『2019年最終興行』が始まる。
第1試合は数々のグラドル破ってきた"グラドルキラー"の橋元マナミとグラドルのレジェンド・吉岡美保がキャットファイトルールでぶつかる。
熊多曜子、市河由衣、守下悠里を沈めてきたマナミが"グラドルキラー"名乗るのは美保も快く思っておらず、ここでグラドルのレジェンドである自らが止めようと気合いが入っている。
会場の真ん中にはローションが敷かれたプール状のリングが設置されている。
『赤コーナー 168cm 89-62-88 橋元マナミ~』
マナミは白のビキニで登場してきた。
豊満なバストは場内の視線を釘付けにしている。
『青コーナー 169cm 85-59-87 吉岡美保~』
美保は黒のビキニで出てきた。
ストロングスタイルと言うのに相応しく、威圧的なオーラを纏っての登場だ。
美保:チッ、後輩が立て続けに負けるからこんな試合に私が出る羽目になったわ。
キャットファイトルールでの試合に納得がいかないのかローションオイルが敷かれたプールを見ながら悪態をつく美保。
マナミ:フフフ、美保さんも可愛らしい後輩の方々と同じようにこのローションのプールに沈むのよ。
美保:とぼけた事言うんじゃないわよ。私が出てきたからには今までのグラドルに対する無礼をきっちり清算してもらうわ。
静かな女の舌戦に凍り付く場内。
『カーン』
ゴングが鳴ると両者はローションが敷かれたプールに入った。
足首まで浸かる程のローションで中々身動きが取れないが、両者は距離を詰めると組み合っていった。
足場が不安定な中、取っ組み合いになるマナミと美保。
相手を倒そうと揺さぶりを掛け合う両者だが、地力に勝る美保が組み勝ってマナミを倒していった。
仰向けに倒れるマナミ。
美保はすかさずマナミの首にギロチンチョークを落としてスタミナを奪っていく。
マナミは口をパクパクさせて苦しそうな表情になっているが、ローションを使って下から上手く滑らせて脱け出した。
しかし、美保はすぐに掴まえようとするとすぐにそのままグランドの攻防になった。この攻防を制したのも美保でマナミの左腕を掴まえると腕ひしぎで左腕を極めていく。
流石のスキルを見せる美保。
美保:デカい口叩いといて全然大した事無いじゃない。
苦悶の表情を見せるマナミは言い返す事も出来ず、苦しんでいるが、何とか隙を見て腕を引き抜いて逃れた。
グラドルのレジェンドの実力はマナミの想像を越えていたようで、今までに無い少し狼狽えた様子を見せている。
美保は立ち上がるとマナミも続いて立ち上がると互いに相手を倒そうと組み合っていく。
美保は揺さぶりをかけていくが、マナミも必死に食らいつくと何とか一矢報いようと美保をプールに叩きつけていった。
ローションの上とはいえプールに体を叩きつけられて表情を歪める美保。
マナミは美保の上に乗ろうとするが、美保は下からマナミの脚を蹴るとマナミはバランスを崩して倒れてしまった。
立ち上がろうとする両者だが、立ち上がる前に相手と組み合うとそのままグランドの攻防になっていく。
美保が上手く制するとマナミの首に腕をかけてスリーパーをかけていく。
マナミのスタミナを奪いにいく美保。
しかし、マナミもローションで滑らせて上手く逃れると逆に美保の右腕を掴んで極めようとするが、これは美保が引き抜いて逃れた。
立ち上がる美保とマナミ。
足場が不安定なローションのプールでの戦いに見た目以上に体力を消耗する両者。
劣勢のマナミの表情は明らかに辛そうだが、優勢と見られる美保も息が上がっている。
マナミ:ハア、ハア、ハア(予想以上に強いわ、不味いわね。)
美保:ハア、ハア、ハア、ハア(私がここまで疲れるなんて、このままダラダラと続けるとどう転ぶか分からないわ。)
美保は半ば強引に組み付いていくとマナミを倒していった。
背中から叩きつけられたマナミは苦悶の表情をしている。
美保はマナミの右腕をとろうとするが、上手くいかず、逆にマナミは体勢を入れ替えると美保の上に馬乗りになった。
マナミは上から美保の顔面に張り手を打っていくが、美保はすぐに下からバランスを崩して逃れるとマナミの首に腕をかけてスリーパーをかけていった。
ルール上、パンチは禁止され、滑るローションでキックや投げ技、関節技も難しい状況ではスリーパーで極めるしかないと判断した美保は強引な体勢からでも腕力でスリーパーをかけていく。
表情を歪めるマナミ。
美保:ギブアップしなさいよ。
美保はそう言いながら締め上げていくが、マナミは首を振って拒んでいる。
苦しいマナミだが、ここもローションを活かして美保の腕を滑らせて逃れた。
再三難を逃れるマナミだが、美保の攻撃を受け続けてダメージが蓄積されている。
美保はもう一押しとタックルでマナミを倒しにいくが、マナミが避けると美保はうつ伏せに倒れ込んでしまった。
しまったという表情を浮かべる美保。
マナミは美保の背中に馬乗りになると両手で後頭部を掴むとローションが敷かれたプールに押し込んでいった。
美保は顔面がローションに浸かって息が出来ない。
マナミが美保の顔面を押し付けていくと美保は必死になって上体を起こそうとするが、同じくらいは体格のマナミに背中に乗られては身動きが取れず、抵抗は虚しく両脚をバタつかせるだけになっていく。
顔は見えないが、大量のローションを飲んで呼吸が出来ず、苦しさのあまり涙を流す美保。
一方のマナミは勝利を確信している。
マナミ:その脚、目障りね。
マナミはそう言うと美暴れる保の両脚を掴んで、逆エビ固めをかけていった。
美保は体勢をひっくり返すチャンスと見て朦朧とする意識の中、顔を上げようとするが、マナミはヒップで美保の後頭部を押さえつけると再び美保の顔はローションに浸かってしまった。
屈辱的て体勢で脚をバタつかせる事さえ出来なくなった美保。
マナミ:手は動かせるようにしてあるでしょ、タップしなさい。
何とか逃れようとする美保だが、最早術が無い。
美保はマナミの言う通りに手でタップせざるをえなくなった。
『カーンカーンカーン』
美保がタップしてゴングが鳴ると観客もまさかの展開に静まり返っている。
『勝者:橋元マナミ』
逆転勝利したマナミは興奮して美保の髪の毛を掴んで、顔を持ち上げるとローション塗れになった美保の顔が観客に晒されている。
マナミ:グラドルのレジェンドも私には勝てないみたいね。おかげで「グラドルキラー」の私に箔が付いたわ。お礼にいいものをあげるね。
パチン、
マナミが合図すると滑り止めの靴を履いた2人の黒服がローションのプールに入ると美保を取り抑えた。
抵抗するが、流石の美保も弱った体で男2人を相手にするのは分が悪く、程無くして取り抑えられてしまった。
マナミは用意していたバイブを持ち出すと嫌がる美保の穴に入れた。
ウィィィーーーーン、ズブッ、
美保:あぁぁん、
屈強な精神力を持つ美保も弱った体にバイブを挿入れられて、すっかり雌の声をあげている。
マナミ:ここまでなら普通の罰ゲーム。でもこれじゃあグラドルのレジェンドさんは満足してくれないみたいだから更にこれも入れてあげるわ。
マナミがそう言って取り出したのは「瞬間接着剤」だった。
マナミ:あんた達、しっかり押さえときなさいよ。
マナミは黒服に発破をかけると穴に瞬間接着剤を流し込んでいった。
瞬間接着剤はマナミの計算通りに美保の穴を塞ぐと黒服が手を離すとのたうち回る美保。
奥ではバイブがまだ作動しているが、穴は瞬間接着剤で塞がれていてバイブを取り出す術が無い。
美保:あああぁぁぁぁぁ~~~~~~、
どうにもならない状況に悲鳴をあげる美保。
マナミはその姿を面白がって見ている。
美保は悶える姿をしばらく見せ物にされた後にようやく黒服に肩を貸されて医務室へと向かった。
美保は下半身を震わせていて覚束ない足取りで去った。
勝利したマナミは「グラドルキラー」の名を更に上げて観客に手を振りながら控室へと戻った。