“ブルーメダル”決戦(香理奈VSミズティーブルー)
- 2018/11/23
- 12:42
《地下リング・主催者の部屋》
主催者の部屋に訪れていたのは香理奈だ。
青樹愛との激闘のダメージも癒えて主催者と“交渉”に訪れている。
香理奈は全裸で主催者を仰向けに押し倒すと上に跨がっている。
香理奈:最近全然私の試合組んでくれないじゃない。私の試合も組みなさいよ。
主催者:何を言っとるんじゃ。お前も青樹愛との試合で疲れたじゃろ。万全になるまでは休んでおれ。
香理奈:私を甘くみないで、もうフルパワーで戦えるわ。
香理奈はそう言うと体に力を入れてパンプアップさせて見せた。
香理奈:元レスラーのあなたなら分かるでしょ。私の体が最高だっていう事が。
主催者:う~む、その通り。やはり香理奈が最高じゃな。
目をハートマークにさせて酔いしれる主催者。
香理奈:こんなに体仕上げてるんだから早く私の為のビックマッチ組みなさいよ!
主催者:しかし、それとこれとは別の話。
香理奈:同じでしょ。つべこべ言うんだったらこうするわ。
香理奈はするするとポジションを上げると大蛇の様に脚を主催者の首に巻きつけて締め上げていく。
主催者:ぐえぇぇ、
香理奈:ビックマッチ組まないと締め落とすわよ。
そう言うと香理奈は少しだけ緩めた。
香理奈に絞められて限界がきている主催者。
主催者:わかった、わかった、試合を組もう。
香理奈:OK、交渉成立ね。それで誰と試合を組んでくれるの?
とりあえず逃れる為に言った主催者は言葉に窮している。
主催者を睨みつける香理奈。
ガチャン、
しかし、そこに誰かが入ってきて救いの手が差し伸べられた。
部屋に入ってきたのはアメリカの地下リングの主催者のミズティーブルーだ。
ブルー:ハーイ、香理奈。久しぶりネ。
突然部屋に入ってきたブルーに驚く香理奈と主催者。
ブルー:ユーは全然ダメネ。団体のエースがビックマッチを求めてるならすぐに応えてあげないと。香理奈、試合の相手、ミーはどう?
香理奈との試合を申し出るブルー。
すると香理奈は立ち上がってブルーとの距離を詰めていく。
香理奈:良いわよ、申し分無い相手だわ。
ブルー:香理奈、どうせなら“ブルーメダル”を賭けてヤリマショウ。
香理奈:私がブルーメダルの試合を戦えるの
“ブルーメダル”というフレーズに反応する香理奈。
ミズティーブルー:ワタシが管理する最高のタイトルよ。
ブルーはそう言うと体をパンプアップさせた。
60歳を超えたブルーの肉体に驚く香理奈だが、興奮している。
香理奈:最高の試合になりそうだわ。
ブルー:ハードなバトルになるワヨ。
香理奈:いくらブルーが相手とはいえ、ここは日本のリング。エースの私が60歳を超えた女に負ける訳にはいかないわ。
仲の良い香理奈とブルーだが、火花を散らしている。
こうして「香理奈VSブルー」のKー1ルールでの“ビックマッチ”が決まった。
《ブルーメダル決戦・ミズティブルーVS香理奈》
“ブルーメダル”を賭けた香理奈とミズティーブルーの一戦が行われる。
“ブルーメダル”とはアメリカの地下リングの主催者・ミズティーブルーが認めた試合に勝利した者にのみ与えられるタイトルで、ブルーとしては最も価値あるタイトルと見做している。
ルールは基本的にはK-1ルールだが、グローブの装着は無しで行われる。又、ラウンド制は無く、完全ノックアウトシステムで行われる。
香理奈とブルーは以前アメリカのリングでもK-1ルールで対決しており、香理奈の4敗と一度も勝ててないが、香理奈としては年齢的にも力が逆転した事を日本の地で示したいと相当気合いが入っている。
場内のスクリーンにもアメリカの地下リングではブルーの方が優位であるデータが紹介されると、観客は驚いている。
『赤コーナー ミズティーブルー』
ブルーは名前と同様にブルーのパンツを履いて登場してきた。
もう60歳を越えているとあって、トップレス姿にも歓声は起こらないが、観客としてはアメリカの地下リングの主催者の実力がどんなものなのか興味を抱いている。
『青コーナー 香理奈~』
香理奈も青のパンツを履いて出てきた。
地下リングのエース・香理奈の登場に観客は歓声をあげている。
両者は共にブルーのネイルが塗られた手に凶器等は持ってないかレフリーからチェックを受けている。
ブルー:香理奈、ユーと日本で勝負出来るのは嬉しいワ。
香理奈:私もよ、試合が決まってからは今日まで体を限界まで鍛えたから楽しみだわ。
ブルー:日本の皆さん、ワタシたちの試合。女の試合と思わない事ネ。男の試合も越える試合になるわ。
場内のボルテージが上がってきた。
香理奈とブルーはブルーのネイルが塗られた手を握り締めた。
『カーン』
試合が始まるとスタンダードにファイティングポーズをとるブルーと香理奈。
ステップを踏みながら様子を探り合っているが、香理奈が先にハイキックを打っていった。
ブルーが避けて空振りに終わるが、香理奈もすぐに体勢を立て直して向かい合っている。
外れたものの鋭いハイキックを繰り出して香理奈の状態の良さが伺える。
積極的な香理奈はブルーの太ももにローキックを打っていった。
バシィ、
香理奈のローキックがヒットするとその威力からか場内に衝撃音が鳴り響いた。
香理奈は効いていると見てもう1発、ブルーの太ももにローキックを打っていった。
バシィ、
香理奈に蹴られて太ももを赤く腫らすブルーだが、表情には余裕がある。
するとベテランでスロースターターのブルーが前に出てくると香理奈のボディにミドルキックを打っていった。
バシィ、
香理奈:んん、
ブルーの重たいミドルキックが香理奈のボディに突き刺さると呻き声をあげる香理奈。
ブルーは距離を詰めると香理奈の顔面にパンチを打っていくが、香理奈は避けるとカウンターのパンチをブルーの顔面に打っていくもブルーはガードして防いだ。
一進一退の攻防となる香理奈とブルー。共に一撃に威力があるだけに緊張感のある展開が続いている。
ブルーは香理奈のスピードを止めようとローキックを打っていった。
バシィ、
ブルーのローキックを受けて表情を歪める香理奈。
ブルーはハイキックで香理奈の側頭部を狙っていくと香理奈はガードして防いでいるが、ブルーのキック力に押されている。
後退する香理奈を追いかけるブルーは香理奈の顔面にパンチを打っていった。
バキィ、
今度はガードが間に合わずブルーの素手でのパンチを顔面に喰らう香理奈。
ブルーはもう1発、香理奈の顔面にパンチを打っていくが、香理奈は避けるとミドルキックをブルーのボディに打ち返していった。
バシィ、
ブルー:オウッ、
香理奈のミドルキックに動きが止まるブルーだが、香理奈もダメージがあるので、一旦体勢を立て直している。
ファイティングポーズをとって向かい合うブルーと香理奈。
距離が詰まってくると両者はハイキックを打っていった。
バキィィィィィ、
互いのハイキックが空中で激突すると物凄い衝撃音が場内に鳴り響いた。リング中央でパワーとパワーがぶつかり合っている。
“ハイキック・パワー対決”を制したのは香理奈で、ブルーは気圧されると何とか踏ん張ったもののコーナーに背中を着けている。
すると香理奈はもう1発ハイキックを打っていくとブルーの側頭部にヒットした。
バキィィィ、
狙い澄ました香理奈のハイキックがブルーの側頭部を撃ち抜くとブルーは倒れ込んだ。
ダウンを奪った香理奈は一呼吸置いてから自陣コーナーに戻った。
迫力のぶつかり合い日本のエースがアメリカの地下リングの主催者を倒したとあって盛り上がる場内。
しかし、ミズティーブルーは険しい表情になりながらも立ち上がった。
睨み合うブルーと香理奈。
ブルー:ハア、ハア、ハア、流石香理奈ネ。アナタの勝ちヨ、“今のワタシ”では敵わないワ。
ブルーはそう言うとセコンドから錠剤を2粒受け取った。
香理奈:その錠剤は何?
香理奈は観客と同じ質問をぶつけた。
ブルー:コノ錠剤は1粒で5分だけ10年、体を若返らせる事が出来るワ。ホントハ3粒飲みたいところダケド、体の負担が大きすぎるカラネ。ツマリ2粒飲めば、40代の体で戦えるワ。
観客が反則ではないかとブーイングを飛ばすとレフリーも止めようとするが、香理奈が制した。
香理奈:面白そうね。折角だから最強のブルーと戦いたいわ。
香理奈の発言に盛り上がる場内。レフリーも渋々認めている。
ブルー:流石ネ。ワタシもコノ錠剤を飲むのは久しぶりヨ。ブルーメダルの挑戦者に認めた女ダワ。
ブルーはそう言うと錠剤を飲み込んだ。
ブルー:アアアアアア~~~~~!!!
ブルーは身を屈めて吠えるとみるみる体が若返っている。
ブルー:ハアハア、待たせたワネ。サア試合を再開シマショウ。
体が一回り大きくなり、筋肉量も大幅に増えたブルーが現れた。
若返ったブルーのトップレス姿に観客は興奮して歓声があがっている。
『ファイト』
試合が再開されるとインターバルを経て体をリフレッシュさせた香理奈は勢いよくブルーに向かっていった。
香理奈はパンチやキックと強烈な打撃をブルーに浴びせていく。
バシ、バキッ、バシィ、
ガードを固めて防戦一方になるブルー。
場内は香理奈の打撃の乱舞に盛り上がっている。
攻撃を受け続けるブルーだが、ガードを固めて表情は変わらない。
香理奈は波に乗って攻撃を続けるが、ブルーはカウンターのパンチを香理奈の顔面に打っていった。
バキィィィ、
香理奈:あうぅ、
ブルーのパンチ1発で鼻血を吹き出す香理奈。
これには観客も驚いている。
ブルー:香理奈、アナタは強いわ。デモ、若返ったワタシには敵わないワ、ソレニ若い頃のワタシは今ほど優しくないワヨ。
ブルーはそう言うと動きが止まった香理奈に襲いかかってきた。
ガードを固める香理奈にブルーはハイキックを打っていった。
バキィィ、
ガードの上からでも威力のあるハイキックに腕が痺れる香理奈。
ブルー:マダマダ行くワヨ~。ワタシは戦う事が大好きなんだから。
香理奈:私だって負けないわ!ハアアァァ!!
余裕のブルーに対して、気合いを入れ直す香理奈。
両者はリング中央でぶつかり合うと壮絶なハイキックの打ち合いになっていく。
バキィ、バキッ、バシィ、バキッ、バシィ、バキィ、バキィ、バキッ、バシィ、
得意のハイキックで華麗に蹴り合う香理奈とブルーだが、優劣はすぐに着いた。
ブルーが威力、手数共に香理奈を上回っている。
香理奈:(パワー、スピード、テクニック、どれも敵わない・・)
日本では最強の香理奈が圧倒されるのを見て静まり返る場内。
香理奈がフラフラになってガードも覚束無くなるとブルーのハイキックが香理奈の側頭部を一閃した。
バキィィィ、
力無く倒れる香理奈。
パワーを見せつけたブルーは肉体をパンプアップさせてアピールしている。
観客はエースの香理奈でも太刀打ち出来ないと感じて呆然としている。
何とか立ち上がってファイティングポーズをとる香理奈だが、既に汗をびっしょりとかいて肩で息をしていて、文字通り青息吐息では勝ち目は無さそうに見える。
『ファイト』
試合が再開されるとブルーは一直線に距離を詰めてきた。
身構える香理奈だが、ブルーはストレートに香理奈の顔面にパンチを打っていった。
バキィ、
香理奈はシンプルな攻撃にも対応出来ずにパンチを喰らって鼻血を酷くさせている。
崩れかかる香理奈。
ブルーは香理奈の髪の毛を掴んで、スタンディングの状態を維持させるとボディにパンチを打っていった。
ドス、
香理奈:んん、
香理奈は呻き声をあげて口をパクパクさせるとガードは完全に下がっている。
ブルー:最初はアンナに強かったのに今は可愛い女の子にナッテルワヨ。
ブルーは香理奈のボディにパンチを連打して抉っていく。
ドス、ボシュ、バシィ、
サンドバック状態になる香理奈。
ブルーはお気に入りの香理奈が相手だが、若返って凶暴になったのか残酷な攻めを展開している。
香理奈が痛めつけられて場内からは悲鳴があがっている。
ブルーは香理奈のボディを膝蹴りで突き刺していった。
ボシュュ~~、
香理奈:ぐええぇぇ、
嗚咽を漏らしながら体をビクンと震わせる香理奈。
ブルーは掴んでいた香理奈の髪の毛を離すと香理奈は膝から崩れ落ちた。
ブルーのあまりの強さに衝撃が走る場内。
レフリーはカウントをとるが、何とブルーはレフリーを弾き飛ばしてカウントを自ら止めた。
ブルー:ジャマヨ、ワタシと香理奈の戦いにレフリーなんてイラナイワ。タップリと戦いを楽しむワヨ。
ブルーはそう言うと香理奈の髪の毛を掴んで無理矢理立ち上がらせると抱き締めた。
ブルー:40代の肉体で香理奈の肉体を楽しみたいわ。
香理奈の肉体を貪るブルー。
両者の肉体が密着すると互いの肉体を感じ合っている。
香理奈:(物凄い肉体、こんな化け物と戦ってたなんて・・。私も並みの男よりは強い体なのに遥かに超えてるわ。)
ブルーの肉体に愕然とする香理奈。
ブルー:香理奈、ヤッパリイイ体してるワネ。回復させてアゲルワ。それからもう一度戦いマショ。
香理奈の体を抱き締めながら揉み解していく。
ブルーのパワーの前に全く抵抗出来ない香理奈。
ブルーは香理奈にキスをすると香理奈のパンツを破ると穴に指を入れていった。
香理奈:アアアアァァァーーー!!!
ブルーの指が肉体の奥地の秘境に到達すると絶頂する香理奈。
ブルー:艶やかな音色ダワ。コレデ体が回復するからまだまだ戦えソウネ。
快楽に堕ちる香理奈。
しかし、そこにレフリーが戻ってきた。
レフリー:コラ!真面目に戦え。
レフリーは両者に注意を与えて引き離すと試合を再開させようとしているが、アメリカの主催者であるブルーがクレームをつけた。
ブルー:ユー!何様のツモリ!セッカクの楽しい時間ナンダカラ勝手に止めるんジャナイワヨ!
至極の時間を遮られて激怒するブルーの迫力に恐怖するレフリー。
しかし、ブルーも今は試合の時間である事を思い出して我に返った。
ブルー:OK、試合に戻りマショウ。
レフリーはブルーの機嫌が戻ったからと試合を再開させた。
『ファイト』
一旦、両者は気持ちを切り替えようと自陣のコーナーに戻るとファイティングポーズをとってリング中央に帰ってきた。
再び瞳に闘志を滾らせた香理奈とブルーは蹴り合っていく。
バシィ、バシッ、バキッ、バシィ、バキィ、
激しくハイキックを打ち合うブルーと香理奈。
やはりブルーが優勢だが、香理奈も何とか対応している。
しかし、戦いを楽しむ余裕があるブルーに対して、香理奈は必死の形相で何とか食らいついている現状だ。
場内の視線はパンツを脱がされて全裸になって戦う香理奈に注がれているが厳しい戦況となっている。
120%の力を出し切って戦う香理奈は限界が近づいてきている。
ブルー:ウウゥゥ~~、
しかし、ブルーも若返り錠剤の効力が切れてきた様だ。
ブルー:オウゥゥゥゥゥーーーーーーーーー!!!!
ブルーは“雌叫び”を上げると60歳の今のボディに戻ってしまった。
ブルー:ハア、ハア、ハア、カラダ戻ってしまったワ。しかも反動でカラダが重たいワ。
ブルーの変調に一旦離れる両者。
ブルーは明らかに体に異常をきたしているので、メディカルが入った。
ドクター:ブルー、コレハ危険ダ。今すぐ試合をストップさせよう。
ブルー:コンナ下らない事で試合はストップなんかシナイワ。
ブルーはドクターを跳ね除けると試合を続行させた。
『ファイト』
試合は再開させられるが、ブルーは尋常ではない量の汗をかいて体から湯気も出ている。
観客もブルーの体調を心配しているが、香理奈はラストスパートだと気合を入れ直すと満身創痍の肉体に鞭を打って前に出てきた。
戦うというよりは立っているのがやっとという状態のブルーはファイティングポーズをとる事すらままならないが、逃げずに香理奈の前に立っている。
香理奈は肉体に力を込めるとハイキックをブルーの側頭部に打っていった。
バキィィ、
香理奈の強烈なハイキックがブルーの側頭部にクリーンヒットすると一撃で倒れるかと思われたが、ブルーは立っている。
ブルーの神通力に驚く場内。
香理奈はブルーが立っている限りは攻撃しようとハイキックを連打していく。
バキィィ、バキィィ、バキィィィ、
香理奈はパワフルなハイキックを連打していくとブルーは白眼を剥いて失神して倒れた。
『カーンカーンカーン』
力尽きて倒れたブルーは口から泡を吹き出して体を痙攣させている。
『勝者:香理奈』
勝利した香理奈はブルー相手に初勝利を上げて喜んでいる半面、ブルーの状態を心配している。
ブルーは辛うじて意識を取り戻すとセコンドに入っているドクターに指示を出した。
ドクターは何やら拒んでいるが、ブルーが凄むと渋々了承した様で、注射器をブルーの腕に刺した。
1分程で立ち上がるブルー。
青色吐息だったブルーが平然とした様子で立ち上がった事に驚く場内。
ドクター:本意ではない。この注射はあくまでその場凌ぎじゃ、必ず反動がくる。しかも既に若返りの錠剤を2錠も飲んでおる。その反動は想像を絶する。
ブルー:どうでもイイオシャベリはそこまでヨ、ドクター。ワタシはアメリカの地下リングの主催者として香理奈にブルーメダルを贈呈しなければナラナイワ。
周囲を黙らせるブルー。
香理奈は心配そうな表情をしているが、ブルーは香理奈にも声をかけた。
ブルー:香理奈、私を心配する必要はナイワ。どうせワタシも短いんだからここでブルーメダルを賭けて香理奈と戦えた事は嬉しいワ。
香理奈:私も若返ったブルーと戦えて光栄です。
ブルー:香理奈も満足してくれた様ネ。それじゃあブルーメダルを送るわ。
ブルーはそう言うと青く光り輝く“ブルーメダル”を香理奈の首にかけた。
『ブルーメダルウイナー:香理奈』
香理奈は首にかけられたブルーメダルを誇らしげにアピールするとブルーと肩を組んでみせた。
ブルー:これでアナタもブルーメダルの保持者ヨ。サア、香理奈。ワタシは試合の後付き合うのは無理みたいネ、カラダが限界よヨ。そのメダルをかけて花道を華々しく帰りなさい。
香理奈はブルーに笑顔で頷くと堂々とリングを去っていった。
主催者の部屋に訪れていたのは香理奈だ。
青樹愛との激闘のダメージも癒えて主催者と“交渉”に訪れている。
香理奈は全裸で主催者を仰向けに押し倒すと上に跨がっている。
香理奈:最近全然私の試合組んでくれないじゃない。私の試合も組みなさいよ。
主催者:何を言っとるんじゃ。お前も青樹愛との試合で疲れたじゃろ。万全になるまでは休んでおれ。
香理奈:私を甘くみないで、もうフルパワーで戦えるわ。
香理奈はそう言うと体に力を入れてパンプアップさせて見せた。
香理奈:元レスラーのあなたなら分かるでしょ。私の体が最高だっていう事が。
主催者:う~む、その通り。やはり香理奈が最高じゃな。
目をハートマークにさせて酔いしれる主催者。
香理奈:こんなに体仕上げてるんだから早く私の為のビックマッチ組みなさいよ!
主催者:しかし、それとこれとは別の話。
香理奈:同じでしょ。つべこべ言うんだったらこうするわ。
香理奈はするするとポジションを上げると大蛇の様に脚を主催者の首に巻きつけて締め上げていく。
主催者:ぐえぇぇ、
香理奈:ビックマッチ組まないと締め落とすわよ。
そう言うと香理奈は少しだけ緩めた。
香理奈に絞められて限界がきている主催者。
主催者:わかった、わかった、試合を組もう。
香理奈:OK、交渉成立ね。それで誰と試合を組んでくれるの?
とりあえず逃れる為に言った主催者は言葉に窮している。
主催者を睨みつける香理奈。
ガチャン、
しかし、そこに誰かが入ってきて救いの手が差し伸べられた。
部屋に入ってきたのはアメリカの地下リングの主催者のミズティーブルーだ。
ブルー:ハーイ、香理奈。久しぶりネ。
突然部屋に入ってきたブルーに驚く香理奈と主催者。
ブルー:ユーは全然ダメネ。団体のエースがビックマッチを求めてるならすぐに応えてあげないと。香理奈、試合の相手、ミーはどう?
香理奈との試合を申し出るブルー。
すると香理奈は立ち上がってブルーとの距離を詰めていく。
香理奈:良いわよ、申し分無い相手だわ。
ブルー:香理奈、どうせなら“ブルーメダル”を賭けてヤリマショウ。
香理奈:私がブルーメダルの試合を戦えるの
“ブルーメダル”というフレーズに反応する香理奈。
ミズティーブルー:ワタシが管理する最高のタイトルよ。
ブルーはそう言うと体をパンプアップさせた。
60歳を超えたブルーの肉体に驚く香理奈だが、興奮している。
香理奈:最高の試合になりそうだわ。
ブルー:ハードなバトルになるワヨ。
香理奈:いくらブルーが相手とはいえ、ここは日本のリング。エースの私が60歳を超えた女に負ける訳にはいかないわ。
仲の良い香理奈とブルーだが、火花を散らしている。
こうして「香理奈VSブルー」のKー1ルールでの“ビックマッチ”が決まった。
《ブルーメダル決戦・ミズティブルーVS香理奈》
“ブルーメダル”を賭けた香理奈とミズティーブルーの一戦が行われる。
“ブルーメダル”とはアメリカの地下リングの主催者・ミズティーブルーが認めた試合に勝利した者にのみ与えられるタイトルで、ブルーとしては最も価値あるタイトルと見做している。
ルールは基本的にはK-1ルールだが、グローブの装着は無しで行われる。又、ラウンド制は無く、完全ノックアウトシステムで行われる。
香理奈とブルーは以前アメリカのリングでもK-1ルールで対決しており、香理奈の4敗と一度も勝ててないが、香理奈としては年齢的にも力が逆転した事を日本の地で示したいと相当気合いが入っている。
場内のスクリーンにもアメリカの地下リングではブルーの方が優位であるデータが紹介されると、観客は驚いている。
『赤コーナー ミズティーブルー』
ブルーは名前と同様にブルーのパンツを履いて登場してきた。
もう60歳を越えているとあって、トップレス姿にも歓声は起こらないが、観客としてはアメリカの地下リングの主催者の実力がどんなものなのか興味を抱いている。
『青コーナー 香理奈~』
香理奈も青のパンツを履いて出てきた。
地下リングのエース・香理奈の登場に観客は歓声をあげている。
両者は共にブルーのネイルが塗られた手に凶器等は持ってないかレフリーからチェックを受けている。
ブルー:香理奈、ユーと日本で勝負出来るのは嬉しいワ。
香理奈:私もよ、試合が決まってからは今日まで体を限界まで鍛えたから楽しみだわ。
ブルー:日本の皆さん、ワタシたちの試合。女の試合と思わない事ネ。男の試合も越える試合になるわ。
場内のボルテージが上がってきた。
香理奈とブルーはブルーのネイルが塗られた手を握り締めた。
『カーン』
試合が始まるとスタンダードにファイティングポーズをとるブルーと香理奈。
ステップを踏みながら様子を探り合っているが、香理奈が先にハイキックを打っていった。
ブルーが避けて空振りに終わるが、香理奈もすぐに体勢を立て直して向かい合っている。
外れたものの鋭いハイキックを繰り出して香理奈の状態の良さが伺える。
積極的な香理奈はブルーの太ももにローキックを打っていった。
バシィ、
香理奈のローキックがヒットするとその威力からか場内に衝撃音が鳴り響いた。
香理奈は効いていると見てもう1発、ブルーの太ももにローキックを打っていった。
バシィ、
香理奈に蹴られて太ももを赤く腫らすブルーだが、表情には余裕がある。
するとベテランでスロースターターのブルーが前に出てくると香理奈のボディにミドルキックを打っていった。
バシィ、
香理奈:んん、
ブルーの重たいミドルキックが香理奈のボディに突き刺さると呻き声をあげる香理奈。
ブルーは距離を詰めると香理奈の顔面にパンチを打っていくが、香理奈は避けるとカウンターのパンチをブルーの顔面に打っていくもブルーはガードして防いだ。
一進一退の攻防となる香理奈とブルー。共に一撃に威力があるだけに緊張感のある展開が続いている。
ブルーは香理奈のスピードを止めようとローキックを打っていった。
バシィ、
ブルーのローキックを受けて表情を歪める香理奈。
ブルーはハイキックで香理奈の側頭部を狙っていくと香理奈はガードして防いでいるが、ブルーのキック力に押されている。
後退する香理奈を追いかけるブルーは香理奈の顔面にパンチを打っていった。
バキィ、
今度はガードが間に合わずブルーの素手でのパンチを顔面に喰らう香理奈。
ブルーはもう1発、香理奈の顔面にパンチを打っていくが、香理奈は避けるとミドルキックをブルーのボディに打ち返していった。
バシィ、
ブルー:オウッ、
香理奈のミドルキックに動きが止まるブルーだが、香理奈もダメージがあるので、一旦体勢を立て直している。
ファイティングポーズをとって向かい合うブルーと香理奈。
距離が詰まってくると両者はハイキックを打っていった。
バキィィィィィ、
互いのハイキックが空中で激突すると物凄い衝撃音が場内に鳴り響いた。リング中央でパワーとパワーがぶつかり合っている。
“ハイキック・パワー対決”を制したのは香理奈で、ブルーは気圧されると何とか踏ん張ったもののコーナーに背中を着けている。
すると香理奈はもう1発ハイキックを打っていくとブルーの側頭部にヒットした。
バキィィィ、
狙い澄ました香理奈のハイキックがブルーの側頭部を撃ち抜くとブルーは倒れ込んだ。
ダウンを奪った香理奈は一呼吸置いてから自陣コーナーに戻った。
迫力のぶつかり合い日本のエースがアメリカの地下リングの主催者を倒したとあって盛り上がる場内。
しかし、ミズティーブルーは険しい表情になりながらも立ち上がった。
睨み合うブルーと香理奈。
ブルー:ハア、ハア、ハア、流石香理奈ネ。アナタの勝ちヨ、“今のワタシ”では敵わないワ。
ブルーはそう言うとセコンドから錠剤を2粒受け取った。
香理奈:その錠剤は何?
香理奈は観客と同じ質問をぶつけた。
ブルー:コノ錠剤は1粒で5分だけ10年、体を若返らせる事が出来るワ。ホントハ3粒飲みたいところダケド、体の負担が大きすぎるカラネ。ツマリ2粒飲めば、40代の体で戦えるワ。
観客が反則ではないかとブーイングを飛ばすとレフリーも止めようとするが、香理奈が制した。
香理奈:面白そうね。折角だから最強のブルーと戦いたいわ。
香理奈の発言に盛り上がる場内。レフリーも渋々認めている。
ブルー:流石ネ。ワタシもコノ錠剤を飲むのは久しぶりヨ。ブルーメダルの挑戦者に認めた女ダワ。
ブルーはそう言うと錠剤を飲み込んだ。
ブルー:アアアアアア~~~~~!!!
ブルーは身を屈めて吠えるとみるみる体が若返っている。
ブルー:ハアハア、待たせたワネ。サア試合を再開シマショウ。
体が一回り大きくなり、筋肉量も大幅に増えたブルーが現れた。
若返ったブルーのトップレス姿に観客は興奮して歓声があがっている。
『ファイト』
試合が再開されるとインターバルを経て体をリフレッシュさせた香理奈は勢いよくブルーに向かっていった。
香理奈はパンチやキックと強烈な打撃をブルーに浴びせていく。
バシ、バキッ、バシィ、
ガードを固めて防戦一方になるブルー。
場内は香理奈の打撃の乱舞に盛り上がっている。
攻撃を受け続けるブルーだが、ガードを固めて表情は変わらない。
香理奈は波に乗って攻撃を続けるが、ブルーはカウンターのパンチを香理奈の顔面に打っていった。
バキィィィ、
香理奈:あうぅ、
ブルーのパンチ1発で鼻血を吹き出す香理奈。
これには観客も驚いている。
ブルー:香理奈、アナタは強いわ。デモ、若返ったワタシには敵わないワ、ソレニ若い頃のワタシは今ほど優しくないワヨ。
ブルーはそう言うと動きが止まった香理奈に襲いかかってきた。
ガードを固める香理奈にブルーはハイキックを打っていった。
バキィィ、
ガードの上からでも威力のあるハイキックに腕が痺れる香理奈。
ブルー:マダマダ行くワヨ~。ワタシは戦う事が大好きなんだから。
香理奈:私だって負けないわ!ハアアァァ!!
余裕のブルーに対して、気合いを入れ直す香理奈。
両者はリング中央でぶつかり合うと壮絶なハイキックの打ち合いになっていく。
バキィ、バキッ、バシィ、バキッ、バシィ、バキィ、バキィ、バキッ、バシィ、
得意のハイキックで華麗に蹴り合う香理奈とブルーだが、優劣はすぐに着いた。
ブルーが威力、手数共に香理奈を上回っている。
香理奈:(パワー、スピード、テクニック、どれも敵わない・・)
日本では最強の香理奈が圧倒されるのを見て静まり返る場内。
香理奈がフラフラになってガードも覚束無くなるとブルーのハイキックが香理奈の側頭部を一閃した。
バキィィィ、
力無く倒れる香理奈。
パワーを見せつけたブルーは肉体をパンプアップさせてアピールしている。
観客はエースの香理奈でも太刀打ち出来ないと感じて呆然としている。
何とか立ち上がってファイティングポーズをとる香理奈だが、既に汗をびっしょりとかいて肩で息をしていて、文字通り青息吐息では勝ち目は無さそうに見える。
『ファイト』
試合が再開されるとブルーは一直線に距離を詰めてきた。
身構える香理奈だが、ブルーはストレートに香理奈の顔面にパンチを打っていった。
バキィ、
香理奈はシンプルな攻撃にも対応出来ずにパンチを喰らって鼻血を酷くさせている。
崩れかかる香理奈。
ブルーは香理奈の髪の毛を掴んで、スタンディングの状態を維持させるとボディにパンチを打っていった。
ドス、
香理奈:んん、
香理奈は呻き声をあげて口をパクパクさせるとガードは完全に下がっている。
ブルー:最初はアンナに強かったのに今は可愛い女の子にナッテルワヨ。
ブルーは香理奈のボディにパンチを連打して抉っていく。
ドス、ボシュ、バシィ、
サンドバック状態になる香理奈。
ブルーはお気に入りの香理奈が相手だが、若返って凶暴になったのか残酷な攻めを展開している。
香理奈が痛めつけられて場内からは悲鳴があがっている。
ブルーは香理奈のボディを膝蹴りで突き刺していった。
ボシュュ~~、
香理奈:ぐええぇぇ、
嗚咽を漏らしながら体をビクンと震わせる香理奈。
ブルーは掴んでいた香理奈の髪の毛を離すと香理奈は膝から崩れ落ちた。
ブルーのあまりの強さに衝撃が走る場内。
レフリーはカウントをとるが、何とブルーはレフリーを弾き飛ばしてカウントを自ら止めた。
ブルー:ジャマヨ、ワタシと香理奈の戦いにレフリーなんてイラナイワ。タップリと戦いを楽しむワヨ。
ブルーはそう言うと香理奈の髪の毛を掴んで無理矢理立ち上がらせると抱き締めた。
ブルー:40代の肉体で香理奈の肉体を楽しみたいわ。
香理奈の肉体を貪るブルー。
両者の肉体が密着すると互いの肉体を感じ合っている。
香理奈:(物凄い肉体、こんな化け物と戦ってたなんて・・。私も並みの男よりは強い体なのに遥かに超えてるわ。)
ブルーの肉体に愕然とする香理奈。
ブルー:香理奈、ヤッパリイイ体してるワネ。回復させてアゲルワ。それからもう一度戦いマショ。
香理奈の体を抱き締めながら揉み解していく。
ブルーのパワーの前に全く抵抗出来ない香理奈。
ブルーは香理奈にキスをすると香理奈のパンツを破ると穴に指を入れていった。
香理奈:アアアアァァァーーー!!!
ブルーの指が肉体の奥地の秘境に到達すると絶頂する香理奈。
ブルー:艶やかな音色ダワ。コレデ体が回復するからまだまだ戦えソウネ。
快楽に堕ちる香理奈。
しかし、そこにレフリーが戻ってきた。
レフリー:コラ!真面目に戦え。
レフリーは両者に注意を与えて引き離すと試合を再開させようとしているが、アメリカの主催者であるブルーがクレームをつけた。
ブルー:ユー!何様のツモリ!セッカクの楽しい時間ナンダカラ勝手に止めるんジャナイワヨ!
至極の時間を遮られて激怒するブルーの迫力に恐怖するレフリー。
しかし、ブルーも今は試合の時間である事を思い出して我に返った。
ブルー:OK、試合に戻りマショウ。
レフリーはブルーの機嫌が戻ったからと試合を再開させた。
『ファイト』
一旦、両者は気持ちを切り替えようと自陣のコーナーに戻るとファイティングポーズをとってリング中央に帰ってきた。
再び瞳に闘志を滾らせた香理奈とブルーは蹴り合っていく。
バシィ、バシッ、バキッ、バシィ、バキィ、
激しくハイキックを打ち合うブルーと香理奈。
やはりブルーが優勢だが、香理奈も何とか対応している。
しかし、戦いを楽しむ余裕があるブルーに対して、香理奈は必死の形相で何とか食らいついている現状だ。
場内の視線はパンツを脱がされて全裸になって戦う香理奈に注がれているが厳しい戦況となっている。
120%の力を出し切って戦う香理奈は限界が近づいてきている。
ブルー:ウウゥゥ~~、
しかし、ブルーも若返り錠剤の効力が切れてきた様だ。
ブルー:オウゥゥゥゥゥーーーーーーーーー!!!!
ブルーは“雌叫び”を上げると60歳の今のボディに戻ってしまった。
ブルー:ハア、ハア、ハア、カラダ戻ってしまったワ。しかも反動でカラダが重たいワ。
ブルーの変調に一旦離れる両者。
ブルーは明らかに体に異常をきたしているので、メディカルが入った。
ドクター:ブルー、コレハ危険ダ。今すぐ試合をストップさせよう。
ブルー:コンナ下らない事で試合はストップなんかシナイワ。
ブルーはドクターを跳ね除けると試合を続行させた。
『ファイト』
試合は再開させられるが、ブルーは尋常ではない量の汗をかいて体から湯気も出ている。
観客もブルーの体調を心配しているが、香理奈はラストスパートだと気合を入れ直すと満身創痍の肉体に鞭を打って前に出てきた。
戦うというよりは立っているのがやっとという状態のブルーはファイティングポーズをとる事すらままならないが、逃げずに香理奈の前に立っている。
香理奈は肉体に力を込めるとハイキックをブルーの側頭部に打っていった。
バキィィ、
香理奈の強烈なハイキックがブルーの側頭部にクリーンヒットすると一撃で倒れるかと思われたが、ブルーは立っている。
ブルーの神通力に驚く場内。
香理奈はブルーが立っている限りは攻撃しようとハイキックを連打していく。
バキィィ、バキィィ、バキィィィ、
香理奈はパワフルなハイキックを連打していくとブルーは白眼を剥いて失神して倒れた。
『カーンカーンカーン』
力尽きて倒れたブルーは口から泡を吹き出して体を痙攣させている。
『勝者:香理奈』
勝利した香理奈はブルー相手に初勝利を上げて喜んでいる半面、ブルーの状態を心配している。
ブルーは辛うじて意識を取り戻すとセコンドに入っているドクターに指示を出した。
ドクターは何やら拒んでいるが、ブルーが凄むと渋々了承した様で、注射器をブルーの腕に刺した。
1分程で立ち上がるブルー。
青色吐息だったブルーが平然とした様子で立ち上がった事に驚く場内。
ドクター:本意ではない。この注射はあくまでその場凌ぎじゃ、必ず反動がくる。しかも既に若返りの錠剤を2錠も飲んでおる。その反動は想像を絶する。
ブルー:どうでもイイオシャベリはそこまでヨ、ドクター。ワタシはアメリカの地下リングの主催者として香理奈にブルーメダルを贈呈しなければナラナイワ。
周囲を黙らせるブルー。
香理奈は心配そうな表情をしているが、ブルーは香理奈にも声をかけた。
ブルー:香理奈、私を心配する必要はナイワ。どうせワタシも短いんだからここでブルーメダルを賭けて香理奈と戦えた事は嬉しいワ。
香理奈:私も若返ったブルーと戦えて光栄です。
ブルー:香理奈も満足してくれた様ネ。それじゃあブルーメダルを送るわ。
ブルーはそう言うと青く光り輝く“ブルーメダル”を香理奈の首にかけた。
『ブルーメダルウイナー:香理奈』
香理奈は首にかけられたブルーメダルを誇らしげにアピールするとブルーと肩を組んでみせた。
ブルー:これでアナタもブルーメダルの保持者ヨ。サア、香理奈。ワタシは試合の後付き合うのは無理みたいネ、カラダが限界よヨ。そのメダルをかけて花道を華々しく帰りなさい。
香理奈はブルーに笑顔で頷くと堂々とリングを去っていった。