エキシビジョンマッチ(田仲雅美VS大須賀小百合)
- 2020/05/17
- 12:25
準決勝と決勝戦の間のエキシビションマッチは決勝進出した4名以外から希望者を募って試合が組まれる。
折角この日の為に体を仕上げてきたのにタッグマッチという事で力を発揮出来ずに敗れた選手に試合機会を与える為のもので、当然ファイトマネーも支払われる。
手を上げたのは2名。その2人で試合が組まれる事になった。
試合はプロレスルールで行われる。
『赤コーナー 165cm 田仲雅美~』
1人目は北海道アスリートタッグの田仲雅美で紺色のビキニで出てきた。
雅美はパートナーの大須賀小百合がピンフォールを奪われて敗れて不完全燃焼で大会を去る事が不満で、エキシビションマッチに名乗りを上げた。
『青コーナー 163cm 大須賀小百合~』
その小百合がコールされると場内からはどよめきが起こった。
小百合は白のビキニで登場してきた。
対角線のコーナーから鋭い視線を飛ばして睨み合う雅美と小百合。
雅美:こんな試合に出てくる元気があるならトーナメントで全力を出しなさいよ。
小百合:私はタフなのよ。それより私に不満があるんでしょ。やってやるわよ、かかって来なさいよ。
雅美:開き直りもいいところだわ。あんたのせいで負けたんでしょ、この試合で落とし前つけて貰うわよ。
『カーン』
エキシビションマッチという事で舌戦が終わらぬ間に早々とゴングが鳴った。
ゴングが鳴るや否や取っ組み合いになる雅美と小百合。
元アスリート同士の取っ組み合いは拮抗した争いになると、その迫力に観客は圧倒されている。
雅美は腕力で捩じ伏せようとするが、強靭な下半身を持つ小百合は易々とは崩れない。
それでも雅美は小百合を押し込むとロープに背中を押し込んでいった。
『ロープ』
ロープブレイクがかかって離れる雅美だが、胸元に張り手を打ち込んでいった。
バシッ、
乾いた音が鳴り響くと小百合は一瞬表情を歪めるが、すぐに持ち直すと張り手を雅美の胸元に打ち返していった。
バシッ、
痛がる雅美だが、小百合の顔面に張り手を打っていくと小百合も雅美の顔面に打ち返していく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、
顔を張り手で交互に叩き合う小百合と雅美。
拳で殴りあっているかのような衝撃音に観客は驚いている。
頬を紅潮させて時折意識を飛ばしかける両者だが、制したのは競泳で鍛え上げた上体を持つ雅美だった。
バシィィ、
雅美の渾身の一撃が炸裂すると小百合は目を虚ろにさせてふらついている。
雅美は小百合を掴まえるとバックドロップで投げていった。
バターン、
雅美は小百合をリングに叩きつけるとフォールに入った。
『ワン、ツー、』
カウント2で体を起こして返す小百合。
雅美は返されたにもかかわらず笑みを浮かべると背後から腕を巻きつけてスリーパーで締め上げていく。
雅美の鍛え上げた腕が小百合の首に巻きつくと小百合は苦悶の表情を浮かべている。
何とか外そうと試みる小百合だが、雅美の腕力は伊達ではなく、簡単には解けない。
意識が朦朧としてきた小百合だが、何とか自らの首と雅美の腕の間に指を滑り込ませて気道を確保した。それでも自慢の腕力で強引に締め落とそうとする雅美だったが、しばらくすると流石にこれ以上はダメージを与えられないからと諦めて技を解いた。
小百合:ハア、ハア、ハア、
呼吸を荒くさせる小百合。
雅美はすぐに掴まえると今度はブレーンバスターの体勢に入った。
雅美:もう息が上がってるじゃない、早く諦めなさいよ。
リフトアップしようとする雅美だが、小百合は息を吹き返すと膝蹴りを雅美のボディに打ち込んで、難を逃れた。
逆に雅美は小百合の強靭な下半身から放たれる膝蹴りをボディに食らって踞っている。
小百合は追い込みをかけようとローキックを雅美の脚に打ち込んでいった。
バシィ、
体勢を崩した状態で蹴られて雅美は倒れ込んだ。
小百合は仰向けに倒れた雅美の頭にサッカーボールキックを浴びせていった。
バキィィィ、
クリーンヒットすると鈍い音が場内に鳴り響くと雅美は目を虚ろにさせてぐったりとしている。
あまりの衝撃音に心配になったレフリーが雅美が深刻なダメージを負ってないか確認するが、いまいち反応は良くない。
小百合はレフリーを振り払うと雅美の首に鍛え上げた太ももを巻きつけてレッグスリーパーをかけていった。
我に返った雅美は事態を飲み込むと小百合の太ももを掴んで外しにかかる。
小百合は自慢の太ももで雅美を絞めていくが、雅美も腕力には自信があり、外せると考えている。
強烈なサッカーボールキックを食らいながらも流石のタフさを見せる雅美。
雅美:調子に乗るんじゃないわよ、こんなものすぐに外してやるわ。
小百合:大口叩くなら外してからにしなさい。
パワー自慢のアスリート美女同士のプライドを賭けたバトルが始まった。
力を込めて締め上げる小百合に対して、雅美も小百合の脚を鷲掴みにして食らいついている。
人間の体の構造上、手の方が器用であるもののパワーは脚力が腕力に勝るようで、雅美は時折外せそうにはなるものの中々技が解けるには至らず、時間の経過と共に表情が苦しくなってきた。
常人ならば脚も疲労でスタミナ切れを起こすものだが、小百合の両脚は一向に緩まない。
雅美も小百合も渾身の力を込めると腹筋がくっきりと割れているのが分かる。
雅美は小百合の両脚を外せずに余裕が無くなってくると目を虚ろにさせて意識を朦朧とさせている。
レフリーが雅美の様子を見に行くと小百合はアピールしている。
小百合:こいつもうダメなんじゃない?
雅美:うっさいわね、こんなもの、すぐ、に、
雅美は言い返してレフリーに試合続行をアピールするが、逆に息が詰まってしまった。
レフリーを再度確認すると雅美は精神力で意識を繋ぎ止めていて、首を横に振って拒んでいる。
それを見た小百合がパワーを捻り出して締め上げると雅美は遂に耐えきれなくなって体をプルプルと震わせると白目を剥いて失神してしまった。
『カーンカーンカーン』
レフリーはこれ以上は危険だと判断してゴングを要請した。
雅美は解放されても尚、白目を向いて失神したまま体の震えも止まらず、グロッキーな状態になっている。
『勝者:大須賀小百合』
小百合は会心の逆転勝利にガッツポーズをすると失神している雅美の顔面を踏みつけてアピールしている。
小百合:負けた原因分かったでしょ。あんたが弱かったからよ!
小百合は強烈な一言を言い放つと軽く雅美の顔を足蹴にしてから去っていった。
屈辱に塗れる雅美は口をパクパクさせながら何かを言い返そうとするが、言葉にならず、再び失神してしまうと担架で運ばれた。
折角この日の為に体を仕上げてきたのにタッグマッチという事で力を発揮出来ずに敗れた選手に試合機会を与える為のもので、当然ファイトマネーも支払われる。
手を上げたのは2名。その2人で試合が組まれる事になった。
試合はプロレスルールで行われる。
『赤コーナー 165cm 田仲雅美~』
1人目は北海道アスリートタッグの田仲雅美で紺色のビキニで出てきた。
雅美はパートナーの大須賀小百合がピンフォールを奪われて敗れて不完全燃焼で大会を去る事が不満で、エキシビションマッチに名乗りを上げた。
『青コーナー 163cm 大須賀小百合~』
その小百合がコールされると場内からはどよめきが起こった。
小百合は白のビキニで登場してきた。
対角線のコーナーから鋭い視線を飛ばして睨み合う雅美と小百合。
雅美:こんな試合に出てくる元気があるならトーナメントで全力を出しなさいよ。
小百合:私はタフなのよ。それより私に不満があるんでしょ。やってやるわよ、かかって来なさいよ。
雅美:開き直りもいいところだわ。あんたのせいで負けたんでしょ、この試合で落とし前つけて貰うわよ。
『カーン』
エキシビションマッチという事で舌戦が終わらぬ間に早々とゴングが鳴った。
ゴングが鳴るや否や取っ組み合いになる雅美と小百合。
元アスリート同士の取っ組み合いは拮抗した争いになると、その迫力に観客は圧倒されている。
雅美は腕力で捩じ伏せようとするが、強靭な下半身を持つ小百合は易々とは崩れない。
それでも雅美は小百合を押し込むとロープに背中を押し込んでいった。
『ロープ』
ロープブレイクがかかって離れる雅美だが、胸元に張り手を打ち込んでいった。
バシッ、
乾いた音が鳴り響くと小百合は一瞬表情を歪めるが、すぐに持ち直すと張り手を雅美の胸元に打ち返していった。
バシッ、
痛がる雅美だが、小百合の顔面に張り手を打っていくと小百合も雅美の顔面に打ち返していく。
バシッ、バシッ、バシッ、バシッ、
顔を張り手で交互に叩き合う小百合と雅美。
拳で殴りあっているかのような衝撃音に観客は驚いている。
頬を紅潮させて時折意識を飛ばしかける両者だが、制したのは競泳で鍛え上げた上体を持つ雅美だった。
バシィィ、
雅美の渾身の一撃が炸裂すると小百合は目を虚ろにさせてふらついている。
雅美は小百合を掴まえるとバックドロップで投げていった。
バターン、
雅美は小百合をリングに叩きつけるとフォールに入った。
『ワン、ツー、』
カウント2で体を起こして返す小百合。
雅美は返されたにもかかわらず笑みを浮かべると背後から腕を巻きつけてスリーパーで締め上げていく。
雅美の鍛え上げた腕が小百合の首に巻きつくと小百合は苦悶の表情を浮かべている。
何とか外そうと試みる小百合だが、雅美の腕力は伊達ではなく、簡単には解けない。
意識が朦朧としてきた小百合だが、何とか自らの首と雅美の腕の間に指を滑り込ませて気道を確保した。それでも自慢の腕力で強引に締め落とそうとする雅美だったが、しばらくすると流石にこれ以上はダメージを与えられないからと諦めて技を解いた。
小百合:ハア、ハア、ハア、
呼吸を荒くさせる小百合。
雅美はすぐに掴まえると今度はブレーンバスターの体勢に入った。
雅美:もう息が上がってるじゃない、早く諦めなさいよ。
リフトアップしようとする雅美だが、小百合は息を吹き返すと膝蹴りを雅美のボディに打ち込んで、難を逃れた。
逆に雅美は小百合の強靭な下半身から放たれる膝蹴りをボディに食らって踞っている。
小百合は追い込みをかけようとローキックを雅美の脚に打ち込んでいった。
バシィ、
体勢を崩した状態で蹴られて雅美は倒れ込んだ。
小百合は仰向けに倒れた雅美の頭にサッカーボールキックを浴びせていった。
バキィィィ、
クリーンヒットすると鈍い音が場内に鳴り響くと雅美は目を虚ろにさせてぐったりとしている。
あまりの衝撃音に心配になったレフリーが雅美が深刻なダメージを負ってないか確認するが、いまいち反応は良くない。
小百合はレフリーを振り払うと雅美の首に鍛え上げた太ももを巻きつけてレッグスリーパーをかけていった。
我に返った雅美は事態を飲み込むと小百合の太ももを掴んで外しにかかる。
小百合は自慢の太ももで雅美を絞めていくが、雅美も腕力には自信があり、外せると考えている。
強烈なサッカーボールキックを食らいながらも流石のタフさを見せる雅美。
雅美:調子に乗るんじゃないわよ、こんなものすぐに外してやるわ。
小百合:大口叩くなら外してからにしなさい。
パワー自慢のアスリート美女同士のプライドを賭けたバトルが始まった。
力を込めて締め上げる小百合に対して、雅美も小百合の脚を鷲掴みにして食らいついている。
人間の体の構造上、手の方が器用であるもののパワーは脚力が腕力に勝るようで、雅美は時折外せそうにはなるものの中々技が解けるには至らず、時間の経過と共に表情が苦しくなってきた。
常人ならば脚も疲労でスタミナ切れを起こすものだが、小百合の両脚は一向に緩まない。
雅美も小百合も渾身の力を込めると腹筋がくっきりと割れているのが分かる。
雅美は小百合の両脚を外せずに余裕が無くなってくると目を虚ろにさせて意識を朦朧とさせている。
レフリーが雅美の様子を見に行くと小百合はアピールしている。
小百合:こいつもうダメなんじゃない?
雅美:うっさいわね、こんなもの、すぐ、に、
雅美は言い返してレフリーに試合続行をアピールするが、逆に息が詰まってしまった。
レフリーを再度確認すると雅美は精神力で意識を繋ぎ止めていて、首を横に振って拒んでいる。
それを見た小百合がパワーを捻り出して締め上げると雅美は遂に耐えきれなくなって体をプルプルと震わせると白目を剥いて失神してしまった。
『カーンカーンカーン』
レフリーはこれ以上は危険だと判断してゴングを要請した。
雅美は解放されても尚、白目を向いて失神したまま体の震えも止まらず、グロッキーな状態になっている。
『勝者:大須賀小百合』
小百合は会心の逆転勝利にガッツポーズをすると失神している雅美の顔面を踏みつけてアピールしている。
小百合:負けた原因分かったでしょ。あんたが弱かったからよ!
小百合は強烈な一言を言い放つと軽く雅美の顔を足蹴にしてから去っていった。
屈辱に塗れる雅美は口をパクパクさせながら何かを言い返そうとするが、言葉にならず、再び失神してしまうと担架で運ばれた。