アルティメットバトルベルト3代目女王・藤原紀華の挑戦者として真っ先に手を上げたのは初代女王の香理奈だった。
アルティメットバトルベルトは自分の物と気合が入る香理奈。
紀華と香理奈はこれまで4度戦っており2勝2敗の全くの五分。
K-1ルールで香理奈の2勝1敗。プロレスルールで紀華の1勝。
まさしくこのアルティメットバトルのリングで雌雄を決する事となる。
『赤コーナー 171cm 88-60-89 藤原紀華~』
『青コーナー 165cm 80-58-88 香理奈~』
紀華も香理奈も共にブルーのネイルで登場してきた。
共に鍛え上げられた肉体を持つ者同士の一戦。特に香理奈は年齢も30歳とピークにあり、芸能生活も休止中で、トレーニングをする時間が豊富にあり絶好のコンディションでタイトルマッチを迎える事となった。
リング中央で睨み合う香理奈と紀華。
地下リングを沸かせてきた両者だけに場内に緊迫した空気が流れている。
『カーン』
ゴングが鳴ると香理奈は自らの肉体に自信があるのか力比べを誘っている。
紀華も当然自らのパワーを証明すべく誘いに乗ると両者は檻の中央で力比べになっていく。
会場の真ん中で押し合う2人の美女。
観客は固唾を飲んで見守るが、軍配は仕掛けた香理奈に上がった。
香理奈は紀華を押し込んでいくとパワーを誇示して紀華の背中を鉄格子に押し付けていく。
一旦、クリーンに離れた香理奈は檻の中央に戻って挑発気味に手招きしている。
紀華:調子に乗るんじゃないわよ。
怒る紀華は猛然と突っ込んでいくと香理奈と取っ組み合いになっていく。
相手を倒そうとする両者だが、ここは紀華が意地で香理奈を押し倒していった。
サイドポジションを奪って優位なポジションをとった紀華は膝を香理奈のボディーに打ち込んでいく。
ドス、
顔を歪める香理奈だが、下からバランスを崩して逃れると素早く立ち上がった。
紀華も立ち上がると睨み合う両者。
香理奈は得意な打撃戦で勝負しようとファイティングポーズをとると無論打撃に自信がある紀華もファイティングポーズをとった。
最強の2頭の女豹の打撃戦が見れると心踊らせる観客。
バシ、バシ、
香理奈と紀華は軽くジャブを打ってタイミングを測るとよりパワーのあるキックで相手を倒そうと蹴り合いになっていく。
バシィ、バシィ、バシィ、バシィ、
鍛えられた太ももを揺らしながらミドルキックを打ち合う紀華と香理奈。
バキィ、バシィ、バキィ、
女優とは思えない強力なキックが飛び交っている。
バキィィ、
香理奈のハイキックが紀華の側頭部にヒットするとふらつきながら大の字に倒れる紀華。
香理奈は両脚を紀華の首に巻き付けると上から体重をかけてレッグスリーパーで締め上げていく。
自慢の筋肉美脚を披露する香理奈。
紀華は下からブリッジで体を浮かせようとするが、香理奈は上から体重をかけて押し潰していく。
締め上げられる紀華は苦しそうな表情になるが、もう一度ブリッジで体を浮かせると踏ん張る香理奈を跳ね除けて体勢を入れ替えて香理奈の上に乗ると逆に自らの両脚を香理奈の首に巻き付けてレッグスリーパーをかけ返していく。
逆転されて苦しい表情になる香理奈。
紀華は鍛え上げた美脚で香理奈の首を締め上げていく。
香理奈もブリッジでひっくり返そうと試みるが、鍛え上げられたボディーを持つ紀華が上から押し潰すと香理奈の背中は簡単に鉄板に押さえつけられてしまった。
諦めずに香理奈はもう一度ブリッジをすると再び触れ合う紀華と香理奈の腹筋。
香理奈は40歳を越えても尚女優最強のボディーを持つ紀華に驚いている。
紀華は今度も香理奈を押さえつけた。
締め上げられ続けて体力を消耗する香理奈は次第に焦りの表情になっていく。
香理奈は両脚を紀華のボディーに巻きつけると体を横向きに回して漸く逃れた。
香理奈:ハアハアハア、
呼吸が荒くなる香理奈。
紀華は先に起き上がると香理奈の髪の毛を掴んで起き上がらせるとバランスを崩して走らせると鉄格子にぶつかってふらつく香理奈。
紀華は再び後ろから掴まえるとバックドロップで背中から鉄板に叩きつけていった。
バターン、
グッタリと倒れ込む香理奈。
紀華は一気に畳み掛けようとパワーボムの体勢に入った。
渾身の力を込めて持ち上げようとする紀華だが、香理奈は懸命に踏ん張ると返していった。
バン、
逆に鉄板に背中を叩きつけられる紀華。しかし、香理奈もダメージが大きくてすぐに攻撃に移れない。
体勢を立て直して中央で睨み合う香理奈と紀華。
紀華は香理奈に組み付いていくが、香理奈も応戦すると取っ組み合いになっていく。
互いに相手を倒そうとする紀華と香理奈。
意地でも倒れない両者は互いに髪の毛を掴み合うとそのまま顔面の殴り合いになっていく。
バキィ、バシィ、バキィ、バシィ、
素手で顔面を殴り合って頬を紅潮させる両者。
女優の本能で互いに顔へのダメージは避けたいと考えた様で、両者は相手の殴る手を掴んで封じると両手を握り締め合っていく。
闘争心旺盛な香理奈と紀華は殴れないからと相手のボディーに膝蹴りで蹴り上げていく。
ボシュ、ドス、ボシュ、
互いの鍛えられたボディーを痛め付け合う紀華と香理奈。
ボシュュ、
香理奈:ううぅぅ~、
強靭な腹筋を誇る紀華に対して香理奈の腹筋はまだ鍛え方に甘さがあるのかダメージが大きくなっている。
ドス、
香理奈:ううぅぅ~~、
紀華:鍛え方が足りないんじゃないの?40歳を越えた私に敵わないなんて。
笑みを浮かべながら余裕の表情の紀華は香理奈を鉄格子に押しつけると膝蹴りで香理奈のボディーを串刺しにしていった。
ボシュュ~~、
香理奈:おえぇ~~、
涙目になりながら嗚咽を漏らして膝から崩れ落ちる香理奈。
紀華は体を震わせながら倒れる香理奈からマウントポジションを奪うと香理奈の顔面を殴りつけていく。
バキ、バキ、
紀華が拳を振り落とすと苦痛に表情を歪める香理奈。
しかし、香理奈は前傾姿勢になる紀華の体に抱きつくと動きを封じている。
振り払おうとする紀華だが、香理奈が組み付くと膠着状態になっていく。
香理奈は反動をつけて回転させると体勢を入れ替えるも今度は紀華が組み付いてきてパンチを打つ事が出来ない。
埒が開かないと感じたのか香理奈は立ち上がると紀華も素早く立ち上がった。
両者共に疲労が溜まっていてすぐには動けずに睨み合っている。
しばらくすると自然とファイティングポーズをとる香理奈と紀華。
パンチ、キックを繰り出して打撃戦になっていく。
バシィ、バキィ、バキィ、バシィ、
鋭い打撃が飛び交うと女優とは思えないレベルの高さに驚嘆する観客。
紀華はパンチで痛め付けたボディーを狙っていくが、先に香理奈がハイキックで紀華の側頭部を撃ち抜いた。
バキィ、
ヒットすると一瞬動きが止まる紀華。
香理奈は狙いを定めるともう一発ハイキックを打っていくが、これは避ける紀華。
紀華はカウンターで香理奈の顔面にパンチを打っていくが、香理奈はガードするとカウンターで紀華の頬にパンチをヒットさせていった。
バキィ、
顔面に強打を2発喰らってふらつく紀華。
香理奈は更に紀華の顔面にワンツーパンチを打っていく。
バシ、バシィ、
紀華は思わずファイティングポーズを解いて両手で顔を押さえている。
香理奈は踞りかけている紀華を掴まえるとブレーンバスターの体勢に入った。
必死に踏ん張る紀華だが、香理奈は豪快に投げていく。
バターーン、
背中から鉄板に叩きつけて大ダメージを負う紀華。
体を捩らせて悶える紀華に香理奈はマウントポジションを奪っていくと顔面に拳を浴びせていく。
バキ、バキィ、バキ、
険しい表情になる紀華。香里奈も疲労しているが、ここが勝負所とハンマーパンチを紀華の顔面に振り落としていく。
バキィ、グシャ、
紀華:あううぅぅ、
呻き声を上げる紀華は鼻血を吹き出している。苦しくなる紀華だが、気力で香理奈を跳ね除けた。
フラフラになりながらも起き上がる紀華。しかし、既に香理奈が立ち上がって待ち構えている。
香理奈は紀華が立ち上がるのを待ち構えていると打撃戦を仕掛けていく。
必死に応戦する紀華だが、香理奈の破壊力抜群のハイキックが続けざまに紀華の側頭部にクリーンヒットする。
バキィィ、バキィィ、バキィィ、
白目を剥いて大の字に倒れる紀華。
『カーンカーンカーン』
ゴングと同時にガッツポーズをする香理奈。
『勝者:香理奈』
女帝・紀華を破っての戴冠に香理奈は笑顔で再びベルトを腰に巻くと場内は大歓声に包まれる。
紀華の顔面を踏みつけてアピールする香理奈。
女帝・紀華を破っての女王戴冠に香理奈は喜びを爆発させている。
しばらく香理奈の歓喜の時間が流れるが、いよいよ罰ゲームの時間となった。
紀華の意識が戻ると紀華は両手を天井から吊るされたロープで縛られてサンドバックの様な状態にされている。
香理奈:私のサンドバックになって5分間耐えたら許して上げるわ。
すると観客席から特別に高い料金を支払った客が1人出てきて紀華と同様に両手を天井から吊るされたロープで縛られている。
香理奈:まずはお客様に私の打撃を披露するわ。
ファイティングポーズをとる香理奈。
バシィ、バシィ、バシィ、バキィ、
香理奈は客にやや遠慮気味ながらミドルキックで何発かボディーを蹴るとラストは得意のハイキックで側頭部を撃ち抜いた。
高々と振り上げられた香理奈の筋肉美脚に蹴られた客は嬉しそうに失神させられていく。
香理奈:ゴメンね、痛かったでしょ。サービスよ。
すると香理奈は口を開いて失神している客の口の中に足の指を突っ込んでいく。
香理奈は足を客に舐めさせて服従させていく。香理奈は客を満足させると次は紀華の方を振り向いた。
香理奈:次は紀華の番ね。私にひれ伏しなさい。
女王・香理奈はファイティングポーズをとると紀華のボディーにミドルキックを打っていく。
バシィ、バシィ、バシィ、
香理奈の強力な打撃を屈強な紀華ボディーで耐えるが、尚も香理奈の猛攻が続く。
バシィ、バシィ、バシィ、
流石の紀華もノーガードでは耐える事も難しくなっている。香理奈は紀華の体勢が崩れてきたのを見計らってトドメのハイキックを打っていった。
バキィィ、
香理奈の本気のハイキックに再び白目を剥いて倒れる紀華。
豪快な一撃に大歓声が上がる。
香理奈は倒れた紀華の開いた口の中に足の指を突っ込んでいく。
香理奈:ほら、舐めなさい。
意識を失った紀華は屈辱的な体勢で香理奈の足を舐めさせられる。紀華の意識が徐々に戻ってくるとより屈辱感が増してくる。
満足気に上から眺める香理奈はタイミングを見計らって紀華顔の上に座り込むと穴を紀華の口の上に乗せていった。
香理奈:ウォーミングアップは終わりよ。私の穴を舐めて服従しなさい。
香理奈は女王様になって紀華を責めていく。
香理奈は穴を紀華舐めさせると気持ち良さそうな表情になっていく。
香理奈の過激な責めに女帝・紀華といえども遂に崩れ落ちて涙を流している。
紀華を完全に屈伏させた香理奈は立ち上がるとベルトを肩にかけて悠然と檻から出て去っていった。
一方の紀華はショックで檻の中で大の字になって動けない。