第11回K-1ビューティーマックス決勝戦(香理奈VS蒼野楓)
- 2018/01/27
- 15:37
第11回K-1ビューティーマックスも決勝戦の1試合を残すのみとなった。
決勝戦のカードは地下リングK-1の黄金カードの香理奈VS蒼野楓。
K-1ビューティーマックス最多の優勝回数、4度を誇る香理奈に対して、蒼野楓もK-1ビューティーマックスでの優勝経験がある。
朝日奈彩、岡多智子との激戦を制して決勝進出を果たした楓だが、“ジゼルシリーズ”とのダメージが残る香理奈には負けられないと感じている。
『赤コーナー 165cm 80-58-88 香理奈~』
香理奈は青のパンツに黒のグローブで出てきた。
特に顔へのダメージが心配されるところだが、最多優勝を誇るKー1ビューティーマックスでは自分は優勝しなければならないと気合いが入った表情をしている。
『青コーナー 169cm 82-58-86 蒼野楓~』
楓は青のグローブで青のパンツを履いて登場してきた。
先にリングで待っている香理奈を睨み付けながら花道を歩いている。
両者がリングに揃うとそれだけで観客は盛り上がっている。
『カーン』
ゴングが鳴ると場内は試合を見逃すまいと打って変わって静寂に包まれた。
香理奈がまずはじっくりとガードしながら試合に入ろうとしているのに対して、楓は積極的に前に出てきた。
楓が香理奈の顔面にジャブを打って、攻撃の機会を探っている。
香理奈は前蹴りで距離をとろうとするが、楓は構わず距離を詰めるとハイキックを打っていった。
いきなりのハイキックに驚く香理奈だが、避けるとカウンターのパンチを楓の顔面に打っていった。
バシッ、
楓は顔を殴られて一瞬ふらついたが、すぐに体勢を立て直した。
香理奈は楓のハイキックに触発されたのか、ハイキックを打っていった。
しかし、楓も読んでいた様で、ガードして防ぐとカウンターのパンチを香理奈の顔面にヒットさせた。
バシッ、
さっきとは逆のパターンになると香理奈は顔への打撃は辛いのか表情に出ている。
楓は手応えを掴んだ様で、香理奈の顔面にパンチをもう一発打っていくが、香理奈はこれはガードして防いでいる。
顔のガードを固める香理奈に対して、やはり顔面を攻めたい楓。
一方の香理奈もカウンターの一発を狙っているが、楓も香理奈の一撃の威力がある事は分かっていて迂闊には攻めて来ない。
徐々に試合は膠着状態になっていく。
ジャブで攻撃の機会を探る楓だが、香理奈はあまり隙を見せない。
『カーン』
ここで、1ラウンド終了のゴングが鳴った。
観客は打撃自慢の両者の対決を期待していただけに少々落胆しているが、まだ1ラウンドだからと2ラウンド以降に期待を寄せている。
『カーン』
2ラウンドが始まった。
1ラウンドと同様に攻め手を探る楓に対して、香理奈は打ち合いは避けてカウンターの一撃を狙う展開になっている。
楓の打撃を上手く防御する香理奈。
しかし、楓は徐々にリズムを掴んできて攻撃がヒットする様になってきた。
バシィ、
香理奈:ううぅぅ、
香理奈は楓のパンチを顔面に受けると表情を歪めている。
効いているようだが、楓は一気に攻めずにじっくりと香理奈に隙が出来るのを見極めている。
バシィ、
香理奈:あうぅぅ、
楓はもう一発パンチをヒットさせると香理奈がふらついて大きく体勢を崩した。
いつもと違って弱々しい香理奈の姿に心配する場内。
楓は今度は間髪入れずにハイキックを打っていった。
バキィィ、
頭部にヒットすると香理奈は倒れ込んだ。
ダウンする香理奈。
楓は自陣コーナーに戻るとコーナーに肘掛けて様子を見ている。
目が虚ろになっている香理奈だが、ふらつきながらも何とか立ち上がるとファイティングポーズをとった。
『ファイト』
試合が再開されると楓はもう一発香理奈の顔面に叩き込んで、試合を決めようと向かってきた。
しかし、香理奈は読んでいて狙いを定めると楓の側頭部にハイキックを打っていった。
バキィ、
ヒットする直前に「しまった」という表情を浮かべる楓だが、無警戒のところにハイキックを喰らって倒れた。
すぐさまダウンを奪い返した香理奈は疲労の色が濃いものの、満足気な表情をしている。
楓は頭を抱えながらも立ち上がるとここで2ラウンド終了のゴングが鳴った。
『カーン』
観客もゴングが鳴る前の迫力のある攻防に盛り上がっている。
香理奈:楓、あんたが顔を狙ってくるなら私もやってやるわよ、次のラウンドであんたの顔を潰してKOしてやるわ。
楓:望むところよ、香理奈さんの顔が先に潰れると思うんで、覚悟してて下さい。
ゴングが鳴ると言い合う香理奈と楓。
熱い舌戦に観客は最終ラウンドはもっと激しくなるのではと期待している。
インターバルの間にパワーを溜めた両者がリング中央に戻ってきた。
『カーン』
第11回K-1ビューティーマックスの最終ラウンドが始まった。
宣言通り両者は前に出ると顔面にパンチを打ち合っていく。
バシィ、バシッ、
豪快に顔を殴り合う香理奈と楓。
最終ラウンドという事で全てを出し切ろうとする香理奈に対して、楓も迎え撃っていく。
バキィ、
香理奈の右ストレートが楓の顔面にヒットすると楓は表情を歪めているが、楓も香理奈の顔面を右フックで叩いていった。
バシィ、
頬を紅潮させる両者。
楓は顔面を殴られて苦しそうな表情になっているが、香理奈の方がダメージが大きい様で、強気な言動とは裏腹に泣きそうな表情になっている。
それでも香理奈は前に出ると楓の顔面にパンチを打っていくが、楓の方が少し余裕があって見えていて、ガードして防ぐと香理奈の顔面にカウンターのパンチを打っていった。
バキィ、
香理奈:んん~~、
楓のパンチを顔面に受けて香理奈はふらつくとコーナーに押し込まれていく。
楓は追いかけていくと香理奈の顔面にパンチを連打してラッシュをかけていく。
バシ、バシッ、バシィ、
険しい表情になる香理奈だが、ガードして耐えると何とか反撃しようとハイキックを打っていった。
しかし、楓は香理奈の希みを賭けたハイキックを避けると楓はハイキックを香理奈の側頭部にヒットさせた。
バキィィ、
ハイキックを打ち返された香理奈は倒れそうになるが、咄嗟にグローブでロープを掴んで、倒れるのを防いでいる。
反則ではあるが、楓の攻撃が続いているので、試合は続行されていく。
楓が香理奈の顔面にパンチを連打すると香理奈は顔面を崩壊させられていくが、香理奈はいつの間にかコーナーに肘掛ける様になっているので、ノックアウト状態にもかかわらず倒れられない。
ヒートアップする場内。
楓は香理奈がコーナーに肘掛けているとは知らず、まだ倒れないからと打点が高い喧嘩キックで香理奈の顔面を踏みつける様にして蹴っていった。
バキィィィ、
楓の一撃が香理奈の顔面に決まると香理奈は白目を剥いて膝から崩れ落ちた。
『カーンカーンカーン』
カウントを数えるまでもなく香理奈が失神しているので、試合終了のゴングが鳴らされた。
その瞬間、場内は熱狂の渦に包まれている。
『勝者:蒼野楓、よって第11回Kー1ビューティーマックス優勝
は蒼野楓』
女王となった楓はリング中央でガッツポーズをして喜んでいる。最多優勝を誇る香理奈を破っての優勝に喜びも格別の様だ。
楓は主催者から優勝トロフィーを受け取ると高々と掲げた。
一方の敗れた香理奈は力尽きたのか意識が戻っても立ち上がる事が出来ない。
すると楓が香理奈に手を差し伸べた。
香理奈はふらつきながらも立ち上がると楓と熱い抱擁を交わした。
観客は迫力満点の打撃戦を演じた両者に盛大な拍手を送っている。
楓:香理奈さんに勝てて嬉しいです。
香理奈:今回は楓に負けたわ、でも次は私が勝つわよ。
楓と香理奈は互いに健闘を讃え合っている。
抱擁が解けると香理奈は優勝した楓にスポットライトが当たる様にと先にリングを去っていった。
2回目のKー1ビューティーマックス優勝を果たした楓はしばらく観客の声援を独り占めにすると控室に帰っていった。
決勝戦のカードは地下リングK-1の黄金カードの香理奈VS蒼野楓。
K-1ビューティーマックス最多の優勝回数、4度を誇る香理奈に対して、蒼野楓もK-1ビューティーマックスでの優勝経験がある。
朝日奈彩、岡多智子との激戦を制して決勝進出を果たした楓だが、“ジゼルシリーズ”とのダメージが残る香理奈には負けられないと感じている。
『赤コーナー 165cm 80-58-88 香理奈~』
香理奈は青のパンツに黒のグローブで出てきた。
特に顔へのダメージが心配されるところだが、最多優勝を誇るKー1ビューティーマックスでは自分は優勝しなければならないと気合いが入った表情をしている。
『青コーナー 169cm 82-58-86 蒼野楓~』
楓は青のグローブで青のパンツを履いて登場してきた。
先にリングで待っている香理奈を睨み付けながら花道を歩いている。
両者がリングに揃うとそれだけで観客は盛り上がっている。
『カーン』
ゴングが鳴ると場内は試合を見逃すまいと打って変わって静寂に包まれた。
香理奈がまずはじっくりとガードしながら試合に入ろうとしているのに対して、楓は積極的に前に出てきた。
楓が香理奈の顔面にジャブを打って、攻撃の機会を探っている。
香理奈は前蹴りで距離をとろうとするが、楓は構わず距離を詰めるとハイキックを打っていった。
いきなりのハイキックに驚く香理奈だが、避けるとカウンターのパンチを楓の顔面に打っていった。
バシッ、
楓は顔を殴られて一瞬ふらついたが、すぐに体勢を立て直した。
香理奈は楓のハイキックに触発されたのか、ハイキックを打っていった。
しかし、楓も読んでいた様で、ガードして防ぐとカウンターのパンチを香理奈の顔面にヒットさせた。
バシッ、
さっきとは逆のパターンになると香理奈は顔への打撃は辛いのか表情に出ている。
楓は手応えを掴んだ様で、香理奈の顔面にパンチをもう一発打っていくが、香理奈はこれはガードして防いでいる。
顔のガードを固める香理奈に対して、やはり顔面を攻めたい楓。
一方の香理奈もカウンターの一発を狙っているが、楓も香理奈の一撃の威力がある事は分かっていて迂闊には攻めて来ない。
徐々に試合は膠着状態になっていく。
ジャブで攻撃の機会を探る楓だが、香理奈はあまり隙を見せない。
『カーン』
ここで、1ラウンド終了のゴングが鳴った。
観客は打撃自慢の両者の対決を期待していただけに少々落胆しているが、まだ1ラウンドだからと2ラウンド以降に期待を寄せている。
『カーン』
2ラウンドが始まった。
1ラウンドと同様に攻め手を探る楓に対して、香理奈は打ち合いは避けてカウンターの一撃を狙う展開になっている。
楓の打撃を上手く防御する香理奈。
しかし、楓は徐々にリズムを掴んできて攻撃がヒットする様になってきた。
バシィ、
香理奈:ううぅぅ、
香理奈は楓のパンチを顔面に受けると表情を歪めている。
効いているようだが、楓は一気に攻めずにじっくりと香理奈に隙が出来るのを見極めている。
バシィ、
香理奈:あうぅぅ、
楓はもう一発パンチをヒットさせると香理奈がふらついて大きく体勢を崩した。
いつもと違って弱々しい香理奈の姿に心配する場内。
楓は今度は間髪入れずにハイキックを打っていった。
バキィィ、
頭部にヒットすると香理奈は倒れ込んだ。
ダウンする香理奈。
楓は自陣コーナーに戻るとコーナーに肘掛けて様子を見ている。
目が虚ろになっている香理奈だが、ふらつきながらも何とか立ち上がるとファイティングポーズをとった。
『ファイト』
試合が再開されると楓はもう一発香理奈の顔面に叩き込んで、試合を決めようと向かってきた。
しかし、香理奈は読んでいて狙いを定めると楓の側頭部にハイキックを打っていった。
バキィ、
ヒットする直前に「しまった」という表情を浮かべる楓だが、無警戒のところにハイキックを喰らって倒れた。
すぐさまダウンを奪い返した香理奈は疲労の色が濃いものの、満足気な表情をしている。
楓は頭を抱えながらも立ち上がるとここで2ラウンド終了のゴングが鳴った。
『カーン』
観客もゴングが鳴る前の迫力のある攻防に盛り上がっている。
香理奈:楓、あんたが顔を狙ってくるなら私もやってやるわよ、次のラウンドであんたの顔を潰してKOしてやるわ。
楓:望むところよ、香理奈さんの顔が先に潰れると思うんで、覚悟してて下さい。
ゴングが鳴ると言い合う香理奈と楓。
熱い舌戦に観客は最終ラウンドはもっと激しくなるのではと期待している。
インターバルの間にパワーを溜めた両者がリング中央に戻ってきた。
『カーン』
第11回K-1ビューティーマックスの最終ラウンドが始まった。
宣言通り両者は前に出ると顔面にパンチを打ち合っていく。
バシィ、バシッ、
豪快に顔を殴り合う香理奈と楓。
最終ラウンドという事で全てを出し切ろうとする香理奈に対して、楓も迎え撃っていく。
バキィ、
香理奈の右ストレートが楓の顔面にヒットすると楓は表情を歪めているが、楓も香理奈の顔面を右フックで叩いていった。
バシィ、
頬を紅潮させる両者。
楓は顔面を殴られて苦しそうな表情になっているが、香理奈の方がダメージが大きい様で、強気な言動とは裏腹に泣きそうな表情になっている。
それでも香理奈は前に出ると楓の顔面にパンチを打っていくが、楓の方が少し余裕があって見えていて、ガードして防ぐと香理奈の顔面にカウンターのパンチを打っていった。
バキィ、
香理奈:んん~~、
楓のパンチを顔面に受けて香理奈はふらつくとコーナーに押し込まれていく。
楓は追いかけていくと香理奈の顔面にパンチを連打してラッシュをかけていく。
バシ、バシッ、バシィ、
険しい表情になる香理奈だが、ガードして耐えると何とか反撃しようとハイキックを打っていった。
しかし、楓は香理奈の希みを賭けたハイキックを避けると楓はハイキックを香理奈の側頭部にヒットさせた。
バキィィ、
ハイキックを打ち返された香理奈は倒れそうになるが、咄嗟にグローブでロープを掴んで、倒れるのを防いでいる。
反則ではあるが、楓の攻撃が続いているので、試合は続行されていく。
楓が香理奈の顔面にパンチを連打すると香理奈は顔面を崩壊させられていくが、香理奈はいつの間にかコーナーに肘掛ける様になっているので、ノックアウト状態にもかかわらず倒れられない。
ヒートアップする場内。
楓は香理奈がコーナーに肘掛けているとは知らず、まだ倒れないからと打点が高い喧嘩キックで香理奈の顔面を踏みつける様にして蹴っていった。
バキィィィ、
楓の一撃が香理奈の顔面に決まると香理奈は白目を剥いて膝から崩れ落ちた。
『カーンカーンカーン』
カウントを数えるまでもなく香理奈が失神しているので、試合終了のゴングが鳴らされた。
その瞬間、場内は熱狂の渦に包まれている。
『勝者:蒼野楓、よって第11回Kー1ビューティーマックス優勝
は蒼野楓』
女王となった楓はリング中央でガッツポーズをして喜んでいる。最多優勝を誇る香理奈を破っての優勝に喜びも格別の様だ。
楓は主催者から優勝トロフィーを受け取ると高々と掲げた。
一方の敗れた香理奈は力尽きたのか意識が戻っても立ち上がる事が出来ない。
すると楓が香理奈に手を差し伸べた。
香理奈はふらつきながらも立ち上がると楓と熱い抱擁を交わした。
観客は迫力満点の打撃戦を演じた両者に盛大な拍手を送っている。
楓:香理奈さんに勝てて嬉しいです。
香理奈:今回は楓に負けたわ、でも次は私が勝つわよ。
楓と香理奈は互いに健闘を讃え合っている。
抱擁が解けると香理奈は優勝した楓にスポットライトが当たる様にと先にリングを去っていった。
2回目のKー1ビューティーマックス優勝を果たした楓はしばらく観客の声援を独り占めにすると控室に帰っていった。