第4回K-1ビューティーマックス(藤原紀華VS田中麗菜)
- 2015/04/04
- 10:52
3日目・第2試合
藤原紀華と田中麗菜の対戦。
キャリア、体格と紀華が有利に見えるが、2日目に負ったエリカからの“鉄板パンチ”によるダメージでリングに上がれるか不透明な状態だ。
《紀華控室》
紀華の控え室では紀華を試合に出場させるかギリギリの判断が行われていた。
セコンド後輩女優:紀華さん、今日は止めましょう。顔を打たれたら紀華さんの顔が…。
紀華:たくさんのお客さんが私の試合を見に来てくれてる。それに私はK-1ベルト女王よ、不戦敗は許されないわ。
事務所社長:そこまで言うなら…。
《リング》
選手がいよいよ入場する。
『赤コーナー 171cm 88-60-89 藤原紀華~』
『青コーナー 158cm 78-56-82 田中麗菜~』
紀華は黒、麗菜は水色のパンツで登場してきた。
やはり紀華は顔が全体的に腫れていて痛々しい。
麗菜は相手が紀華ということで分が悪いと思っていたが、予想外に紀華のダメージが大きいので、勝機は十分にあると感じている。
『カーン』
ゴングが鳴った。
あまり顔を打たれたくない紀華は顔のガードをしっかり固めている。
しかし、逆にあまり攻撃してこない紀華は麗菜にとってはあまり脅威に感じないのか麗菜は積極的に前に出てくる。
バシ、バシ、
ガードを固めている紀華に対してもやはり麗菜は顔を狙っていく。
そこまで威力のあるパンチで無いが、紀華はガードの上からでもパンチが効いている。
予想以上のダメージに焦る紀華。
麗菜は顔にパンチを集めていくが、紀華もカウンターのパンチを麗菜の頬にヒットさせた。
バシィ、
紀華のカウンターフックに体を仰け反らせる麗菜。
紀華は顔のダメージからここで決めたいと気合を入れてラッシュをかけていく。
バシ、バシィ、バシィ、
顔とボディーを殴られて苦しい麗菜。やはり打撃のパワーは麗菜とワンランク違うようで、打たれると厳しい展開になっていく。
バシィ、
しかし、麗菜も苦しい体勢から紀華の頬にカウンターのパンチをヒットさせると紀華はノーガードで打たれた顔へのパンチに表情を歪めている。
『カーン』
ここで1ラウンド終了のゴングが鳴った。
紀華は既に頬を紅潮させていてダメージの大きさが伺える。
一方の麗菜も紀華のパワフルな打撃に顔に痣を作って痛々しい。
『カーン』
試合再開、2ラウンドが始まった。
ジャブで様子を見合う両者。
紀華は早く試合を決めたいが、それ以上に打撃は食らいたくない。
麗菜は相手のウイークポイントは分かっているので顔を攻めたいところだが、顔にパンチを打つには身長差から距離を詰めないといけないので、紀華の重いパンチを喰らう確率が上がり危険が伴う。
バシ、
麗菜は少し攻め方を変えてみようと紀華の脚にローキックを打っていくも紀華は全く動じない。
しかし、ローキックはカウンターを喰らうリスクが少ないからともう一発麗菜はローキックを打っていった。
バシ、
あまり効いている様にも思えないが、主だった攻め手も見つけられない両者は時間だけが経っていく。
『カーン』
あっと言う間に2ラウンドが終了してしまった。
あまりに動きが少なかった2ラウンドで互いに体力が回復したほどだが、判定勝負も視野に入る展開に、ジャッジの性質上2ラウンドはローキック2発で麗菜が取ったのは確実で、紀華には苦しい状況となってしまった。
『カーン』
最終ラウンドが始まると紀華はリスク覚悟で攻めてきた。
前へ出る紀華にガードを固める麗菜。
攻める紀華に対してカウンターの一発を狙う麗菜という展開になっていく。
バシィ、バシィ、
紀華の強烈なパンチとミドルキックが麗菜を襲うが、麗菜はしっかりとガードを固めているので決定打は打たせない。
バシィ、バシィ、
それでも紀華の強烈なパンチにマウスピースを吐き出す麗菜。
顔の痣が痛々しくなってきた麗菜だが、顔のガードを解いている紀華の顔にカウンターのパンチを打ってった。
バシィ、
紀華:痛い!
クリーンヒットした麗菜のパンチに悶える紀華。
麗菜は紀華の顎にアッパー気味にもう一発パンチを打っていった。
ゴギィ、
鈍い音がなるとフラフラしながらダウンする紀華。
コーナーにもたれかかる様に座り込むとダウンにしまったという表情を浮かべている。
顔を気にしながらゆっくりと起き上がってファイティングポーズをとる紀華。
『ファイト』
ダウンを喫した紀華だが、怯む事無く猛然と麗菜に突っ込んでいった。
前に出てダウンを奪い返そうとする紀華。
バシィ、
強烈なパンチを放つ紀華だが、ダウンを奪った麗菜は専守防衛とばかりにガードを固めて守っている。『カーン』
3ラウンドが終わってしまった。
肩を落とす紀華。
内容では決して負けてなかったもののダウンと2ラウンドが余りにも重たい。
準備が整うと判定が行われる。
『1人目 30-27 青、田中麗菜』
『2人目 30-28 青、田中麗菜』
『3人目 30-27 青、田中麗菜』
『よって、勝者:田中麗菜』
金星に喜びを爆発させる麗菜。
対照的に紀華はグローブを叩きつけると不機嫌そうにリングを去った。
これで、2勝1敗となった麗菜だが、優勝へは香理奈、田中雅美と強敵が残っているだけに厳しい戦いが予想される。
紀華は1勝2敗と負け越しており、K-1ベルト女王としてもう1試合たりとも負けられない。追い込まれた女王・紀華の反攻を期待したい。
藤原紀華と田中麗菜の対戦。
キャリア、体格と紀華が有利に見えるが、2日目に負ったエリカからの“鉄板パンチ”によるダメージでリングに上がれるか不透明な状態だ。
《紀華控室》
紀華の控え室では紀華を試合に出場させるかギリギリの判断が行われていた。
セコンド後輩女優:紀華さん、今日は止めましょう。顔を打たれたら紀華さんの顔が…。
紀華:たくさんのお客さんが私の試合を見に来てくれてる。それに私はK-1ベルト女王よ、不戦敗は許されないわ。
事務所社長:そこまで言うなら…。
《リング》
選手がいよいよ入場する。
『赤コーナー 171cm 88-60-89 藤原紀華~』
『青コーナー 158cm 78-56-82 田中麗菜~』
紀華は黒、麗菜は水色のパンツで登場してきた。
やはり紀華は顔が全体的に腫れていて痛々しい。
麗菜は相手が紀華ということで分が悪いと思っていたが、予想外に紀華のダメージが大きいので、勝機は十分にあると感じている。
『カーン』
ゴングが鳴った。
あまり顔を打たれたくない紀華は顔のガードをしっかり固めている。
しかし、逆にあまり攻撃してこない紀華は麗菜にとってはあまり脅威に感じないのか麗菜は積極的に前に出てくる。
バシ、バシ、
ガードを固めている紀華に対してもやはり麗菜は顔を狙っていく。
そこまで威力のあるパンチで無いが、紀華はガードの上からでもパンチが効いている。
予想以上のダメージに焦る紀華。
麗菜は顔にパンチを集めていくが、紀華もカウンターのパンチを麗菜の頬にヒットさせた。
バシィ、
紀華のカウンターフックに体を仰け反らせる麗菜。
紀華は顔のダメージからここで決めたいと気合を入れてラッシュをかけていく。
バシ、バシィ、バシィ、
顔とボディーを殴られて苦しい麗菜。やはり打撃のパワーは麗菜とワンランク違うようで、打たれると厳しい展開になっていく。
バシィ、
しかし、麗菜も苦しい体勢から紀華の頬にカウンターのパンチをヒットさせると紀華はノーガードで打たれた顔へのパンチに表情を歪めている。
『カーン』
ここで1ラウンド終了のゴングが鳴った。
紀華は既に頬を紅潮させていてダメージの大きさが伺える。
一方の麗菜も紀華のパワフルな打撃に顔に痣を作って痛々しい。
『カーン』
試合再開、2ラウンドが始まった。
ジャブで様子を見合う両者。
紀華は早く試合を決めたいが、それ以上に打撃は食らいたくない。
麗菜は相手のウイークポイントは分かっているので顔を攻めたいところだが、顔にパンチを打つには身長差から距離を詰めないといけないので、紀華の重いパンチを喰らう確率が上がり危険が伴う。
バシ、
麗菜は少し攻め方を変えてみようと紀華の脚にローキックを打っていくも紀華は全く動じない。
しかし、ローキックはカウンターを喰らうリスクが少ないからともう一発麗菜はローキックを打っていった。
バシ、
あまり効いている様にも思えないが、主だった攻め手も見つけられない両者は時間だけが経っていく。
『カーン』
あっと言う間に2ラウンドが終了してしまった。
あまりに動きが少なかった2ラウンドで互いに体力が回復したほどだが、判定勝負も視野に入る展開に、ジャッジの性質上2ラウンドはローキック2発で麗菜が取ったのは確実で、紀華には苦しい状況となってしまった。
『カーン』
最終ラウンドが始まると紀華はリスク覚悟で攻めてきた。
前へ出る紀華にガードを固める麗菜。
攻める紀華に対してカウンターの一発を狙う麗菜という展開になっていく。
バシィ、バシィ、
紀華の強烈なパンチとミドルキックが麗菜を襲うが、麗菜はしっかりとガードを固めているので決定打は打たせない。
バシィ、バシィ、
それでも紀華の強烈なパンチにマウスピースを吐き出す麗菜。
顔の痣が痛々しくなってきた麗菜だが、顔のガードを解いている紀華の顔にカウンターのパンチを打ってった。
バシィ、
紀華:痛い!
クリーンヒットした麗菜のパンチに悶える紀華。
麗菜は紀華の顎にアッパー気味にもう一発パンチを打っていった。
ゴギィ、
鈍い音がなるとフラフラしながらダウンする紀華。
コーナーにもたれかかる様に座り込むとダウンにしまったという表情を浮かべている。
顔を気にしながらゆっくりと起き上がってファイティングポーズをとる紀華。
『ファイト』
ダウンを喫した紀華だが、怯む事無く猛然と麗菜に突っ込んでいった。
前に出てダウンを奪い返そうとする紀華。
バシィ、
強烈なパンチを放つ紀華だが、ダウンを奪った麗菜は専守防衛とばかりにガードを固めて守っている。『カーン』
3ラウンドが終わってしまった。
肩を落とす紀華。
内容では決して負けてなかったもののダウンと2ラウンドが余りにも重たい。
準備が整うと判定が行われる。
『1人目 30-27 青、田中麗菜』
『2人目 30-28 青、田中麗菜』
『3人目 30-27 青、田中麗菜』
『よって、勝者:田中麗菜』
金星に喜びを爆発させる麗菜。
対照的に紀華はグローブを叩きつけると不機嫌そうにリングを去った。
これで、2勝1敗となった麗菜だが、優勝へは香理奈、田中雅美と強敵が残っているだけに厳しい戦いが予想される。
紀華は1勝2敗と負け越しており、K-1ベルト女王としてもう1試合たりとも負けられない。追い込まれた女王・紀華の反攻を期待したい。