第2回チーム別対抗戦『女優VSグラドル』もいよいよ最終の第7試合を迎える。
ここまで女優チーム3勝、グラドルチーム2勝、引き分け1つとなっており、女優チームが勝つか引き分けで女優チームの勝利。一方、グラドルチームはこの試合に勝ちサドンデスに望みを繋げたい。
大事な試合を任されるのはグラドルチームが熊多曜子、女優チームが長沢まさみとなった。
ライバル対決とも言えるこのカードはプロレスルールで行われる。
『赤コーナー 164cm 熊多曜子~』
『青コーナー 168cm 長沢まさみ~』
共に黒のストロングスタイルのビキニで登場してきた。
曜子としては前回敗れているだけにリベンジマッチに燃えている。
一方のまさみはこのプレッシャーがかかる一戦に激闘を繰り広げた曜子が相手とあって、やや緊張した面持ちで試合開始のゴングを待っている。
互いに既に試合を終えたチームメイトがセコンドで戦況を見守っている。
『カーン』
場内が歓声で包まれる中、ゴングが鳴った。
試合が始まると両者は観客の興奮に押されて前に出ると取っ組み合いになっていった。
組み合う曜子とまさみ。
前回と同じ立ち上がりにニヤリとする両者。
曜子は前回と同様に押し込もうとするが、まさみが組み勝ってここは曜子の背中をロープに押し付けていった。
『ロープ』
先ずはパワーを見せたまさみはロープブレイクがかかるとクリーンに離れた。
対する曜子は悔しそうな表情を見せると再びまさみに組み付いていった。
まさみは受け止めると今度は大外刈りで曜子を倒した。
バターン、
リングに背中から叩きつけられた曜子。
まさみは素早く馬乗りになると首に腕を巻きつけてスリーパーをかけていく。
曜子のスタミナを削りにかかるまさみ。
曜子は苦しそうな表情を浮かべるが、何とかロープに辿り着いた。
『ロープ』
ロープブレイクで一息着く曜子。まさみはここまで試合を優位に進めて満足気な様子だ。
まさみは曜子の髪の毛を掴んで起き上がらせようとするが、曜子は拳をまさみの股間に拳を打ちつけていった。
ガァン、
まさみ:んん~、
股間を抑えながら踞るまさみ。
曜子は背後に回り込むと大技・ジャーマンスープレックスで投げていった。
バターン、
後頭部から叩きつけられて股を開いて倒れるまさみ。
曜子はそのままフォールに入った。
『ワン、ツー、』
カウント2で返すまさみ。
観客は曜子が反則をした事よりも大技・ジャーマンスープレックスホールドを繰り出した事に歓声をあげている。
フォールは返されたものの流れを変えるのに十分な1発を放った曜子はまさみの髪の毛を掴んで起き上がらせるとロープに走らせると自らも反対側のロープに走って反動をつけるとラリアットで迎撃した。
バシィ、
大の字に倒れるまさみ。
曜子はコーナーの下にまさみをセットするとコーナーに登ってアピールしてからフライングボディプレスを放った。
バターン、
まさみのボディにフライングボディプレスが炸裂すると曜子はフォールに入った。
『ワン、ツー、スリ、、』
まさみはギリギリのところで肩を上げてカウントを止めるが、破壊力のある技を立て続けに食らって呼吸を荒くさせている。
曜子はまさみの髪の毛を掴んで起き上がらせるとコブラツイストをかけていった。
迫力のあるボディを持つ両者が肉体を絡み合わせると場内は歓声に包まれている。
曜子にボディを締め上げられて苦悶の表情を浮かべるまさみ。
曜子は自慢の巨乳を揺らしながらまさみのボディを締め上げていくが、疲れてしまい離してしまった。
解放されたまさみだが、ぐったりとして倒れている。
曜子は勝負を決めようとアピールするとパワーボムの体勢に入った。
力を込めて持ち上げようとする曜子だが、まさみはここで投げられたら終わってしまうと踏ん張ると逆に下から突き上げて投げ返していった。
バタン、
ここは一旦凌いだまさみ。
曜子はすぐに起き上がってまさみに向かっていくが、まさみは曜子を蹴り飛ばした。
バシィ、
蹴られて倒れる曜子。
徐々にリズムを取り戻してきたまさみは曜子の髪の毛を掴んで起き上がらせるとコブラツイストをかけていった。
先程の仕返しとばかりにコブラツイストをかけるまさみ。
曜子は脱け出そうとするが、まさみのコブラツイストがガッチリと極っていて中々外す事が出来ない。
まさみは曜子のボディに絡みついて締め上げると抵抗する曜子のバストがユサユサと揺れている。
曜子の抵抗が実ってまさみのコブラツイストがようやく解かれた時には曜子はバタリと倒れ込んだ。
汗をびっしょりとかいて倒れる曜子。
まさみも疲労して膝を着いて休んでいるとしばらく間が出来た。
曜子とまさみはヨロヨロと立ち上がると向かい合った。
第7試合は消耗戦の様相を呈してきた。
曜子はラリアットを打っていくが、まさみは身を屈めて避けると背後をとってバックドロップの体勢に入った。
しかし、曜子はまさみの頭にエルボーを打ち込んで逃れると振り向きざまに回し蹴りを放った、
バシィ、
曜子の回し蹴りを食らって仰向けに倒れるまさみ。
すると曜子は四の字固めをかけていった。
両脚を激痛が襲うとまさみは悶絶しているが、反転させて体の向きを入れ替えると今度は曜子の両脚に襲い掛かる。
曜子はうつ伏せになって悲痛な表情をしながらロープに向かうと何とか辿り着いた。
『ロープ』
ロープブレイクとなり四の字固めが外れるが、互いに疲労困憊しており、中々立ち上がる事が出来ない。
レフリーは戦うように促すとようやく両者は立ち上がった。
『ファイト』
小休止していた試合が再び動き出すと傷だらけの二頭の女豹は技を繰り出すのではなく、只々、己の肉体をぶつけ合った。
リング中央で取っ組み合いになるまさみと曜子。
両者共にスタミナ切れを起こしており、死力を尽くした戦いになっている。
相手を倒そうとする両者だが、縺れ合うように倒れてグランドでの攻防に転じている。
まさみは曜子の首に腕を巻きつけようとするが、曜子はそのまさみの右腕を取ろうとしている。
一進一退の攻防になるとまさみは曜子のビキニに指を引っ掛けて引き剥がしていくと曜子の巨乳が露になった。
ブルン、
曜子:何すんのよ!
曜子は自慢のバストを晒されて腹を立てて、同じくまさみのビキニをビキニを剥ぎ取っていった。
すると曜子に負けず劣らずの豊満なまさみのバストが露になると観客は珍しいものが見れたと曜子の時よりも大きな歓声を上げている。
曜子はその歓声に一層腹を立てたようでまさみに襲い掛かると鷲掴みにしていった。
顔を歪めるまさみだが、まさみも曜子のバストを掴み返していく。
互いのバストを握り潰し合っていく。
曜子:ああぁ、あぁ~~、
まさみ:んんん~~、ハア、ハア、
愛撫などの生易しいものはなく、力の限り相手のバストを潰しにいっている。
最終盤にして女の意地をぶつけ合わせる曜子とまさみ。
互いに両手で相手のバストを潰し合うと限界まで体力を削られている。
相手を屈伏させようと夢中になるまさみと曜子。
『カーンカーンカーン』
理性をかなぐり捨ててギリギリまで攻め続けた曜子とまさみはいつの間にか白眼を剥いて失神してしまっていた。
『只今の試合、両者失神KOにより引き分けとします。よって対抗戦は女優チーム3勝、グラドルチーム2勝、2引き分けにより女優チームの勝利となります。』
アナウンスが流れて騒然とする場内の真ん中でまさみと曜子は巨乳を晒け出して大の字に倒れている。
死力を尽くした末の痛み分けの引き分けという結果だが、両陣営の反応は対照的で、グラドルチームが落胆しているのに対して、女優チームはトロフィーを掲げる紀華を中心に歓喜の輪が出来ている。
大盛り上がりとなったチーム別対抗戦のシリーズは今後も興業が組まれそうだ。