついて何とか堪えようとしていると黒服Cは香理奈のバストを鷲掴みにしてきた。
バストクローに表情を歪める香理奈に対して、黒服Cは香理奈の美乳を握り締めて恍惚な表情をして、下半身の竿も膨らんできている。
黒服C:最高の時間だぜ。
香理奈:私のバストに手を出すなんて良い度胸してるわね。
香理奈はそう言うと自ら黒服Cの顔をバストに押し込んでいった。
黒服Cはブラックホールに吸い込まれるかのように香理奈のバストに顔を埋めている。
香理奈の美乳に試合を忘れて夢見心地になる黒服C。
すると香理奈は膝蹴りを黒服Cのボディに打ち込んでいった。
ボシュ、
黒服C:おううぅ、
黒服Cはボディを蹴り上げられて踞りながら後退している。
香理奈は背後のコーナーに素早く登ると黒服Cにドロップキックを放っていった。
バシィ、
香理奈のドロップキックを喰らって黒服Cは仰向けに倒れた。
黒服Cも自覚はしていなかったものの青樹愛との熱戦に加え、この試合の激闘で体にダメージが蓄積されてたようだ。
香理奈はニヤリと笑みを浮かべると自らのパンツの股間の部分をヒップにずらすと露になった股間を黒服Cの顔に押し付けて変形のレッグスリーパーをかけていった。
あんなと同じ技で黒服Cを攻める香理奈。
香理奈:あんなの技、私も使わせて貰うわ。
但し、香理奈のレッグスリーパーは股間がダイレクトにヒットしており、"破壊力"が増している。
苦しくなってきた黒服Cは外そうと藻操いているが、香理奈の"筋肉美脚"は容易には外れない。
必死の形相で締め上げる香理奈。黒服Cが香理奈のレッグスリーパーを外した時には目を虚ろにさせていた。
ふらつきながらも立ち上がる黒服C。
香理奈もすぐに立ち上がると黒服Cに鋭いキックを浴びせていく。
香理奈:ハアアアアァァァァ~~~
バシィ、バシッ、バキィ、
香理奈はここが勝負所と気迫のこもったキックを披露すると場内のボルテージも上がってきた。
香理奈がパンツを直さないままキックを繰り出すので、キックを打つ度に穴が見えて観客の興奮度が増している。
黒服Cは香理奈のキックの連打に耐えきれず、遂に倒れ込むと転がりながら自陣に戻ろうとするが、
香理奈:逃がさないわよ。
香理奈はそう言うと黒服Cを踏みつけて動きを止めると顔に跨がって、再びレッグスリーパーをかけていった。
香理奈は強靭な"筋肉美脚"で黒服Cを締め落とした。
香理奈:そのくらいで女を散々馬鹿にしてきた事を許さないわよ。
香理奈は確かな手応えはあって後はヒップを上げれば、レフリーが黒服Cの失神を確認して試合終了となるのだが、香理奈は更に攻撃しようとレッグスリーパーを解かない。
香理奈は穴を黒服Cの顔に激しく擦りつけていく。
勝敗は決した事は観客も分かっているが、香理奈の演舞を楽しんでいる。
香理奈はトップレスになった自らのバストを揉みながらピッチを上げるとどうやら演舞は完結したようだ。
香理奈は悪戯っぽい笑みを浮かべながら、ヒップを上げると敗者の黒服Cの顔にはネットリとした濃い聖液に塗れていた。
『カーンカーンカーン』
ゴングが鳴ると香理奈はポージングをとりながら自らに祝砲を上げるかのように勢いよく噴水を発射して見せた。
アルティメットバトルのようなフィニッシュに観客からは大歓声が沸き起こっている。
『勝者:香理奈&能勢あんな、よって第1回チーム別対抗戦『女VS男』は女チームの勝利!』
コールされると女チームは満身創痍のあんなを引き連れて殊勲の勝利を上げた香理奈を祝福している。
一方の男チームの黒服達はとぼとぼと控室へと帰っていった。
女チームは美女5人が華やかにリングを彩るとMVPの香理奈が主催者からトロフィーを受け取ると高々と掲げて見せた。
蒼野楓や朝日奈彩等の若手からの突き上げもある中、男相手に本領を発揮した香理奈は笑顔を見せてあんなと抱き合って互いを讃えている。
第1回チーム別対抗戦『女VS男』は劇的な幕切れとなり、大会は大いに盛り上がった事で、今後も『女VS男』シリーズは新たな大会が組まれそうだ。