《地下リングトークショー・香理奈&蒼野楓》
地下リングのトークショーが行われている。出演者は香理奈と蒼野楓だ。ビキニ姿でマイクを持って椅子に座っている。
2人は地下リングでのファイトを通じて交友があるので、和やかな雰囲気になっている。
話題は共にKー1ビューティーマックスの優勝経験者という事で、K-1の話題で盛り上がってトークショーが進むといよいよファンからの質問コーナーとなった。
最初に手を挙げたのは中年男性だ。
中年男性:香理奈さんも蒼野楓さんもハイキックを見せて貰えませんか?
司会:香理奈さん、蒼野楓さん、ファンからのリクエストですが、宜しいでしょうか?
中年男性からの要求に苦笑いしながらも目を合わせて頷く香理奈と楓。
最初に前に出てきたのは香理奈でファンの前に出ると笑顔で右脚を振り上げて綺麗な弧を描いて一閃するとファンから歓声が上がっている。
そして、香理奈に場所を譲られて楓がファンの前に出てきて空手仕込みの力強いハイキックを見せると再び拍手が沸き起こる。
華麗なハイキックの競演に盛り上がると次は大学生くらいの若い男性が手を上げた。
若い男性:それじゃあ、どっちのハイキックが強いんですか?
興奮気味に質問する若い男性だが、流石にトークショーとあって香理奈と楓もたじろいでいる。
するとそこに地下リングの主催者が割り込んで来た。
主催者:今のご質問待っておりました。香理奈と蒼野楓のハイキック対決ですが、実現させましょう。ルールは簡単。Kー1ルールでパンチは無し。ひたすらキックのみで戦ってもらう。やはり互いに万全の状態で勝負して欲しいので、決戦の日は2週間後とする。
主催者の提案に盛り上がる観客。
香理奈:今の質問はヤラセかしら?でもやってやるわ。私のハイキックが一番強い事を証明するわよ。
楓:ハイキック勝負なら誰にも負けないわ。
互いにプライドを覗かせる両者。
主催者:それではパンチを打てない様にこの特注グローブを着けて戦ってもらう。
主催者はそう言って黒服に持って来させたのは片方だけで重さが5kgあるグローブでパンチは打てないし、打てても柔らかいクッションがあるので、全く効かない。
香理奈:そんなの要らないわ、動きが悪くなるだけよ。
楓:互いのプライドがルールよ。
香理奈と楓に観客から拍手が沸き起こる。
香理奈:それに素手だったらこんなのも出来るわよ。
香理奈はそう言って黒服に近寄ると両肩を掴んで引き付けると膝蹴りを打ち込んだ。
ボシュ、
黒服:ぐえっ、
香理奈の強烈な膝蹴りを見た観客もこちらの方が良いと歓迎していると主催者も折れて素手でのファイトにルールを変更する様だ。
こうして香理奈VS蒼野楓のKー1ルールでの“ハイキック対決”が実現する事となった。
両者は決戦の日に向けてトレーニングに励む事となる。
《試合当日》
地下リングを代表するKー1女優という事で、会場は既に超満員になっている。
脚の長さでは楓に分がありそうだが、太ももの筋量では香理奈が勝っていそうだ。
Kー1ルールでは3度戦っており、香理奈が2勝1敗と勝ち越しているが、互いにベストコンディションでの試合は早々無いので、共に気合いが入っている。
観客は展開を予想しながら待っているといよいよ選手入場となった。
『赤コーナー 169cm 82-58-86 蒼野楓~』
楓は青のパンツにお気に入りというブルーのネイルをしてリングに登場してきた。
やはり脚に注目がいくが、楓は落ち着いてリングに入るとコーナーに肘を掛けて香理奈の登場を待っている。
『青コーナー 176cm 80-58-88 香理奈~』
香理奈は青のパンツに勝負ネイルのブルーのネイルをして出てきた。
リングに入るとファンサービスとばかりにハイキックを見せると早くも観客は喜んでいる。
レフリーからルールをもう1度簡単に説明されると両コーナーに分かれて相手を睨み合う楓と香理奈。
『カーン』
ゴングが鳴ると拳を突き合わせてから試合を始める香理奈と楓。
ファイティングポーズをとって相手の動きを伺うと香理奈は早速ハイキックを打っていくが、楓はガードして防ぐとハイキックを打ち返していった。
しかし、香理奈もしっかりガードしている。
両手がパンチ出来ない分、ガードに専念するので、ガードが固くなる両者。
2人共、それに気付いた様で、ローキックで先ずは脚を止めようとローキック合戦になっていく。
バシ、バシ、
脚を蹴り合う楓と香理奈。
フットワークを利かせて出来るだけ相手のローキックは受けたくないが、逃げ切れずに脚にローキックがヒットしている。
すると香理奈が角度を上げてミドルキックを打っていった。
バシィ、
香理奈のミドルキックを喰らって体を捩らせる楓。
香理奈は楓の体勢が崩れかかったところで、思いきってハイキックを打っていくと楓はガードするが、ガードの上からでも香理奈のハイキックは効いている様で、ふらついていると香理奈は一気にハイキックを連打して畳み掛けていく。
ガードを固める楓だが、コーナーに押し込まれて香理奈にハイキックを連打されると苦しそうな表情を浮かべている。
バシィ、バキィ、バキィ、
香理奈の強打に盛り上がる観客。
楓もクリンチで逃れようとするが、先に香理奈のハイキックが楓の側頭部にヒットした。
バキィ、
コーナーにもたれ掛かりながらダウンする楓。
ダウンを奪った香理奈はガッツポーズをしているが、まだ勝負は決まってないからと落ち着いて自陣コーナーに戻った。
楓もいきなりダウンを奪われて驚いているが、勢いに押されてのダウンだからと気持ちを切り替えてファイティングポーズをとっている。
『ファイト』
試合が再開されると香理奈が攻め急がない様に落ち着いて入るのに対して楓は押し込まれない様に勢い良く攻めて来た。
バシ、バシ、
香理奈はガードするが、楓のハイキックもガードの上からでも威力がある。
香理奈はダウンを奪われたばかりの楓が攻めてきて驚いているが、香理奈もハイキックを打っていくとハイキックの打ち合いになっていく。
バシィ、バキィ、バキィ、バシィ、バシィ、
時折互いのハイキックがぶつかり合って“空中戦”になっていく。
迫力のある展開に観客は盛り上がっているが、ここで1ラウンド終了のゴングが鳴った。
『カーン』
1ラウンドが終わるとコーナーに戻る香理奈と楓。
香理奈がダウンを奪ったものの楓も盛り返してきたので、勝負はまだまだわからない。
ハイキックの連打で脚を振り上げるので、脚の疲労も溜まってきている。
両者は短いインターバルで呼吸を整えると2ラウンドへと向かった。
『カーン』
2ラウンドが始まった。
楓と香理奈は1ラウンドの終盤と同様にハイキックを打ち合っていく。
バキィ、バキィ、バキィ、
両者は脚を空中でぶつけ合うので、脚に青紫色の痣を作りながらも蹴り合っている。
汗をびっしょりとかく香理奈と楓。
両者は徐々に近寄って距離が詰まると互いに両肩を掴み合っていく。
楓は香理奈のボディーに膝蹴りを打ち込んでいく。
ボシュ、
表情を歪める香理奈だが、香理奈も楓のボディーに膝蹴りを打っていった。
ボシュ、
苦しそうな表情になる楓。
両者は互いの両肩を離さずに膝蹴りを打ち合っていく。
ボシュ、バシィ、ボシュ、ボシュ、
喘ぎ声を上げながらも相手のボディーに膝蹴りを打ってスタミナを削り合う香理奈と楓。
2人とも脚を小刻みに震わせていると苦しくなったのか同じタイミングでクリンチをして攻撃を止めている。
香理奈:ハアハアハアハアハアハア、
楓:ハアハアハアハアハアハア、
抱き合ったまま息を荒くする楓と香理奈。
両者共にダメージが大きい様で、険しい表情になっているが、レフリーの指示で一旦離れた。
『ファイト』
試合が再開されると再びファイティングポーズをとる楓と香理奈。
パンチが打てないので、攻撃を全て脚で行うのだが、楓は疲れてきたのか利き脚の右脚ではなく左脚でハイキックを打っていった。
バシ、
香理奈はガードはしていたが、予測していなかったので、ふらついていると楓が攻め込んできた。
前に出てくる楓に対して、香理奈もハイキックを打ち返していくが、一度体勢が崩れかかった香理奈は分が悪い様で、楓のハイキックが香理奈の顔面を捉えていく。
バシィ、バキィ、
コーナーを背にする香理奈の顔面に楓は叩きつける様にしてハイキックを打っていった。
バシィィ、
すると楓の右足の裏が香理奈の顔面を踏みつけている状態で試合が止まっている。
楓は更に右足の親指を香理奈の口に押し込んでいった。
楓:私の方が脚が長いからこんな事が出来るのよ。
得意気な楓に対して、香理奈は屈辱的な状態に怒りを爆発させている。
香理奈:足、退かせなさいよ!
香理奈はそう言うと前蹴りで楓を引き離していった。
ハイキックの連発で疲労していた両者だが、楓の挑発で一気にヒートアップして再びリング中央でのハイキック合戦になっていく。
香理奈も楓も180度開脚のハイキックの連発に場内も盛り上がっている。
バシィ、バシィ、バシィ、バシィ、バシィ、
互いにガードをしていてクリーンヒットは無いもののハイキックはガードの上からでも威力があり、我慢比べになっている。
『カーン』
ゴングが鳴るとまだ蹴り合いたそうにしている楓と香理奈だが、2ラウンド終了のゴングにやむを得なく自陣コーナーに戻った。
両者共に勝ち気な表情とは裏腹にハイキックで振り上げた脚に疲労が溜まってきて悲鳴を上げている様で、セコンドにマッサージを受けて回復に努めている。
『カーン』
香理奈と楓は最終ラウンドだからと気合いを入れ直してリング中央に帰って来るとゴングが鳴った。
香理奈は顔面を踏みつけられたのが余程気に入らなかったのか勢い良く攻めていくと楓も迎え撃つ。
バシィ、バキィ、バキィ、バシィ、
ずっと同じ様にハイキックを打ち合う展開だが、激しいハイキックの競演に観客は飽きずにヒートアップし続けている。
鋭いハイキックを武器に戦ってきた楓だが、脚に疲れが溜まってきて脚が振り上がらなくなってきた。
一方の香理奈も疲れてはきているが、楓に対して太ももの筋量が多いので、まだ動けている。
香理奈は楓の脚が上がらなくなってきたのを感じて逆にペースアップすると楓はついていけない。
バシィィ、バキィィ、
香理奈の気合いの入ったハイキックが楓のガードの上からヒットすると楓は押し込まれていく。
楓:(私、脚がもう上がらないのに・・)
香理奈:さっきのラウンドで私にあんなに失礼な事したんだからお返しさせてもらうわよ。
香理奈はそう言うとコーナーに押し込んだ楓の顔面に自分がされたのと同じように右脚を振り上げると足の裏で楓の顔面を踏みつけていった。
楓:あぁ、あぁ、あうぅ、
香理奈:私の脚はどうかしら?
香理奈は楓の口に親指を押し込んでいくが、楓に跳ね返す体力が残っていない。
香理奈は脚をグイグイ揺すって楓の顔面に足の裏を押し付けていくが、試合が止まっているからとレフリーが一旦両者に離れる様に指示を出した。
『ストップ』
香理奈は試合を止められた事に不満気だが、切り替えてファイティングポーズをとっている。
一方の楓は脚に不安があるのか、香理奈のファイティングスピリッツに驚いている。
『ファイト』
試合が再開されると香理奈は時間がもうあまり無いからとパワーを残す事が無いようにと前に出ると楓も最後の力を振り絞ってハイキックを打っていく。
バシィィ、バキィ、バシィ、
香理奈と楓のハイキックが空中で入り乱れるが、やはり楓は脚に力が入らないのか香理奈に押されている。
いつの間にか再びコーナーを背にする楓。
ガードを固める楓に対して香理奈はハイキックを連発していくと楓はサンドバックにされていく。
バシィィ、バシィィ、バシィィ、
香理奈の強打に盛り上がる場内。
次第に楓は香理奈のハイキックに耐えきれなくなってガードが下がってくると香理奈のハイキックが楓の側頭部にヒットした。
バキィィ、
楓:んん~~、
マウスピースを飛ばしてふらつく楓だが、香理奈は汗を飛ばしながら攻撃を緩めずに楓の側頭部にハイキックを打っていく。
バキィィィ、
ふらついてノーガードの楓の側頭部に香理奈のハイキックがクリーンヒットすると楓は白眼を剥いて倒れ込んだ。
『カーンカーンカーン』
楓が起き上がる気配が無いので、ゴングが鳴らされた。
豪快なKO劇に歓声が沸き起こる場内。
『勝者:香理奈』
“ハイキック頂上決戦”を制した香理奈はリング中央で何度もハイキックを振り回す演舞を披露してアピールしている。
すると楓が意識を取り戻すと疲弊した脚を震わせながらも立ち上がった。
香理奈も楓が立ち上がったのに気が付いて近寄ると健闘を讃え合って抱き合った。
その瞬間、この日一番の歓声が沸き起こった。
香理奈:蹴り合い、楽しかったわよ。こんな試合、楓が相手じゃかったら出来ないわ。
楓:ハアハア、香理奈さんが強すぎて完敗です。盛り上げようと思って顔に足の裏でタップしたら香理奈さんが怒ってメッチャ強かったです。
香理奈:私のパワーを引き出せるのは楓だけよ。今日は私が勝ったけど、楓はこれからピークが来るから頑張りなさい。
楓:香理奈さんみたいな筋肉が多い脚を目指して鍛えます。
香理奈:その意気よ、私の控室に来なさい。脚をマッサージをして上げるわ。
楓:ありがとうございます。私も香理奈さんの脚をマッサージさせて下さい。
香理奈は楓に肩を貸すと声援に包まれた場内を後にした。
《香理奈の控室》
香理奈の控室に入った香理奈と楓はペットボトルに入ったスポーツドリンクを飲み干した。
香理奈:ハア~~、汗かいたからお風呂に入りましょう。楓、入れる?
楓:ハイ、だいぶましになってきました。
パンツを放り投げた楓と香理奈は仲良く2人で湯船に浸かった。
体を癒す香理奈と楓。
香理奈:楓、そこに座りなさい。
香理奈は楓を湯船のヘリに座らせると楓の右脚を手にとってマッサージをしていく。
素早く力強い手付きで楓の脚を隈無く揉みほぐすと楓は気持ち良さそうな表情になっている。
香理奈:いい脚してるわね、羨ましいわ。
香理奈がじっくりマッサージすると今度は楓が香理奈にマッサージをすると申し出た。
楓:香理奈さん、次は私がマッサージします。
楓は香理奈と場所を交代すると香理奈の右脚からマッサージをしていく。
楓:香理奈さんの脚、筋肉が凄いです。
楓に誉められて自慢気な香理奈。
互いにマッサージし合うと風呂から出て、バスタオルで体を拭いている。
香理奈:これを着けなさい。
楓:えっ、何ですか?
香理奈が楓に手渡したのはぺ○パンで、楓は香理奈に言われるままにぺ○パンを装着すると香理奈は楓をベットに仰向けに押し倒していった。
香理奈:今日は私が勝ったから付き合って貰うわよ。楓も私のS○Xを学びなさい。
香理奈はそう言うと騎乗位の体勢に入って楓にピストンを落としていく。
自慢の脚を開脚させて上下させると激しく腰を振っていく。
パァン、パァン、パァン、パァン、
香理奈:あっ、あっ、ハアハアハア~~、
豪快な腰振りを見せる香理奈。男なら確実に逝かせているところだが、相手は無機質なぺ○パン。
いくら腰を振っても時間が経てば、香理奈の吐息が激しくなる。
パァン、パァン、パァン、
香理奈:あっ、あっ、あっ、ハアハアハア~~、
しかし、香理奈は気持ちが良いのか何度も何度も繰り返して腰を振っていく。
パァン、パァン、パァン、
香理奈は:んあ、ハアハアハア~~、
楓の体にも激しく伝わる震動。
香理奈は楓と体力の限界まで楽しもうと腰を振っていくといつまでも終わらない。