クイーンタッグベルト その6(左藤江梨子&吉岡美保VS瀧澤沙織&松下奈央)
- 2020/07/18
- 13:09
グラドルレジェンドタッグの左藤江梨子と吉岡美保が持つクイーンタッグベルトの防衛戦が行われる。
挑戦者は瀧澤沙織&松下奈央の長身タッグで、先日の興行では勝利を修めている。
女王タッグとしてもこのツインタワーの破壊力は警戒しており、迫力ある試合が見れそうだ。
『赤コーナー 173cm 左藤江梨子~&169cm 吉岡美保~』
江梨子と美保は黒のビキニで登場してきた。
グラドルから退いて久しいとはいえ、人々を魅了したスーパーボディは健在のようで、場内を興奮させている。
『青コーナー 176㎝ 瀧澤沙織~&174cm 松下奈央~』
沙織と奈央は白のビキニで出てきた。
白のビキニがスレンダーボディを一層引き立てている。
対角線の両コーナーからは既に長身美女が火花を散らしていて、先発を話し合っている。
『カーン』
先発の美保と沙織がそれぞれ出てきたところで試合開始のゴングが鳴った。
リングを旋回しながら互いの様子を探り合うと程無くして両者は取っ組み合いになった。
リング中央で掴み合う美保と沙織。
ここは上背に勝る沙織が美保を押し込んでいった。
沙織が美保の背中をロープに押し付けるとロープブレイクがかかった。
『ロープ』
一旦はクリーンに離れる沙織。
美保は予想以上の沙織のパワーに少々驚いている。
沙織は反対側のロープに走って助走をつけるとドロップキックを美保のバストに放った。
バシッ、
ヒットするとロープにもたれかかって倒れる美保。
沙織は美保の髪の毛を掴んで起き上がらせると自陣コーナーに運んだ。
待ち構えていた奈央がロープ越しに羽交い締めにすると反対側のコーナーからは江梨子が反則だとアピールするが、沙織は構わず美保のボディに喧嘩キックを打ち込んだ。
ボシュュ~、
美保:あうぅぅぅ、
固定された状態で沙織の長い脚から繰り出される喧嘩キックを受けては流石の美保もキツいようで表情を歪めて悶絶している。
沙織は奈央とタッチした。
交代して入った奈央は美保をリング中央に運ぶと早くも大技・ブレーンバスターの体勢に入るが、美保は奈央のボディに拳を入れて逃れた。
踞りかける奈央。美保は自らの体をロープに振って助走をつけるとラリアットで奈央を倒していった。
美保は奈央を仰向けに倒すと江梨子とタッチした。
江梨子は勢いよくリングに入ると美保の鬱憤を晴らそうと相手コーナーに立っている沙織にロープ越しにラリアットを打ち込んでいった。
場外に突き落とされた沙織は怒って江梨子を睨みつけている。
江梨子は怒る沙織の視線など意に介する様子もなく、奈央を掴まえて起き上がらせるとブレーンバスターの体勢に入った。
江梨子:本物のブレーンバスターを見せてあげるわ。
江梨子はそう言うと奈央をリフトアップするとリング中央に叩きつけた。
バターン、
江梨子のダイナマイトボディから放たれるブレーンバスターを食らった奈央はぐったりとして仰向けに倒れている。
フォールに入る江梨子。
『ワン、ツー、』
カウント2で奈央はブリッジで江梨子の体を退けた。
仰向けになりながら一息吹く奈央。
江梨子は奈央を自陣コーナーに運ぶと美保に羽交い締めにさせると助走をつけた。先程美保がやられた仕返しをしようとするが、沙織が背後から太ももにキックを打っていった。
バシッ、
不意にキックを食らった江梨子は膝からリングに崩れ落ちると沙織はレフリーからの注意もどこ吹く風とばかりに満足気な様子でコーナーに戻った。
奈央は美保にエルボーを打って逃れると倒れている江梨子を起き上がらせるとコーナーに振って返ってきたところをドロップキックで迎撃した。
豊満なバストに奈央のドロップキックがヒットすると江梨子は倒れ込んだ。
奈央は自陣コーナーに戻ると沙織とタッチした。
沙織はリングに入ると倒れている江梨子を起き上がらせるとバックドロップの体勢に入るが、江梨子は肘打ちを沙織の頭に浴びせて逃れた。
江梨子もダメージから一息つくと両者は向かいあった。
江梨子は豊満なバストの谷間に汗を滴らせながらもハイキックを打っていくが、沙織は避けると逆にミドルキックを江梨子のボディに浴びせていった。
バシィ、
強烈なミドルキックを喰らって踞る江梨子。
すると沙織は江梨子を掴まえてロープに走らせると自らも反対側のロープに走ってショルダーアタックで倒そうとするが、江梨子も走り込んでくるとリング中央で長身美女の両者は激しくぶつかり合った。
昏倒する江梨子と沙織。
頭もバッティングしたのか両者共に額から流血していて衝撃の大きさを物語っている。
ダブルノックアウト状態になると両コーナーからは奈央と美保がそれぞれ叫んで交代を呼び掛けると江梨子と沙織は転がりながら何とかパートナーとタッチした。
ほぼ同時にリングに入る美保と奈央。
沙織と江梨子はリング下に倒れていてそれぞれセコンドから手当てを受けている。
美保と奈央はそれぞれのパートナーがグロッキーな状態なので、簡単には交代出来ないと気合いが入っている。
ファイティングポーズをとって向かい合う両者。
小刻みにローキックを放ちながら探り合うが、先ずは奈央が美保のボディを抉ろうとミドルキックを打っていった。
ヒットして表情を歪める美保だが、奈央の脚をキャッチするとドラゴンスクリューで捻って倒した。
右脚を抑えて倒れる奈央。美保はすかさず奈央の右脚にスタンピングを落としていく。
バシ、バキィ、
踏みつけられて苦悶の表情を浮かべる奈央。
美保は奈央の髪の毛を掴んで起き上がらせるとブレーンバスターの体勢に入った。
右脚を痛めている奈央は踏ん張りが利かずリフトアップされてしまった。
美保は滞空時間を長く保つと奈央をリングに叩きつけた。
バターン、
大技・ブレーンバスターを喰らってぐったりと倒れる奈央。
美保はコーナーによじ登ると観客にアピールして盛り上げている。勝負を決めようとフライングボディプレスを放った。
ボシュュ、
美保:おえええぇぇ~~、
しかし、奈央が力を振り絞って膝を振り上げてブロックすると美保のボディに突き刺さった。
試合序盤にボディを痛めているだけに美保は悶絶している。
両コーナーには江梨子と沙織は戻っておらず、ようやく起き上がり始めたところだ。
リング内でも美保はお腹を抑えて倒れており、奈央もダメージが大きく倒れたままだ。
凄まじい試合展開となってきて、場内は大盛り上がりだ。
先に立ち上がったのは奈央でふらつきながらも美保を掴まえるとバックドロップで投げていった。
バターン、
終盤に差し掛かって疲労困憊だが、パワーは健在の奈央は美保をリング下にセットするとコーナーによじ登った。
奈央は狙いを定めると美保のボディにフットスタンプを放った。
ボシュュ~~、
美保:ぐえぇぇぇ、
美保のボディに奈央の両足がめり込むと美保はジタバタとのたうち回って悶絶している。
既にダメージを負っているボディに執拗な攻撃を喰らって、流石の美保も涙を浮かべている。
奈央は無理矢理、美保の体を押さえ付けるとサイドポジションからわき腹に膝蹴りを打ち込んでいる。
ドス、ボシュ、
必死に逃れようとする美保だが、膝蹴りを打たれる度に体を震わせると次第に動きが少なくなってきた。
既に沙織と江梨子は止血処置も施してそれぞれコーナーに戻っている。
2人が長時間リング下に倒れていたとあって、奈央と美保の戦う時間が長くなっているが、ここにきて明暗が別れ始めた。
沙織は奈央が攻撃を続けているが、疲労を考えて交代を申し出た。
奈央は応じて沙織とタッチすると役割を果たしたと満足気な様子だ。
一方の美保は倒れたまま辛そうな表情をしている。
沙織は美保の髪の毛を掴んで起き上がらせた。
沙織:流石の吉岡美保も虫の息ね。
美保:うるさいわね、黙ってなさい!
沙織:相変わらずタフね。
美保は振り払おうとするが、沙織はバックに回り込むと長い腕を美保の胴回りに巻きつけるとバックドロップを放った。
バターン、
後頭部から叩きつけられてぐったりと倒れる美保。
コーナーからは江梨子の激が飛ぶが、美保は反応を示さない。
沙織は心配そうな様子の江梨子を尻目に美保のボディにヒップドロップを落としていった。
ドス、
美保:あうぅ、
沙織は美保の両肩を抑えてフォールに入った。
『ワン、ツー、スリ、、』
ギリギリのところで肩をあげて逃れる美保だが、もう青息吐息になっている。
江梨子は助けに入ろうと戦況を伺っているが、対角線のコーナーから奈央が睨みを利かせていて容易には入れない。
そうこうしている間に沙織は美保の体をうつ伏せにさせてリングに押し付けると上に跨がってキャメルクラッチを仕掛けていった。
ボディを痛めていて体を動かす事が困難な美保はリング中央でキャメルクラッチをかけられて苦境に追い込まれている。
沙織:さあ、ギブアップしなさいよ。
沙織の問いかけにも必死に首を振って拒む美保。
江梨子は美保がもう限界だと見てカットに入ろうとするが、奈央に阻まれてしまった。
グラドルのレジェンドと称される美保は屈強な肉体と精神を有しているが、美保を上回るサイズの沙織に完全に制されている。
沙織が力を込めて美保の体を反り返らせると美保は心身共にへし折られて遂に沙織の右脚をタップした。
『カーンカーンカーン』
美保がタップすると試合終了のゴングが鳴った。
『勝者:瀧澤沙織&松下奈央、よって第3代クイーンタッグベルト女王は瀧澤沙織&松下奈央。』
場内アナウンスが流れると勝利した沙織と奈央は抱き合って喜んでいる。
レジェンドグラドルタッグのまさかの防衛失敗に場内は騒然としている。
最後にタップを喫した美保は悔しさから涙を流す場面もあり、江梨子の肩を借りながらの退場となった。
新女王の沙織と奈央は主催者からベルトを受け取るとツインタワータッグは高々と掲げて観客にアピールしている。
破格のサイズを誇る沙織&奈央は、今後の地下リングでの大暴れを予感させて悠々と引き揚げていった。