前回興行で香理奈と激闘を繰り広げた"女王様"・シャーロットブレアーが勝利した香理奈より先にリングに帰ってくる。
大きくダメージを負っており、万全とは言えないシャーロットの対戦相手は最近は表舞台から遠ざかっている杉元有美で、敢えてシャーロットに挑む事でアピールしようと考えている。
『赤コーナー 168cm 杉元有美~』
有美はウェーブがかかった茶髪にピンクのネイルをして登場してきた。
相手はあのシャーロットという事でやや緊張した様子だが、トレーニングで鍛えた肉体には自信も覗かせている。
『青コーナー 178cm シャーロットブレアー~』
シャーロットは金髪のロングヘアにブルーのネイルをして出てきた。
前回の香理奈戦では悔しい敗戦を喫したシャーロットだが、振り払うかのように派手なポージングでアピールしている。
漆黒の檻の中で睨み合うシャーロットと有美。
シャーロット:あなたも日本では中々の実力者みたいね。丁度いいわ、私のリハビリマッチにさせてもらうわよ。
"女王様"の異名をとるシャーロットの上から目線の発言に反応する有美。とりわけ「リハビリマッチ」というワードが気に入らなかったようだ。
有美:リハビリマッチ?冗談じゃないわ。私を甘く見るんじゃないわよ。
有美はそう言うと鋭くシャーロットを睨みつけた。
『カーン』
ゴングが鳴るとシャーロットは挑発的に力比べを誘っている。
有美としては真正面からの力勝負は分が悪いが、鍛えた肉体の力を示そうと敢えて挑んできた。
シャーロットが差し出したブルーのネイルをした手に有美はピンクのネイルをした指を絡ませた。
全身全霊で力を込める有美。
しかし、シャーロットは僅かに後退しただけだ。
シャーロット:この私を押すなんて褒めてあげるわ。
シャーロットはそう言うと受け身から力を込めきた。
シャーロットが攻勢に転じると一気に押し込んで、有美の背中を鉄格子に押しつけていった。
有美は背中に鉄格子の嫌な冷たさが伝わっていて、前からはシャーロットの圧力を感じている。
有美:ああぁ、(何なのよ、このパワーは。男でも感じた事が無いわ。)
シャーロットの圧倒的なパワーに驚愕する有美。
シャーロットは更に力を込めると有美のピンクのネイルをした手を握り潰しにかかった。
有美:ああああぁぁぁ~~~、
あまりの激痛に悲鳴をあげる有美。
シャーロット:女らしい艶のある声を出すじゃない、可愛いわね。
有美:ハアハアハア、私は女よ、あんたはまるで男みたいだわ。
シャーロット:戦うなら柔らかい女の体じゃダメよ。
有美はあまりの肉体の差に悔し紛れに「シャーロットを男のようだ。」と言うが、シャーロットは怒るどころかむしろ不敵な笑みを浮かべている。
シャーロットは有美のボディに膝蹴りを打ち込んでいった。
ボシュュ、
有美:うげぇぇぇ~~、
グラドルの中では鍛えた肉体を誇る有美だが、世界トップの格闘技団体で活躍するシャーロットとのフィジカルの差は歴然としている。
シャーロットの膝蹴りが有美の「柔らかい女の体」に直撃すると有美はお腹を抑えて悶絶している。
シャーロット:男を超えた女の凄さを教えてあげるわ。
シャーロットはそう言うと有美の髪の毛を掴んで、檻の中央に運ぶとブレーンバスターの体勢に入った。
踏ん張ろうとする有美だが、シャーロットの怪力でリフトアップされると有美の顔に恐怖した表情が見えた。
バアアァァァーーーン、
シャーロットが有美を鉄板に叩きつけると経験のある有美は受け身をとるが、体が大きくバウンドする程の威力で、有美はぐったりと倒れている。
パワーを見せつけたシャーロットはガッツポーズをして派手にアピールしているが、観客はむしろ有美の状態を心配して静まり返っている。
レフリーも同じく、檻の外から有美の状態を確認すると有美が僅かに状態を起こした。
シャーロットは場内の静寂が気に入らないのか観客にアピールして場内を煽るともう一度有美の体を起こしていくが、有美は拳でシャーロットの股間を下から突き上げていった。
バキッ、
シャーロット:アウッ、
鍛えられない場所を殴られ、踞るシャーロット。
起死回生の一撃を放った有美はシャーロットの首を抱えるとDDTで頭を鉄板に叩きつけていった。
バァァン、
連続攻撃に倒れるシャーロット。有美の予想外の反撃に観客は盛り上がっている。
有美は一気に勝負を決めようとスリーパーでシャーロットの首を締め上げていく。
シャーロットの顔が険しくなっていく。
大逆転劇への期待が高まるが、シャーロットは有美の腕を掴むと自慢のパワーで強引に外していった。
シャーロット:ハア、ハア、卑怯な攻撃でよくも私を陥れたわね。
シャーロットは怒りの形相で立ち上がるとシャーロットの怪力に驚く有美を鋭い眼光で睨みつけた。
シャーロットは怒りのままに勢いよく有美に向かっていくと掴みかかって頭突きを有美の頭にぶちこんだ。
ガァン、
有美:あぁぁん、
シャーロットのヘッドバットに思わず声を漏らす有美。
シャーロットは怯んだ有美の顔面にパンチを打っていった。
バキィィ、
怒りを拳に込めたシャーロットのパンチは試合の序盤よりも比べ物にならない程、出力が上がっており、一撃で有美は額を割って顔を血の海にさせられている。
あまりの衝撃に顔を覆う有美。
シャーロットは有美の体をリフトアップすると自らの膝に有美の股間をぶつけていった。
有美:ああぁぁぁ~~~、
シャーロットの変形アトミックドロップを食らって激痛に絶叫する有美。
シャーロットは股間を抑えて痛がる有美を抑えつけるとマウントポジションを奪っていった。
シャーロットの巨体に上に乗られた有美は恐怖している。
必死にガードを固める有美だが、怪力を誇るシャーロットが上から拳の雨を降らせると有美は顔をボコボコにされて顔面を崩壊させられていく。
バキィィ、バキィィ、バキィィ、
顔を抑えて涙を流す有美。
既に戦闘不能になる有美だが、シャーロットの怒りは収まらない。
シャーロットは立ち上がると有美の左脚を持って、股間を拡げてサッカーボールキックを打ち込んでいった。
ガァァン、
有美:ああぁぁぁ~~~~、
感じた事が無いような激痛に悲鳴を上げる有美。
股間への攻撃をやり返したシャーロットは溜飲を下げたようで、満足そうな表情をしている。
狂喜のシャーロットは更にもう一発打ち込もうとしている。
有美:もう、や、めて、、
許しを乞う有美。
しかし、シャーロットは無慈悲にも怯える有美の股間にサッカーボールキックを見舞っていった。
ガァァン、
鈍い音が場内に鳴り響くと有美は失神して悲鳴すら上げられない。
有美の股間はパンパンに赤く腫れ上がっている。
「有美は大丈夫なのか?」と観客も心配になるほどの壊されようで、場内は騒然としている。
シャーロット:サア、ショータイムよ。
シャーロットはそう言うとロメロスペシャルをかけていった。
有美の崩壊した顔と腫れ上がった股間が場内に晒されていく。
観客は興奮とシャーロットの残虐な攻撃に恐怖している。
『カーンカーンカーン』
ここでレフリーは危険だと判断して試合を止めた。
シャーロットは有美を解放するとセクシーなポージングを披露して観客にアピールしている。
『勝者:シャーロットブレアー』
勝者のコールを受けると日本にも増えてきたファンの声援に手を上げて応えている。
シャーロット:私の攻撃をよく受けたわね。そこだけは褒めてあげるわ。
シャーロットはぐったりと倒れて動けない有美に貫禄を見せている。
敗れた有美はタオルで顔と股間を覆うと担架に乗せられて医務室へ直行した。
観客はまるでライオンにいる檻に入れられたウサギのような状況でよく戦ったと有美に労いの拍手を送っている。
完全復活を遂げたシャーロットは手応えを感じており、満足そうに引き揚げていった。